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映画「非・バランス」のタイトルの意味
「非・バランス」という映画がありますよね。 「非・バランス」ってどういう意味なのでしょうか。 この映画は原作があって、それも「非・バランス」というそうです。 もちろん原作のタイトルがそのまま映画のタイトルになっているんでしょうけれど。 英語でoff balanceという言葉があって、gooの英和辞典で調べると off balance 釣合いを失って; 面食らって. と書いてありました。 映画を見てとてもいい映画だとは思ったのですが、 どういう意味で「非・バランス」というタイトルなのかわかりません。 女性事務員と女子中学生の組み合わせが「バランスを欠いている」という意味なのでしょうか。 (原作ではオカマではなくてアパレルの女性事務員だそうです。) 原作を読めばわかるのでしょうか。
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回答No.1
アンバランスというほうがよく使われますよね。 アンバランス、オフバランスよりも強い否定ということで 「非-バランス」なのだと思います。 もっと言うとこのタイトルは逆説的な意味合いで 「バランスなんか気にしても仕方ない」という強い生き方を表したタイトルだと思います。 いいタイトルですね。 インパクトもあるし。
お礼
ありがとうございます。 バランスなんて気にしていても仕方ない、 言われてみればそういう意味のような気がします。 特に、 「非」と書いて強調している、 という意見にはうなずけます。 /*###################### この映画のストーリーって、 1.オカマの菊との人間関係、 2.小学生時代のいじめられ体験(本当は過去のことですが、あたかも現在のこととして主人公の夢の中に何回も登場する。)、 3.いじめにあっているクラスメート「ミズエ」との人間関係、 の三つを軸に展開されていきます。 この映画の紹介では、1の点がよく強調されますが、 実際には意外と2や3の占める部分が大きいと思います。 それで、2の、夢の中のいじめられるシーンで、 周りのいじめっ子たちは小学生なのに、 いじめられるチアキ(主人公)だけは中学の制服を着ています。 チアキの心のなかでは現在のことだからでしょう。 その服装の違いがとても「アンバランス」な感じなんです。 あと、3のミズエが飛び降り自殺(未遂)を図るときにバランスをなくして落ちていこうとするシーンも妙に印象に残ったし(見ているこっちはとっても「面食らった」。「バランス」という言葉を結びつけるのは強引かな? )、 最初、ミズエのほうからチアキ(主人公)に対して人間関係を結ぼうとしていたがそのときチアキはそっけなくて、なんだか二人の関係がアンバランスな感じだった。 (そういうのを「アンバランス」っていうのかな?という感じもするけど。) 根拠もない私見を書くのはここあたりで やめにします。 ###################*/
補足
(締め切る前に) 書く場所がここしかないので、ここに書きます。 原作を買って読んでみました。 驚きました。 特に、 アパレルの女性会社員(映画でのオカマに相当する人)が何をしていたのか、 ということに、です。 この人も、(主人公の無言電話に負けず劣らず、というか、もっと(?))悪いことをしています。 これがこの物語の一番衝撃的なところでした。 この物語は、単なる、 主人公が過去のいじめられ体験を克服しました、 という話ではありません。 「バランス」という言葉について、この本のあとがきで触れられています。 なぜこの本が『非・バランス』というのか、の作者の説明になっています。 (ここで質問するより、原作のあとがきを読んだほうが早かったかもしれません。すみません。(^^;)) いずれにしても、 映画を見た人も、是非原作を読むことをお勧めします。 別に私は講談社の回し者でもなんでもないので、 買わなくても、立ち読みでも図書館から借りてでもなんでもいいです。(^^;) 原作: 『非・バランス』講談社(1996年6月20日発行) 著者:魚住直子