- ベストアンサー
男子フィギュア選手パトリック・チャンは女性に人気があるのか?
- 男子フィギュア選手のパトリック・チャン選手は強いアスリートとして人気がありますが、女性人気はあまり高くありません。
- パトリック・チャン選手は顔立ちが端正で体型に色気があり、知的で清潔感のある美青年と言われていますが、女性からの支持はあまり得られていません。
- 一方、パトリック・チャン選手の教え方は紳士的でお茶目な一面もあり、特番ではその魅力が目立ちましたが、それでも女性からの人気は低い傾向にあります。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
私も引き締まれば男前な正統派二枚目だし、それなのに笑うと突然に可愛らしい顔になってこれはヤバいとBL好き腐女子ならユヅ君と絡めてみんな食いつくだろうと思っていたのですが、意外とそうではなく。 それでつくづく考えてみたのですが、ひとつは「ユヅ君のライバルである」というのがあると思います。えーだってプルシェンコは人気だったじゃんと思うところですが、プルシェンコの全盛期はまだユヅ君は「これからの若手」だったので「プルシェンコ>ユヅ君」という図式がありました。しかし、チャン選手はユヅ君との横並びのライバルなわけで、もしチャン選手のファンになると、直接対決のときにどちらを愛せばいいのかが分からなくなってしまいます。 もうひとつは、チャン選手がアジア系というのもあったと思います。これがジョニ子のように完全な欧米系だったなら系統がかぶらないので「白もいいわよね」となったと思います。しかし、同じアジア系統の顔立ちですから、やっぱりそこもユヅ君とバッティングしてしまいます。いかにも「大陸系イケメン」なのが、日中関係が微妙な今の時代で逆風になっている感もあるかもしれませんね。「大正義ユヅ君の敵」という立場がそうなってしまわせるのでしょうかね。これでいかにも悪役然たる雰囲気ならまたこう「ワルの魅力」みたいなのが出たのでしょうが、チャン選手も正統派王子様ですからね。「王子様は二人も要らない」ということなのかもしれません。これが全盛期のアントニオ・バンデラスのような匂いを嗅いだだけで妊娠しそうなむせるほどのセクシーなタイプだったらまた別だったのでしょうけどね。
その他の回答 (2)
- moritaroh
- ベストアンサー率56% (658/1172)
パトリック・チャン選手は、もちろん目の肥えたファンからすれば、スケートが上手で実力には定評がありますし、王子様的雰囲気を持った正統派スケーターという感じでそれなりに女性ファンもいると思います。が、やはり、羽生選手の人気には負けてしまっていますね。 容姿そのものは個人的な好みもありますが、女性を中心にしたかつての韓流ブーム(今はファッション業界を中心に韓国ファッション(≒日本の80~90年代リバイバル)が流行していますが)における理想的な男性像を、羽生選手とチャン選手双方の容姿に当てはめることができると思います。 しかしチャン選手と羽生選手を比較すると、男性視点では、おそらくチャン選手の方が男性でも憧れるほどのアスリート然とした肉体美を持っていると思うので、男性である質問者さまが、いちアスリートとしてチャン選手をかっこいい、と思うのは納得できますし、不思議なことではないと思います。 しかし、女性は視覚よりも共感できる「物語性」の方を選びがちです。 羽生選手には、挑戦者という立場から絶対王者という位置までたどりつくストーリーを描きやすいとともに、立身出世の物語や武士道的な哲学観など、男性にとっても共感しやすいイメージを重ねることもできます。 年配の男性から見れば「素直な姿勢で仕事を頑張る部下」というイメージや、「真面目で好感の持てる若者」といったような価値観にも当てはめやすいでしょう。 ですので、おそらく視覚的には、チャン選手の方がやや男性向きで、羽生選手の方が(特に腐女子的な)女性から支持されやすいと思います。が、男女どちらから見ても、羽生選手の方が共感を生みやすい『物語性がある』という見方ができると思います。 ちなみに、中国人・韓国人などにとっても、チャン選手より羽生選手の方が人気が高いようですので、日本だけでなく同じアジア圏全体で見ても『物語性のある選手』を支持することが多いのだと思います。 さて、ではなぜ羽生選手の方が「物語性」を得やすいのか、ということについてです。 逆に言えば、チャン選手からの「物語性」の得にくさ、ということです。 チャン選手が頭角を現したのは、ちょうどランビエール選手が引退しプルシェンコ選手が実質的に第一線を退いた後、という感じで、それからやや遅れ、高橋大輔選手や織田信成選手を羽生選手が超えるようになったと思います。 ですので、チャン選手には、プルシェンコ選手などといった王者不在の時期に、その後釜についたという印象があるのかもしれません。 それに対し羽生選手には、プルシェンコ選手の「不在」からやや時間を置いていたがゆえに、そのような印象があまりありません。 もっとも、選手層の厚い日本では、先輩格の選手などを試合で破る必要もあったので、「後釜についた」という印象がほとんどないのでしょう。 言い換えれば、チャン選手の活躍の時期がいまいちタイミングが悪かった、ということですし、カナダ国内で強力なライバル争いをしてきた、というストーリーがほとんどないのも特徴です。 もう少し早く、プルシェンコ選手などが全盛期の時に、チャン選手の目立った活躍があれば、彼にも「物語性」を見出せたのかもしれませんが、その頃はカナダ代表としてはジェフリー・バトル選手がいたので、チャン選手は二番手の位置でした。しかしバトル選手が引退すると、カナダ国内での代表争いはほぼ予定調和的にチャン選手の独壇場となり、プルシェンコ選手も不在となり、チャン選手が国際大会で目立つようになります。 また、ランビエール選手やプルシェンコ選手、バトル選手などの人気が高かった時期、日本では高橋選手や織田選手などがいましたが、もちろん日本人選手への人気や応援の声は大きかったものの、やはり『王者』という貫禄を見せるのはランビエール選手やプルシェンコ選手でしたね。 「大ちゃんは母性本能くすぐるし、織田くんは茶目っ気があってかわいいし、どっちも弟にしたいわ」 「でも、やっぱり抱かれたいのは、王者の貫禄のあるランビエール様ね」 「そうかしら? 私はスケートの皇帝、プルシェンコ様の方が抱かれたいわ!」 「それよりもバトルよ、王子様はバトル以外にはありえないわ!」 「え、でも王子様なら、アタシはジョニ子がいいわ。抱かれたくはないけど」 …そのような感じで、日本人選手も応援したいけど『恋をするなら王者や容姿端麗な外国人選手』という感覚が強かったのではないか、と思います。 ランビエール選手やバトル選手などの人気は特に「容姿(と、それに似合った演技)」といった視覚的作用が強いでしょう。 (ただし、ジョニー・ウィアー選手の人気は「物語性」にも似たキャラクター性だと思います) この点は、アジア系の中でも特に日本人に多い欧米人コンプレックスが影響していて、視覚のみなら欧米系を『かっこいい』と考えがちなのだと思います。 ですが、近年のアジア系優位のフィギュアスケート界は欧米系男子で目立つ選手が少なくなったことで、選手の容姿など視覚的な要素よりも、「物語性」の方に人気が移行しているのだと思います。 これは男子選手だけでなく、日本の女子選手でも同じことだと思います。 たとえば浅田真央選手の人気は、完全に「浅田真央という物語」への共感や支持であると思います。 ちなみに、若手の本田真凛選手の人気なども少し似ています。 おそらく実力や伸びしろで言えば、他にもっと有望な若手選手がいると思うのですが、本田姉妹(兄妹も含む)という話題性で、本田真凛選手は実力よりも完全に話題性や人気先行型の選手になってしまっています。 ある意味、「物語性」とは「話題性」に似ているのかもしれません。 ただ、それらは似て非なるもの…という感じです。 たとえば、お隣の韓国でのキムヨナ選手の人気は「話題性」であったと思います。 キムヨナ選手の場合、彼女が成長していく「物語性」は韓国では誰も見向きせず、一部メディアが『国民の妹』というキャッチフレーズで彼女の容姿をもてはやそうとしていました。 が、一躍『フィギュアクイーン』や『ライバル浅田真央に完全勝利』という「話題性」を獲得した瞬間、キムヨナ選手の人気は韓国内で急激に沸騰しました。 逆に、浅田真央選手は、はじめは『トリプルアクセル』という「話題性」だった(当時は安藤美姫選手の4回転という「話題性」もあった)のですが、オリンピックのメダルへと向かう「物語」に誰もが期待し人気が沸騰していき、しかしそれが果たせずとも、彼女の悲壮で荘厳な「物語」は終わることなく、人気は衰えていません。 余談ばかりで長くなってしまいましたが、女子選手の場合は「物語性」に「話題性」が混入されるものの、男子選手は見た目などの「容姿」にも勝る「物語性」が、人気の在り方を左右しているのだと思います。 チャン選手は残念ながら、アジア系でありながらも、日本を含めアジア人が共感するような「物語性」に乏しいのが、羽生選手ほどの人気とならない大きな理由であると思います。 最後にもう1点、「物語性」と「話題性」は似て非なる…と書きましたが、アジア圏でのスポーツ関連の報道は、競技の結果のみならず、かなり選手のプライベートまで踏み込んで来ます。 が、欧米では、基本的にそれほどのスキャンダルでない限り、ニュースなどで選手のプライベートが報道されることは、特に日本ほど多くはないでしょう。 本田真凛選手などを例に、「物語性」は報道による「話題性」とも関連します。 カナダを拠点とするがゆえ、プライベートな情報や話題の少ないチャン選手が、日本人にとって意識から遠くなってしまうのは、報道といったメディア露出の違いが原因だと思います。
お礼
『物語性』…! 凄く解りやすいです!! 言われてみれば、羽生君の場合は被災地出身というのも大きな物語性ですもんね。 確かにパトリック選手にはそういうのパッと見当たらない…かも…。 それと、海外のマスコミが選手のプライベートにあまり踏み込まないというのが意外で驚きました。 日本のマスコミもそうなってくれればいいのにと思います。
パトリック・チャン( 陳偉群) どんなにカッコよくても、中国人ということで嫌われているのかもしれませんね。
お礼
パトリック選手は香港人ではありませんでしたか??
お礼
とっても解りやすいご説明有り難うございます。 「正統派二枚目」… そうですよね! パトリック選手って「二枚目」なんですよね!! 好青年であり美青年みたいな。 羽生君は女形が似合いそうな「美少年」タイプなので、パトリック選手とは異なる系統だと思っていましたが… 言われてみれば、お二方とも「東洋の正統派王子様」という点では被ってますね!! どちらも黒髪だし、実は年齢も4歳しか離れてないし…。 羽生君という系統の被るライバルの存在が大きいんですね。 思えば、高橋大輔さんはちょっとワイルドな「セクシーイケメン」─ ジョニ子さんは童話に出てきそうな「白馬の似合う王子様」─ どちらとも系統の被る選手って居なかったような気がします。 だからお二方とも国境を越えて沢山の女性から人気があったのかも知れませんね。