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部活動部費の基礎知識
- 部費とは、部活動の活動費用を賄うために生徒から徴収されるものです。
- 部費の管理は学校や顧問、部長(生徒)などが行いますが、部費で落とせるものは活動内容や予算の範囲によって異なります。
- 漫画のような会話で「部費で落ちるわけない」という場面は実際にもあり、裁量によって異なる部活も存在します。
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一般的に、「部活動」というのは原則として学校公認で、活動費も大半は学校が予算を割きます。そうではなく生徒のみが活動費をまかなうのを、「同好会」や「サークル」という言い方をしたりします。 ですが、「部活動」だとしても、学校側が活動費をすべて支払えるならいいですが、大半の学校(特に公立校)では、学校にはそれほど部活動予算がありません。このとき、たとえばOB・OG会や保護者会が寄付を出したり、また現役部員から徴収するケースが生まれます。 なお、全国大会などに出場するような部活動の場合、学校が特別に予算を拡充させる場合や、同窓会が寄付する場合、また地元の商店街や企業などが寄付する場合もあったりします。なお、寄付に関しては、金銭ではなく器具などの物品の場合もあります。 さて、1,2,3の回答として、中学校では顧問の先生が部費のほとんどを管理しているので、あまり見られないシーンだと思いますが、高校の場合はあり得ます。特に、進学校などで、生徒がある程度マネージメント能力がある場合、部費の管理や使い道などを顧問の先生が生徒(部長や副部長、マネージャーなど)に一任している場合もあります。 ちなみに、学校の部活動費の総額を生徒会が管理しているケースもあります。この場合、各部活動の部長や副部長などは、生徒会と部費の配分を決める「予算折衝」のような会議を行い、自分の部活動で1年間で必要な予算を提示し生徒会と交渉します。 つまり『1』のケースはありえますが、それは「学校側に部費の交渉に行く」というのではなく、生徒会に部費の交渉に行く、という感じが正しいと思います(もっとも、生徒会は部活動費の総額をめぐって、それ以前に学校に対し交渉しているでしょう)。 で、生徒会との部費の交渉がうまく進まなければ、新規の物品購入などを諦めるか、足りない分は部員全員から徴収してまかなうか…などとなるでしょう。 『2』『3』に関しては、部活動によりけり、という感じです。 部費のすべてではなくとも、一部を生徒が自由に使い道を決められることもありますが、しかし前述の通り、部費はあくまでも「予算」を提示して得ているものなので、たとえば「消耗品」などの予算がオーバーしてしまえば、「(合宿などの)交通費」を削らなければいけない、という事態になります。 たとえば、男子部長が部員の人数分アイスを買ってきたものの、しっかりものの女子マネージャーが「こんなの部費で落ちるわけないじゃん!」とツッコミを入れる、というケースはあり得ます。もしくは「もー、アイスじゃグレーゾーンだけど…とりあえず消耗品費にしとくからね」とか。 その人の裁量次第で部費として落ちるか否か、というより、予算配分とのにらめっこ、という感じでしょう。 「ま、いっか」と適当に部費を使っていて、予算と決算が大幅に変わってしまうなどがあれば、翌年度、生徒会と予算を交渉するときに有利ではなくなります。 ちなみに、私の高校では、上記のような感じで生徒が自主的に部費をやりくりしていました。 生徒会との予算の交渉では、あらかじめ実際に必要な予算よりもかなり多めに見積もり、交渉段階で相当減額していき、「そんなに減額してもらっているから申し訳ない」という生徒会側の同情を買って、他の部活の倍近い予算を獲得していました。 もちろん、合宿などの大きな出費は実費負担でしたが、部活で使う器具や練習中のスポーツドリンクなどは、すべて上記のような予算を使ってまかなっていましたよ。
お礼
回答ありがとうございました。 非常に参考なりました。