#1の回答の例が、近年では最も有名かも知れません。
ただ女性問題のスキャンダルで、議員辞職したわけではありませんが・・・。
神楽坂の芸妓が週刊誌に宇野宗祐首相を告発して記事が掲載されたため、一躍全国的な話題になってしまいました。
その言い分は、「私をたった指三本で彼女にしようとした」というものです。
神楽坂では1,2を争う芸妓だった彼女としては、当然「指三本」とは「300万円」だと思い込んでいたのに対して、実際には「30万円」だったために、彼女としては甘く見られたものだとして、激怒した結果でした。
この話は巷の話題となり、今でいう「流行語」のようになっていき、冷やかし半分に「指三本」が使われていたことを思い出します。
この宇野宗祐首相という人は、リクルート事件や消費税導入などで支持率が急落した結果退陣した竹下首相の後継として就任しました。
リクルート事件との関係が薄く、近く開かれる予定のサミットにも対応できるとの思惑から外務大臣であった宇野宗祐に白羽の矢が立ち、第75代内閣総理大臣に指名されたものです。
宇野首相は、このスキャンダル発覚の結果もあって、参議院選挙で惨敗し、わずか69日で退陣の憂き目となったのでした。(歴代4位の短命内閣)
そして次の衆議院総選挙には出馬せず政界を引退。
ただ明治以降の政治家も、「権力者は色を好む」もので、女性問題は公然の秘密でしたし、周囲もそれを当然だと許容してきました。伊藤博文でもそうです。
相手の女性にしても、自ら口に出すことはなかったのです。
それがいくら腹立ち紛れとは言え、週刊誌に告発するとは、素人の女性でもあるまいに、時代は変わったものだと思わせられました。
これは外国の政治家でも同様な気がします。例えば、イタリアのベルルスコーニ元首相などその最たるものでしょう。でも人気が落ちないのは、国民性の違いでしょうか。
お礼
ありがとうございました(*- -)(*_ _)ペコリ