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配管の呼び径とは?
鋼管などの配管には、呼び径という寸法の取り方があるそうですが、これが今イチよくわかりません。ネットでも色々と調べたのですが、配管の内径を近似的に表したもの、あるいは、外径など、様々な記述があり、混乱しております。どうか、スッキリ?と理解させていただけないでしょうか。よろしくお願い致します。
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「呼び径」とは「呼び」という言葉が付いている事からも判る通り、「単なる呼び名」の様なものであり、数字とサイズは直接には何の関係も無いものだと考えておいた方が宜しいでしょう。 大元は、昔使われていた事がある鋼管のとある規格の1つに、内径の近似値をその管の呼び名として使っていたものがあったのです。 その後、工業が発達して、それまでのものよりも高い圧力を扱う様になり、既存の規格の管よりも耐圧性能の高い管が必要になりました。 耐圧性能の異なる管は管の肉厚が異なりますから、内径を一定にしたままでは、当然の事ながら肉厚の異なる管の外径は、既存の規格の管の外径とは異なってしまいます。 つまり、内径の同じ管を同じ呼び名にした場合には、壁等の面材に配管を通すための穴を開ける場合や、エルボやチーズ等の継手を用意する際に、呼び名は同じ管であっても、耐圧性の違い毎に異なる穴径や、異なる継ぎ手を用意せねばならず、ややこしい上に非効率的なのです。(例え管そのものよりも高い圧力に耐えられる継手があったとしても、外径が合わないため使う事が出来ない) 一方、外径を一定にする様にした場合には、呼び名に対応する穴径を開けるだけで済みますし、管本体よりも高い耐圧性を備えた継手さえあれば配管の耐圧性の違いを一々気にする必要なく使う事が出来ます。 この様に、配管の規格を決める場合には、外径を基準とした方が何かと便利であるため、耐圧性が異なる新たな管の規格を作る場合にも、既存の規格の管と外径が同じになる様に決められる様になりました。 元々は内径を表す数字を呼び名として使っていたものを、その内径に古い規格の管の肉厚分だけ半径が増した外径を基準とする様に変わり、更に、要求される耐圧性能の違いや、管に使用される金属材の強度の違い等によって、その肉厚も変わってしまった訳です。 その結果、現在では管の内径や外径とは直接には関係しない数字が「呼び径」として使われる様になっているのです。(しかもJIS規格管とANSI規格管の様に、規格によっては外径すらも微妙に異なる場合もあります) 【参考URL】 オールトの雲 > [工業] 配管の「呼び径」と呼ばれるものは一体何か http://ooltcloud.expressweb.jp/201403/article_20001024.html
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- bunjii
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>スッキリ?と理解させていただけないでしょうか。 呼び径は内径の近似値で製造時の基準サイズは外径のはずです。 肉厚の差が内径の差になります。 JIS規格で規定されていますので、規格表を見ると良いでしょう。
お礼
やはり、内径の近似値ですか。そうですか。多少、混乱しておりますが… ありがとうございました。
- 交通事故撲滅! ゴルゴ13♂ 便所は綺麗に使いましょう(@asacusa110)
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配管の外径寸法 = 呼び径 です。 質問者さんを混乱させているのは、JIS配管とANSI配管のことだと思われます。JIS配管とANSI配管は、同じ呼び径でも、若干外径サイズの異なるものもありますから。
お礼
系統が違うのですか。道理で。そうですか。少しは納得しました。ありがとうございました。
お礼
なるほど、そういう経緯があったからですか。それにしても、複雑な世界でありますね。とりあえずは、呼び径イコール外径の近似値と覚えておきます。ありがとうございました。非常に参考になりました。