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自分の大切な人が殺害されて
加害者が死刑判決された時、「加害者を死なせたって被害者が戻ってくる訳ではありません。加害者を死刑執行したって仕方ないのではないですか。」と言うのは、正論だと思いますか?
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正論ではありません。 刑事法の目的は、犯罪者を処罰することによって その犯罪者が二度と犯罪を侵さないようにすると ともに、 他の犯罪予備軍に対する威嚇にあります。 前者を特別予防、後者を一般予防といいます。 死刑にすれば、犯罪予備軍に対する威嚇に なります。 また、被害者遺族にしてみれば、方や無残に 殺されているのに、殺した方はのうのうと 生きのび、医衣食住つきで、天寿を全うする ことを国家が保障する、というのでは堪らない でしょう。 こういうことが繰り返されると、人々は次第に 法や国家に対する信頼感を失い、規範意識が 乱れることになります。 もっとも、死刑の威嚇力については、 死刑に犯罪抑止効果が あるのか、という議論があります。 ある、というのが多数説ですが、否定する説も 少なくありません。 ある、とする説を紹介しておきます。 死刑を廃止した国は、殺人が激増しております。 10万あたりの殺人の件数ですが。 ・英国では 0,73件 → 1、11件 ・フランス 2,68 → 4,72 ・カナダについては、アムネステイインターナショナルは、 3,09 → 2,4 と減少したと発表しました。 しかし、これは 警官殺人と一般殺人を比較したもので しかも、わざと時期を変えています。 時期を同じにして一般殺人と一般殺人をを比較すれば 1,25 → 3,03 とやはり激増しております。 尚、あの池上彰氏も、この数字に瞞されており、 死刑を廃止すると殺人が減るとしています。
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死刑の論理は知りませんが、古典的に応報など、公法的な意味があると思います。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%88%91%E7%BD%B0 wikipedeia 刑罰 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%88%91%E7%BD%B0 wikipedia 死刑 予防効果を含めてするもので、刑罰するのは国家でないと困るというのもありますが、 被害者もストックホルム症候群のようになって、基準が安定しないのかもしれません。