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シェパード訓練士の躾方法をゴールデンに適用はOK?
数年前から、いつか念願の犬(ゴールデン・レトリーバー)を飼うべく、犬や犬のしつけについて勉強を続けています。 途中、シェパードもいいなと思ったこともあり(今はゴールデン希望ですが)、中でも藤井聡氏の本は何冊も読んでいるのですが、ふと疑問に思ったことがあります。 この方はシェパードの訓練士なわけですが、シェパードの訓練士が言うしつけ方法を、犬種的性格や飼育目的も異なるゴールデン・レトリーバーにそのまま適用してよいものなのでしょうか? と言いますのも、そもそも私は子犬を選ぶ際は大人しめの子にしようと思っていますし、オス希望ですが去勢は5ヶ月以内にするつもりです。 つまり私のケース(「大人しめの、去勢したゴールデンを家庭犬としてしつける」)は、「去勢していないシェパードを訓練犬としてしつけるケース」とは全く異なるように思うのです。(訓練犬は去勢もしないはずです) ゴールデンの犬種解説を見ていると、「厳しさより愛情をもってしつけるべき犬」「叱るといじけ易いので褒めて育てましょう。褒めてグングン伸びるタイプ」などと書いてあるのですが、これは、先の藤井氏の訓練犬に対するような厳しめのしつけ法(擦り寄ってきても無視する、無駄に撫でたり目を見たりしないことで主従関係を築く等)と一致しないように思うのですが、皆さんはどう思われますでしょうか。 犬についてまだまだ真剣に勉強していきたいので、是非ともご回答をよろしくお願い致します。 (ゴールデンを飼ったことのある方の体験談も大歓迎です。)
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メスのGRを含む大型犬複数匹を飼育している者です。以下の内容は個人的な経験論であり責任を持つ事が出来ません、飽くまでも指針の一つとしてお読み下さい。 縦社会を重視した(シーザー・ミラン的でもある?)藤井氏のトレーニング法をGRに適用は可能かとの事ですが、こうしたトレーニング法に適した性格であれば可能です。 我が家のGRは子犬時からトレーニング要らずの非常に温和な性格、これまでで飛び抜けた飼育のし易さ。しかし、非常に甘えたな性格で人間が大好き、家族の誰かが大声を出すとおどおどしながら様子を見に行く。 よって森田氏式の陽性強化法でトレーニングを行ってきました。 これと反対なのは友人が迎えたオスのGR、質問者様の希望する条件と同じ個体であり去勢手術も行いました。 この子は非常に自立心が強く、余り人間に関心が無い。褒めちぎっても叱っても反応は今一つであり、陽性強化法ではトレーニングに時間が掛かった。 よって藤井氏式を採用、自立心を尊重しつつ人間がハッキリと導く事により、トレーニングの成果がするすると身に付いていきましたよ。 犬のトレーニングにおいて重要なのは特定のトレーナーやトレーニング法に固執する事では無く、個々の性格に合わせて柔軟な対応をする事だと思います。 GRの様な性格のシェパードに藤井氏式を強要する必要は無いし、逆の場合にも森田氏式を強要する必要は無いでしょう。 もう一つ、大切なのは飼い主にそのトレーニング法が合っているかです。 毅然とした態度を取る事が苦手な方が藤井氏式を採用しても逆効果ですし、大袈裟に犬の褒めちぎる事が苦手な方が森田氏式を採用しても成果は今一つ。 そもそも犬の機敏を見分ける事が苦手な方に上記二つは不可能と思いますので、単純にご褒美を用いたトレーニング法(クリッカー等)が良いと思います。 運動嫌いのラブラドール、泳げないニューファン、誰にでも懐こいアキタ、全く鳴かないダックス…。犬種による性格は飽くまでも指針であり、GR全てが文章通りではありません。 ちなみに我が家のGRは運動嫌いの水嫌いです。 藤井氏のトレーニング法の一つ「ホールディング」は是非行うべきだと思います。
- 山田 太郎(@f_a_007)
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補足:米国獣医行動学会の声明 以下のサイトで紹介されています。 http://www.koinuno-heya.com/shitsuke/yobou.html *先の引用に示したサイトはNot Foundとなるようですので・・・・。
- crimarin
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こんにちは 前にもGR(ゴールデンレトリバー)について回答した者です snowy_sea さんはとても勉強熱心で感心してしまいました 私は最初のGRはワンコと暮らしたい!と庭付一戸建てに住んですぐに 迎えて毎日試行錯誤しながら現在にいたってます 躾けが入ったシェパードと歩いている人ってさすが~とは思います 基本は一緒かもしれませんが躾け方&接し方はまったく違うでしょうね 迎えたGRを家族にとってどのような暮らし方を希望したいのか・・・ 家の中で一緒に暮らし、遊び、他の人やワンコと交流でき 山、川、街に一緒にでかけて楽しさを共有できる家庭犬・・・ これが理想ならばsnowy_sea さんが思っているGRの躾け方ですね GRにも個体差があると前に書きました 根っから明るく多少叱られてもめげない子(多数派) ビビリで臆病な子 シャイでGRらしからぬ、水に入らない子(笑) それでもGR共通の【天真爛漫】な性格を伸ばす躾け方はありますし snowy_sea さんもわかってますよね 確かにシェパード的な訓練にも対応でき、クリアできると思います でも飼い主の顔色をうかがってなんでも言うことを聞くGRに 魅力を感じるかと聞かれれば私はNOです 元気で素直で明るくヘラヘラ笑う、でもたまにはハメをはずすGR(笑)に 魅力があると私は1代目~4代目まで今でもそう思ってます!
お礼
お礼がとても遅くなりましたが、ご回答ありがとうございました。 とても参考になりました。
- 山田 太郎(@f_a_007)
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Q、シェパード訓練士の躾方法をゴールデンに適用はOK? A、No! 例えシェパードであっても適用すべきではありません。詳細は割愛しますが、いわゆる「主従関係構築論」はもはや破綻した過去の躾理論です。今日では、軍用犬ですら、主従関係云々という訓練はしていません。 以下は、過去の回答からの引用です。 21世紀の今日では、軍用犬だって「上下関係論」(=ドミナンスセオリー)に基づく訓練はしていませんよ。彼らは、次の真理に基づいて訓練されています。 >犬は、褒められたことは繰り返す。 >犬は、褒められることは進んでする。 いわゆるABC分析、行動随伴性などの行動学の成果を取り入れた訓練が主流ですよ。 http://wanlife.org/entry14.html このサイトは、一応、その線に沿っているようです。 ところで、「上下関係論」(=ドミナンスセオリー)の弊害については、米国獣医行動学会が声名を出しています。 http://avsabonline.org/uploads/position_statemen … http://avsabonline.org/uploads/position_statemen … これらは、次に紹介するサイトで少し翻訳紹介されています。 なお、数多ある躾本の中で米国獣医行動学会に属する獣医師が監修しているのがあります。私が、参考にしているものです。 http://www.seitosha.co.jp/47_3067.html 20年前に入学したドッグスクールは、かなり上下関係論に影響されたトレーニングメニューでしたね。それが、今や、イアン・ダンバー博士のビデオを参考にしたりと、徐々に様変わりしてきています。ここ数年は、2ヶ月に一度の頻度で<褒めて躾ける>訓練士さんに指導を受けています。その結果ですが、全然違いますよ。ホームセンター、電器店、図書館などに連れて行ってもOKな子に育っています。正に、「犬は、褒められることは進んでする」の勝利です。 PS、「うまくいく イヌのしつけの科学」(西川文二著)は読んでおいて損はないかも? http://www.cando4115.com/staff.html
お礼
お礼がとても遅くなりましたが、ご回答ありがとうございました。 とても参考になりました。
お礼
お礼がとても遅くなりましたが、ご回答ありがとうございました。 とても参考になりました。