- ベストアンサー
楽曲のコード進行解釈について
- 初質問失礼します。普段はベースをしていて、今(和音まで音を取るのは)人生初の耳コピに挑戦していますが、コード進行で躓いてしまいました。
- 知恵袋は怖い人が多いのでこちらに投稿させて頂きました。音楽理論もちょっとずつですが勉強していますが、分かりません汗
- https://www.youtube.com/watch?v=yzoYTAuR29Uこちらの曲のコード進行についてです。(アニソンなので苦手な方はご注意ください)一応自分でKeyを割り出す事が出来ました。 コード進行もBメロまでは自分で出来る限り特定しました。でもBメロにある「憧れた誰かを影をなぞるだけじゃ君に届かないって、ねえいつか伝えるよ」の所のコード進行にD♭やG♭、極めつけはG7sus4というコードまで出てきてこんがらがっています。(コード進行はこちらです→http://gakufu.gakki.me/m/data/N02708.html )keyがFなのにD♭やG♭が出てくる理由、そしてG7sus4もkey;Fなのにどうしているのかを知りたいです...。勉強不足で申し訳ありません。どなたか音楽に詳しい方、教えてくださると助かりますm(__)m
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
御指摘の部分は少し高度な技法なので、音楽理論を少しやっただけではなかなか理解が難しいと思います。 ポピュラーやジャズでは、代理和音とか借用和音などの理論があります。これらの多くは、ポピュラーやジャズが生まれる前からクラシック音楽で使われていた技法の応用です。 同主調というのはわかるでしょうか。主音が同じメジャーとマイナーのキーのことで、この曲の場合はFメジャーですから、同主短調はFマイナーになります。メジャーのキーの曲の中に、同主短調のコードを借用することができます。 三和音で説明しますが、D♭は、Fマイナーの第6度のコードです。これをFメジャーの第6度、Dmの代わりに借用することができます。 G♭もFマイナーの第2度のコードの借用ですが、Fマイナーの第2度のコードの構成音は本来G+B♭+D♭です。このコードのルート音Gを半音下げたG♭+B♭+D♭というコードは、クラシック音楽で17世紀ごろから多用されたコードで、普通は基本形ではなく、第1転回形、つまり第3音をベースに置く形、このFマイナーの場合なら下からB♭+D♭+G♭の配置で使います。俗に「ナポリの6度」と呼ばれるコードです。このナポリの和音を借用しているわけですが、ここでは転回形ではなく、基本形に第7度音を加えた形になっています。 ところで、御覧になっている、この曲のコード進行が書かれているサイトの表記はあまり正確ではありません。私はもともとクラシックが専門ですが、ポピュラーの場合、コードの表記法が必ずしも理論的に厳格ではないため、異名同音なども考慮せず、実際にそこで鳴っている音をそのまま拾ってコード表記をすればよいというやり方もしばしば見かけます。そのため、コード表記が必ずしも統一されておらず、理論的な把握を混乱させる場合があります。 この曲のコード進行が書いてあるサイトがもう一つありました。プロによるものではないかもしれませんが、こちらの方がもう少し細かく、かつ正確だと思います。 http://anison.ifdef.jp/i/400.html D♭M7 → G♭M7 → G7sus4 の個所が、上のサイトでは、D♭(9)/F → G♭M7(9) → Csus4/G → Csus4となっています。「/F」は「on F」と同じ意味です。最初の二つのコードは、もう少し正確に書くと、D♭add9/F → G♭M7になると思います。この二つがFマイナーからの借用です。 一番疑問に思っていらっしゃるG7sus4は、上のサイトにあるように、Csus4/Gと書くのが正しいと思います。G7sus4ならばDの音がなければいけませんが、実際に鳴っているのはC+F+Gで、ベースの音がGからCへ変わっているだけなので、Csus4/G → Csus4でしょう。Csus4は、オーソドックスな使い方では、4度音が3度音に下行解決してCに進行します。そしてCはFメジャーのドミナント・コードです。そのため、御覧になっているサイトではCsus4のあとにCと書いてありますが、実際にはCへ解決しないまま先へ進んでいるので、この表記は誤りです。ここでは、Csus4をCの代理和音として使っているということでしょう。そして、御覧になっているサイトには書いてありませんが、上に紹介したサイトに書いてあるように、このあとCsus4を半音ずつ上げて、C#sus4 → Dsus4と進行しています。この直後から、キーはGメジャーに変わるので、最後のDsus4は、Gメジャーのドミナント・コードの代理和音に当たります。 譜例に、FメジャーとFマイナーの三和音の比較、およびナポリの和音、そして、問題になっている部分をダイアトニック・コードだけにした場合と、実際の、借用和音と代理和音を使った場合の比較、最後に、実際のコードの配分を書いておきます。 参考サイト 同主短調からの借用和音 http://www.senzoku-online.jp/mobile/theory/chord/ch04.html ナポリの六(クラシックの説明なので、コードの表記は違います) http://imion.jp/index.asp?id=201&b_chkNum=4095&SecWord=%83i%83%7C%83%8A%82%CC%98Z
その他の回答 (2)
- trytobe
- ベストアンサー率36% (3457/9591)
たぶん、コードの構成音を音譜に書きだしたほうがわかりやすいです。 基音が違うコードでも、音譜で並べると、複数の音が連動している(同じ音程の音が含まれている)というのがわかります。 その上で、弦楽器で演奏するときに、コードを移動するときにフレットの押さえ方がそのままスライドしているだけだったり、引きやすいように基音が1オクターブ上に回っているだけだったり、和音の一番上だけ1オクターブ下に回っているだけだったり、という「弾くための都合」で置き換えているコードがあることもご理解いただけると思います。
お礼
回答ありがとうございます。 構成音に着目するんですね、早速DAWに打ち込んで確認してみます。 それでもG7sus4があまりに謎ですが、今後勉強していって解決できればなと思います。 ありがとうございました!
- tuiteru7
- ベストアンサー率29% (77/259)
あなたが聴いている曲のメインメロディー(歌メロディー)を譜面にして、 そのメインメロディーを弾きながら、そのメロディーに合ったコード付けをしたらいいと思います。 その方が、確実にコード付けができると思います。 また、すでにコードが付いていても、違和感を感じた場合は、自分がピッタリくるコードに変えて 演奏したらいいと思います。
お礼
楽譜に起こすことも一応出来るのですがまだまだ下手糞なのでとりあえずDAWにメロディを打ち込んでコードを当てはめていきたいと思います。 あまり最初から完璧を目指しすぎるのもよくないのですね。 勉強になりましたありがとうございます!
お礼
自分の聞きたい事、知りたい事、+αが記載された完璧な回答で感動しました。 参考サイトも載せて頂いて本当に助かります。ありがとうございますm(__)m 感謝の言葉が足りないぐらいで...汗 ベストアンサーにさせて頂きます、ありがとうございました!