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エリザベス・キューブラー・ロスとニューエイジ

こんばんわ。私は心霊学徒(近代スピリチュアリズム=ニューエイジ、精神世界とその周辺思想を「勉強している」人)です。 エリザベス・キューブラー・ロスは臨死体験研究と自己の臨死体験、神秘体験で1995年の著作『死後の真実』により、完全にニュー・エイジ思想を全面肯定してしまいます。要点を抽出すれば、「自由意思」(17ページ)、「時間はない」(23ページ)、「守護霊」(25ページ)、「シルバーコード」(29ぺージ)、「無償の愛」(30ページ)、「エーテル体」(94ページ)、「眠っている間は幽体離脱している」(97ぺージ)、「カルマと再生」(127ページ)。 しかし、臨死体験研究と自己の臨死体験だけで、どうしてこれらのことが断定できるのでしょうか? 現実と神秘体験が符合していたという裏取りの部分などは、超能力万能説(超ESP仮説)により説明出来、それが死後の世界によるものなのか、それとも「超能力世界」であって死後の世界ではないものなのかは、判断ができないはずです(通称「マイヤーズ問題」)。 脳機能が停止しているのに鮮明な幻覚を見るのは肉体と矛盾しているから、死後の世界としか言いようがないのだ、という臨死体験研究の主張は分かります。 ですが、同研究者のレイモンド・ムーディーですら、2013年の最新刊でやっと「死後の世界はある」と断定したばっかりです(ちなみに彼にも臨死体験はあります)。ニューエイジ思想の全面受容には至っていません。 それは、ニューエイジ思想の体験が、自らの潜在意識のクセによるものか、あるいは、超能力によって過去から連綿と続くグノーシス的世界観の残留思念を受信しただけかもしれないからだと思います。 つまり、それが死後の世界だという断定はできないはずです。だから、ムーディーはニューエイジ思想の全面肯定にまでは至っていないのだと思います。 しかし、ロスは、1995年には早くも前掲の概念を確信してしまいます。 いったい、どうしてそんな飛躍が起こったのでしょうか?

みんなの回答

  • SD92101
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回答No.1

こんにちは。 たまたま投稿者さんに意気投合したところですが、今から5時間後にバスでサンフランシスコに行く予定になっているので、もうすぐ昼寝しなくてはいけないので。 熟慮して対応に間に合わりません。 しかし、私は投稿者さんの将来のメッセージを見張っています。 ところで、神知学について聞いたことがありますか。

Psychic_student
質問者

お礼

コメントありがとうございます。 意気投合でメッセージを見張っていらっしゃるのですか。それはにんともかんとも・・・ 「神智学」なら知っていますが、「神知学」はよく分かりません。 もしロスが神智学を根拠としているのなら、ちょっと萎えますね。ブラバッキー夫人は根源人種とかアトランティス大陸とか、現代科学と矛盾することを多く述べています。近代スピリチュアリズムにもない概念ですね。その他に近代スピリチュアリズムと違う点は、アストラル体、コーザル体、チャクラなどの用語がある点ですね。 それから、近代スピリチュアリズムが「霊媒」によっていわゆる受動的な啓示を受けるのに対して、神智学は主体的に瞑想によって来世を知ろうとする主知主義があります。近代スピリチュアリズムが主観的体験を潜在意識の混入とみて敬遠するのに対して、神智学は自分でないものの介在を信用できないものとして嫌う性質があります。この辺が近代スピリチュアリズムと神智学の大きな違いですね。 ブラバッキーはリチャード・ホジソンによってイカサマを暴かれたことによって、信用を失墜しました。しかし、インペレーターという霊には「教義はデタラメだが能力はある」と言われ、ブラバッキーは近代スピリチュアリズム側の中で、インペレーターだけは評価していました。 ルドルフ・シュタイナーも「能力者」ですが、仮に超能力があったとして、それが死後の世界の実在かどうかは分からないと思います。 ロスは近代スピリチュアリズムに沿ったことは言っていますが、神智学の要素は感じられません。本書の中でロスは「ニューエイジ」という言葉を使っていますが、内容は近代スピリチュアリズムそのものでした。 例えばニューエイジには禅の瞑想などの要素もごた混ぜになっていると思いますが、それは神智学的な発想で、ロスの信念は無償の愛の学習にあるので、瞑想によって悟りを得ようとする思想とは相容れません。

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