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義経の妻
映画やドラマで源義経は数多く取り上げられていますが、愛妾にすぎない静御前は必ずといっていいほど登場するのに、正室の郷御前はほとんど出てこないか、わずかに登場する程度のものが大半で、演じているのも無名役者のことが多いのはなぜでしょうか。 郷御前は平泉まで義経と行動を共にしているし、娘まで生まれているのに不思議です。
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それはまあ、現代のイメージとして、 正妻は政治的に決められた結婚相手、愛妾は純愛 (あくまでイメージですよ) 静御前は美人らしいが、郷御前は??? 静御前は『吾妻鏡』をはじめとして、『平家物語』『義経記』に虚実取り混ぜて記述がたくさんあり、各地に伝わる伝説もあって、ストーリーが作りやすい。 どうも、北条政子の器の大きさを褒め称えるための道具にされた嫌いはあるものの、それはそれで面白い。 エピソードがどれもドラマチック。 たとえば、頼朝に鶴岡八幡宮で白拍子の舞を命じられた静御前が、義経を慕う歌を唄い、頼朝を激怒させるが、妻の北条政子に取り成されて命を救われた、とか。 静御前は男子を産んだが、頼朝の命により、海に沈められた、とか。 容顔美麗な白拍子に雨乞いをさせたが、99人まで効験がなかったのに、静御前が舞うとたちまち黒雲が現れ、3日間雨が降り続いた、とか。 要は、映画やドラマにしやすいからです。