薬剤師資格を取得することによるメリット・デメリット

質問

ある時電車でカップルが話をしていたのですが、
彼氏「薬剤師の資格を取ろうと思うだけど」
彼女「どうして？なんか得することでもあるの？」
彼氏「だって薬剤師って収入が良いみたいだし、ワークライフバランスも良さそうだし、事務みたいな感じで外回りもしなくていいみたいだから最高なんだよ。」
といった会話をしていました。
私は薬剤師について全く知らなかったので、こういった事実が本当か嘘かわからず尚且つこの会話は個人的に気になる内容でした。
そこで皆さまに質問ですがこのカップルの薬剤師についての会話は本当か嘘か。
また、薬剤師の資格を取得することによってどのようなメリット・デメリットがあるかについて教えて下さい。宜しくお願いいたします。

回答No.5

steinfluss · ベストアンサー

もと薬剤師（現医学生）としてお答えします。
その男の人の話の内容は「まあまあ正しいといって問題はないかな？」というところでしょうか。
収入がどのくらいあれば「良い」と言えるかはその人それぞれでしょうが、専門知識を有しているので安定しているほうには入るでしょう。また金額そのものも、フルタイムなら低めに見積もっても月収30万円以上は手堅く得られるはずです。
職場だって薬局やドラッグストアのほかにももちろん病院だってありますし、公務員を選択する道だってあります。また薬学部卒ですと栄養士や衛生検査技師などの一部の資格が取得しやすくなるというメリットもあります。本業との兼業になりますが、学校で用いる各種の薬剤・薬品を管掌する学校薬剤師という職業だってあるんです。
個人的な体験ですが、私は医学部の低学年のころ薬剤師としてアルバイトしていまして、周りのほかの学生が「如何に勉強や部活の時間を確保しつつバイトの収入を増やすか」に腐心していたのに対し、当方では「どうやったらアルバイトで103万円の壁にぶつからずに存分に仕事できるか」という時間調整に頭を悩ませるという真逆のことでやきもきしておりました。アルバイトであっても、ちょっと長時間働いただけで簡単に年間7ケタの収入が稼げてしまうといういい見本かもしれません。

ワークライフバランスに関してはわりと良いほうです。時間外労働は限られた薬局で限られた日にちにのみ行われることが多く、定時出勤・定時退出が可能な職場はたくさんあります。子供を産んでちゃんと育てつつ働いているお母さん薬剤師も全然珍しくありません。
外回りはその職場がどんな場所であるかや運営の方針によりますが、いわゆる営業社員の人たちと比べて格段に少ないのは確かです。たとえば病院の薬剤師として働くのであれば、病棟にある薬剤の管理をしたり、医師や看護師と投薬について相談しあったりと、ほとんどが院内で済ませられる仕事であって、屋外に出ることはほとんどありません。
「今の時代、薬剤師も薬局から出て患者の家に行くべきだ」なんて声もあり、実践している薬局もありますが、それだって定刻に患者宅を回る定期往診や訪問看護のようなものであって、時間や行動範囲が決まっているのでそれほどの負担にはならないはずです。
（ちなみに過疎地などに行くと、お年寄りの家に薬を宅配している薬局もあるとのこと。これは外回りと言えるかもしれません。）

このほかのメリット：
・危険性の高い薬品（塩酸、硫酸、水酸化ナトリウムなどの理科室でおなじみのものです）の管理や販売ができる。
・軟膏や粉薬などを調剤するときに複数の種類の薬を混合することができるのは、医師または薬剤師だけ。基本的に薬剤師の職能です。

デメリットですか？薬剤師の資格を取得することそのものでのデメリットは考えにくいのですが、実際に薬剤師として働くとちょこちょこありそうです。
・立ち仕事が多いので足が疲れる。また安易に風邪は引けない（どの職場でもそうでしょうけれど、医療系だととりわけ責任感が重くのしかかってきます）。
・医療系の仕事のうちでは患者と積極的にかかわることが少ないほうに入るので、それを物足りないとか役不足だ感じる薬剤師もいる（私が医師に転向しようと思った理由の一つもこれです）。
・「薬局は患者に対する最後の砦だから間違えられちゃ困る」と、医師から変なプレッシャーをかけられる（患者さんに渡す薬の量や種類を間違えてはならないのは当然のことですが、患者さんが複数の医療機関にかかっている場合に、同じ系統の薬を服用しすぎていないか、飲み合わせの悪い薬を同時に使っていたりしないかといったことの掌握も薬剤師の職務の範疇に入ります。薬局が間違えてしまうと間違った処方がそのまま患者さんに渡ってしまい、あらぬ有害作用を招くことにもなりかねません）。
・免許取得後は、薬剤師として働いているいないにかかわらず、住んでいる都道府県に対して２年に一度の届け出が必要（病院や薬局などに勤めている場合は勤め先が代わりに事務処理をしてくれることが多いようです）。
・ほかのかたのご回答にもあるように、現在は薬剤師になるためには薬学部のうち6年制の学科を卒業する必要があります。4年制の学科もありますがこちらは薬品を中心とした化学について学ぶのが主体であり、研究職などを志望する学生が行くものであって、薬剤師資格は取れません。大学によっては編入を行っているところもあるようですが、3年次編入でもそこから4年はかかります。

回答No.4

yuklamho

『このカップルの薬剤師についての会話は本当か嘘か。』
食べ物屋さんで注文されたものと違うものを出したら怒られますよね？ましてや違う種類の薬を出したら大変です。物凄く神経を使います。肉体労でもあります。でも、収入は比較的安定しています。薬科大学の少ない地方に行けば給料もそれなりにいいみたいですが、それは（その地域が）薬剤師不足だからであって薬局そのものが儲かっているわけではなくので、それはそれで問題です。

基本的には薬学部を出ないと国家試験の受験資格がないので、誰でも取れる資格ではないので、資格があれば食うには困らないかもしれません。

デメリットは、、、今は薬学部が六年制になって授業料も高くなったようです。4年制の頃に比べて薬剤師養成のための学部の色合いが濃くなってきました（就職の幅が狭まった）。

回答No.3

seble

以前ほどではありませんが、難関資格だし、需要はきちんとあるので食いっぱぐれる事はないでしょう。
しかし、難関です。思いつきで取れるような資格ではなく、たとえ薬科大学に合格しても、文学部みたいに遊んで卒業できる事はありません。毎日実験でそのレポートを翌日出し、つまり実験が終わってから深夜までかかってレポートを作り、また翌日実験で、、、みたいな状態です。
3,4年ぐらいになればもうちょっと状況は変わるかもしれませんが、基本的には医師資格に準じるぐらいですからおいそれとは取れません。
おいしい話には裏がある。

回答No.2

noname#235638

メリットは、その資格を持っていない人のほうが
圧倒的に多いので、それなりの満足感があると思います。
求職も確かに有利です。

デメリット
資格を取るんですが、学校選び
選んだ学校によっては、デメリットになることもある。
国家資格合格率が異常に高い学校があります。
資格は、なんでもそうなんですが
合格率が高いのには、理由があるかもしれません。
国家受験の前に、テストをして
国家に合格できる人しか受験させないのかもしれません。
成績が悪いと留年となり、また時間とお金がかかるのかもしれません。

学校選びは慎重に。

回答No.1

roadroadok45

薬剤師は非常に高給です。ドラッグストアの薬剤師は店長クラスであれば1000万円近くあるでしょう。ドラッグストア新卒の社員でさえ、薬剤師の場合500万円は約束されています。ただ、薬剤師を取得するためには、薬学部に入り、6年間学び、難易度の高い国家試験に合格しなければなりません。国家試験に合格出来なければ、薬学士という、薬学部を卒業しましたよ、という認定証しかもらえません。この場合、高給になることは難しいでしょう。また、薬学部を卒業するためには1200万円近く必要だと聞いています。お金と頭が無ければ取得は難しい資格です。国家試験というリスクもあります。半端な思いでは、挫折してしまいそうですね。