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香港ドル、ペッグ制度廃止したら円レートは?
現在香港の銀行で香港ドルを貯金しています。 最近、米ドルとのペッグ制が廃止されるとの観測が強まっているようですが、もしこのペッグ制度が突然廃止になったら香港ドル/円の為替はどうなるのでしょうか? 円安になれば為替益が見込めますが、円高なるようであれば損しそうです。 円高になるようであれば今のうちに米ドルに換えておいたほうがリスクは少ないのでしょうか? どなたか為替の知識をご教授ください。
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- fujic-1990
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> 円高になるようであれば今のうちに米ドルに換えておいたほう 対香港ドルとの関係で『円高になるようであれば』、考えるまでもなく、お書きの通りです。 「円高になるようであれば今のうちに米ドルに換えてリスクを少なく」したいのですが、円高になりますか? というご質問でしょうか? 香港ドルをチェックしていませんので断定は避けますが、「香港政庁はどういう場合にペッグ制度を廃止したいと思うだろうか」と考えますに、「ペッグ制度を維持することが香港にとってツライ状態になったから」だろうと思うのです。 では、どういう場合に「ツライ」と思うかというと、レートが分不相応な場合、つまり実際のレートがペッグされたレートでは競争力がない時だろうと思われます。 米ドルを抜かして直接「円」で、それまで「100円=1香港ドル」にしていたとして説明すると、 香港旅行や香港にある品物は競争力がなく、「100円=1香港ドル」だと日本から旅行者も来ないし物も売れない。 「50円=1香港ドル」にすれば、100円で2香港ドルの品が買えるので、日本からの旅行者も来るし品物も売れるはず。今まで10,000円(100香港ドル)ではまともなホテルに泊まれなかったが、新レートにすれば10,000円は200香港ドルだから、同じ額の円で良いホテルに泊まることもできる。 こういう状況の場合に、「ペッグはやめて、香港ドルを安くしてしまおう」という発想になるはず。逆の状況では考えませんね。 つまり、香港ドルを安くするためにペッグを止めるのですから、対香港ドルでは円高になるはずだろうと思います。 したがって、「ペッグを止めるのが確か」なら、米ドルに交換しておいたほうがいいかな、と思います。 ついでにいうと、「元」があの状態だから、ペッグを止める可能性は大きいと思います。
補足
fujic-1990様 分かりやすい説明ありがとうございます。 香港ドルの価値を安くするためにペッグを止めるとのことですから、極端に言えば2012年のころのように1HK$=10円(米ドル/香港ドルのレートで7.8)くらいの円高になるのですね? その傾向の可能性が高いそうであれば、いまのうちに保有している香港ドルを現在のペッグレート下限の7.75あたりで米ドルへ換えておこうかと思います。 逆に米ドル/香港ドルのレートが現在の7.75から6.5へと香港ドル高に向かえば、その時点で保有している香港ドルを米ドルに換えれば米ドルでの為替益は大きいのかと思いました。 米ドル/円の為替レートの動向にもよりますが、現在保有している香港ドルが、ペッグ制廃止に伴い、円に換えた際に極端に大きく目減りしないようにしたいですのでご教授ください。