国内)
森鴎外『舞姫』。
夏目漱石『三四郎』。
伊藤左千夫『野菊の墓』。
富田常雄『姿三四郎』。
尾崎士郎『人生劇場 青春篇』。
川端康成『十六歳の日記』。
武者小路実篤『友情』。
田中英光『オリンポスの果実』。
井上靖『あすなろ物語』。
三島由紀夫『午後の曳航』。
幸田文『おとうと』。
鈴木隆『けんかえれじい』。
石原慎太郎『太陽の季節』。
大江健三郎『我らの時代』。
吉屋信子『わすれなぐさ』。
三浦哲郎『忍ぶ川』。
庄司薫『赤頭巾ちゃん気をつけて』。
三田誠広『僕って何』。
石川達三『青春の磋跌』。
富島建夫『おさな妻』。吉屋信子が再脚光を浴びる一方、富島健夫はますます忘れられていきそう。
堀田あけみ『アイコ十六歳』。
中沢けい『海を感じる時』。去年、Panasonicメロディアス・ライブラリー(TOKYO FM)で小川洋子が取り上げた。
中場利一『岸和田少年愚連隊』。
篠原一『壊音』。
芦原すなお『青春デンデケデケデケ』。
石田衣良『うつくしい子ども』。近々、Panasonicメロディアス・ライブラリーで取り上げられる予定。
以下の八作品は夏の文庫フェアの小冊子で最近定番だけど、若いか、若い子供とつきあいがある教師や看護士か、同居の十代の子供や孫がいないと知らないかも。
湯本香樹実『夏の庭』。
梨木香歩『西の魔女が死んだ』。
あさのあつこ『バッテリー』。
森絵都『カラフル』。
佐藤多佳子『一瞬の風になれ』。
三浦しをん『風が強く吹いている』。
大槻ケンヂ『グミ・チョコレート・パイン』。
恩田陸『夜のピクニック』。
海外)
ドストエフスキー『罪と罰』。
ジュール・ヴェルヌ『十五少年漂流記』。
マルタン・デュ・ガール『チボー家の人々』。
コレット『青い麦』。
レイモン・ラディゲ『肉体の悪魔』。
セオドア・ドライサー『アメリカの悲劇』。
へルマン・ヘッセ『デミアン』。
トマス・マン『魔の山』。
サマセット・モーム『人間の絆』。
イーヴリン・ウォー『回想のブライズヘッド』。
パトリシア・ハイスミス『太陽がいっぱい』。モラルなき主人公の狡猾な悪事の話。
アンドレ・ジイド『狭き門』。
ジャン・コクトー『恐るべき子供たち』。
L .M. モンゴメリー『赤毛のアン』。かなり長いシリーズ。年頃になった時代の巻ではそれなりに青春しているのと、育ての親の病気の時期に進学か就職かという悩ましい状況も描かれている。
J.D.サリンジャー『若者たち』。初期短編をまとまった形で読めるのは日本だけらしい。
アラン・シリトー『長距離ランナーの孤独』。
アゴタ・クリストフ『悪童日記』。
中高年読者には、それは隠れていない、有名な名作だとか、青春小説でくくるのはちょっととか言われそうだけど、若い読者には知らない人もいそうなのを多く取り上げてみたよ。