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押川春波の海底軍艦の小説ですが、カ子ー砲
「すでに海水中十四呎以下に沈んだる或物に向つては、世界最強力のガツトリング機砲 でも、カ子ー砲でも、些少の打撃をも加ふる事が出來できぬのである。」 カ子ー砲とはどういう意味ですか、( ^ω^)_凵 どうぞ教えてください。
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実在した兵器で「カ子ー砲」と言う名称の兵器は存在しません。 大砲の一形式に「カノン砲」というものがあり、昔の日本では「カノン砲」の事を「加農砲」と表記して「かのんほう」と読ませていたのですが、「農」という字の本来の読み方は「のう」であるため、「加農砲」の事を「かのん砲」ではなく「かのう砲」という誤った読み方をする場合も少なくありませんでした。 そして「かのー砲」と表記した場合、「かのうほう」と読む事も出来なくはありません。 又、「ノ」と「ネ」は発音が似ています。 おそらくですが「カ子ー砲」の「子」は「子ども」の「子」ではなく、十二支の「子丑寅卯辰巳馬未申酉戌亥」の「子(ね)」であり、作者である押川春波は「加農砲」の事を「カネー砲」と呼んでも構わないと勘違いをしており、「加農砲」の事を書いているつもりで「カ子ー砲」と表記したのではないかと思います。 尚、大砲の技術の発達により、現代ではカノン砲とそれ以外の大砲とを区別するための違いがあいまいになって来たため、現代では「カノン砲」という分類の仕方は廃れているのですが、昔の分類方法に従えば、「カノン砲」とは口径に比べて長い砲身を持ち(砲身長が口径の40倍以上のものが多い)、比較的浅い仰角で初速の速い砲弾を発射する長射程の大砲、という様な定義になるかと思います。 【参考URL】 カノン砲 - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%8E%E3%83%B3%E7%A0%B2 カノン砲 - 航空軍事用語辞典++ http://mmsdf.sakura.ne.jp/public/glossary/pukiwiki.php?%A5%AB%A5%CE%A5%F3%CB%A4 因みに、「ガツトリング機砲」という表記も不正確な表記であり、「ガトリング機関銃」とした方が正確です。 「ガトリング機関銃」とは円筒状に配した複数の銃身を外部動力を使用して回転させ、カム機構を用いて給弾→撃発→排莢という一連の流れを連続的に行う機関砲の事で、アメリカの発明家リチャード・ジョーダン・ガトリングが開発した事から「ガトリングガン」、「ガトリング機関銃」と呼ばれています。 【参考URL】 ガトリング砲 - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0%E7%A0%B2
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- bran111
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昔、帝国海軍が使っていた大砲の一種と思われます。
お礼
詳しく説明してくださって、☆⌒(*^-゜)vどうもありがとうございます!