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ロッドエンドの製造方法
機械の動力伝達機構部品の一つに「ロッドエンド」が有ります。この可動部である本体ホルダーと球面内輪の組み付け方ですが、ホルダー端面の径より大きい球面外形をどの様にはめ込み、しかも、はめ込んだ後ガタツキなくスムーズに回転しており、まるでマジックとしか言いようがありません。どなたか製法に詳しい方にこのマジックの種明かしを是非とも御願いします。
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本体が一体型の外輪レース付きロッドエンドにもいくつか種類があるようですが、樹脂が滑り面を構成しているものが多いようです。この組み立て方法ですが、これはインサート成形である可能性があります。あらかじめ外輪の部分を空白にして金型内に内輪と一緒に固定し、そこへ熱収縮率の低い樹脂を流し込む方法です。本体の貼り付き部分は凹凸をつけ、内輪のすべり部分には樹脂の固着を防ぐ液体を塗っておけばOKでしょう。 写真で見る限り樹脂の外レース部分は非常に薄いのですが、内輪と本体との隙間が、外レースなしで内輪が挿入できる大きさなら、3点の組み立ても可能だろうとおもいます。説明では外レースのテフロン(輪)を接着しているとありますので、圧入してそのままということかもしれません。これが金属材料(銅系の含油メタルなど)になるとそれらの工法は不可能に近いですが、そのタイプは多くがスリットが入ったり、分割型になっています。 スリットは、おそらく組み立て時にわずかに開いて押し込むためではないでしょうか。 推測ですが。
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- kohichiro
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補足要求がありましたので。 私がホルダーといったのは、ロッドエンド本体のことで、それとは別部品になっている球面軸受け(凹の球面になっている)が左右から二つの部品として球面内輪を保持しているのではないか、と思ったのですが、その実物を見ていませんので間違っているのかもしれません。本体がまったくすべり面と一体に作られているのなら良く分かりません。 同様の軸受けとして用いられているピローブロックの構造は、一部に切り欠きがあって、直行させた内輪をそこから嵌め込み、中心まで入ったあたりでぐるりと回転して嵌め込むようになっています。これは小型のロッドエンドとことなり、その球体の部分はすべり軸受けとしては機能せず、ただ軸心のずれを微調整するだけなので可能な構造なのですが、ロッドエンドにもそういった構造のものがあるのかもしれません。 実物が見れないので確定できません。申し訳ありません。
補足
早速にご回答有り難うございました。私も質問後ロッドエンドメーカーのネット情報を調べてみました。その結果、まだ確実に理解できてはいませんが、その構造には何種類かがあるようで、その内の一つはkohichiroさんが言われるタイプもあるようですが、その他のタイプには球面(ボール)を一体で保持する凹面(ボール面との摩擦軽減のため極薄いテフロンの様な皮膜が貼り付けてあるようですが)の所謂レースが組み合わせられており、このAssy品がロッドエンド本体に圧入されているタイプもありました。私が知りたいのはこのタイプのボール&レースのAssy方法なのです。以上すこし長くなりましたが、再度補足させて頂きました。
- kohichiro
- ベストアンサー率21% (306/1447)
球面内輪を半割の球面凹外輪が両側から挟んでホルダに締め付け(カシメ)られているのではないでしょうか。
補足
kohichiroさんへ 外観形状で見る限りホルダーは半割ではなく、一体形状の様に見えますので 他に方法があるのではないでしょうか。
お礼
kohichiroさんへ、お礼が大変遅くなりましたが、いろいろ詳しく調べて頂き有り難うございました。