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ワンピースのエースについて
ワンピースのエースは海軍との戦いで死んでしまい、悲しんだファンも多いんではないでしょうか。 しかし私はエースの死が美談的に語られることにどうも納得がいきません。 エースは船長である白ひげの制止を振り切って黒ひげを追いかけた結果黒ひげに負かされ、海軍に捕まってしまいました。 それを総出で助けにきた仲間たちにはじめのうちは「なぜ助けにきた」と言っていましたが、途中から命が惜しいとつぶやき始めます。 そして最終的に救出されるものの、白ひげを馬鹿にする赤犬の口車にのって殺されてしまいました。 自分の判断ミスで海軍に捕まり、あげくの果てに自分の海賊団に壊滅的なダメージを与え、相手の挑発に乗って死に、仲間たちの命をかけた救出作戦は水泡に帰すことになりました。 そして父親と慕う白ひげもこの戦いで死んでしまいました。 船では隊長も任される、人の上に立つような立場の人間なのに、僕にはどうしようもないやつだとしか思えないのですが、みなさんはどう思いますか?
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エースが「本当にどうしようもない奴」だったのなら「あれだけの多くの仲間が助けようとはしない」だろうし、「挑発に乗るな」と言った仲間達だって「いざ白ひげを愚弄されたら冷静ではいられなかった」でしょう。 「アラバスタ王国編」で「ウソップがチョッパーに言った『友達(仲間だったかも)の夢を馬鹿にされた時~』」という場合と通じるものがあると思いますよ。 「決して譲れない・妥協出来ない一線」だったのです。 「冷静に判断すれば良かったのかもしれない」けれど、「そんなに割り切って打算的に立ち回る人間に魅力を感じて『その人に付いて行こうと思う人はそうは居ない』筈」・・・。 「結果的に、賢明な判断を下すよりも損と分かっていても『義理人情を優先して愚かと言われてしまう決断・行動を選ぶ人』にこそ、付き慕う人が居るのだ」という事は「源義経」や「楠木正成」、「上杉謙信」、「西郷隆盛」、「坂本竜馬」等といった「歴史上の人物の例」でも分かりませんか? 「義経」は「親の敵を討ちたかっただけなのに、『利用しようとする後白河法皇』と『武家の地位向上を目指して武家の代表者として担がれた頼朝の権力欲』との間で悲惨な末路を迎え、『判官びいき』と呼ばれるまでの人気を後世になって得た」し、「正成」も「敢えて不利と知りつつも北朝側に付き」ました。 「謙信」は「乱世において自らの野望などではなく信念の為にしか戦わなかった」し、自分の後継者にもその信念を託しました。 「隆盛」と「竜馬」は「自身の功績をひけらかして更なる立身出世を求めた訳ではなかった」のです。 「織田信長」も人気はあるけれど、「カリスマ性はあっても、いつ自分を『用済みと判断するか分からない人』にいつまでも慕って従う人は限られる」でしょ。
「仲間を殺した裏切り者を許せない」のは「当然」じゃないの? 「死を覚悟していても、自分を助ける為に駆けつけて来てくれた上に奮闘してくれている仲間の姿を見て助かりたいと心変わりする」のも「人情」ってもんだろう・・・。 「自分を助ける為に必死になってくれる人に対して申し訳無い」とね。 それから「自分が尊敬・心酔している人物を貶されて怒らない訳がない」でしょ。 そして「弟として愛しているルフィを庇って死ぬ」のも何処がおかしい? 「自分の命を惜しいとも思わず助けたいと思える誰かが居る事」と「例え無駄になったとしても恨む事も無く潔く自分を犠牲にしても後悔しない誰かが居る事」の素晴らしさが分からないのですね。 「現実世界に生きる我々には中々出来ない事」、そこに憧れるのが悪い事ですかね。 「我々現実の人間よりも人間らしい」のに? 「真に平和を望む」のであれば、「誰かを思いやり誰かの為に自分を犠牲にしても厭わない様に誰もがならなければ実現し得ない」のにね。 「世界が平和にならない」のは「誰もがそうは出来ないから」なんだよね。 「貴方は納得出来ない」としても、「白ひげ海賊団の皆は納得して行動した」のでとやかく言ってもしょうがないよ。
補足
弟をかばって死ぬのはおかしくはないですが、そもそも赤犬に対し隙を作ってしまったのはエースが赤犬の挑発に乗ってしまったからです。そのまま船まで逃げていれば助かる可能性は高かったものの、エースはまんまと相手の策にはまり結果弟が殺される寸前でした。 自分の不用意な行動で危険にさらした弟を助けるのはおかしくはないですが美談にもならないでしょう。 >「自分の命を惜しいとも思わず助けたいと思える誰かが居る事」と「例え無駄になったとしても恨む事も無く潔く自分を犠牲にしても後悔しない誰かが居る事」の素晴らしさが分からないのですね。 その素晴らしさはわかりますが、そんな仲間たちの思いを踏みにじるかのようにエースはまんまと相手の挑発に乗ってしまいました。周りの仲間たちは乗るなと制止していました。エースだけが白ひげに対し特別な思いを抱いていたわけではなく、船員みんなが白ひげをおやじと尊敬していたはずです。そんな船員たちが、隊長格を含めみんなエースに「挑発に乗るな」と繰り返し伝えたにもかかわらず、エースは助けに来てくれた仲間たちのいうことを聞かず、弟を危険にさらし自分は殺され白ひげも死にました。 この行動に対して「尊敬する人を殺されたら怒って当然だからエースの行動はおかしくない」なんて言えてしまう人の神経が私にはわかりません。 それが人間だ、と言われればそうかもしれませんけどね。
- shi-su-mamitsu-
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確かにエースは自業自得です 親父の命令を振り切って取っ捕まってるわけですから その上、ルフィも死にかけ親父も殺されることになったのです でも仲間ってそんなものではないですか? そもそもは親父の絶対の決まりである仲間を殺してはいけないと言う鉄の掟を破ったティーチが悪く、エースはその仇を取りに行っただけで、そのエースを救出に白髭海賊団が向かったのですから これはただの推測ですが、白ひげもかなり年を取っていたので、もしあのときエースが動かなかったとしても結局黒ひげ海賊団に隙を突かれて白ひげは殺されてたかもしれません 一人の仲間の仇を取りにエースが向かい、そのエースを助けるために今度は白ひげ一味全員で助けに行く 仲間のために自らの命を捨てる覚悟の一味であると言う美談だと思いますけどね
お礼
ありがとうございます。私が言いたかったのは、美談云々というよりは、エースの愚行が愚行として描かれていないことに対して納得できない、という意味でした。言葉足らずですみません。 エースを助けに仲間たちが命がけで集まってきたことは美談だと思いますが、その思いをふいにして勝ち目のない勝負を挑み結果殺されてしまったエースはやっぱり愚かだと思います。
- pigunosuke
- ベストアンサー率19% (1063/5529)
細かい事は気にしてはいけません 好きになれないなら 同人誌やアンソロを読んで 自分好みの物を探すべし
補足
誰が好きに慣れないなどと言ったでしょうか?ワンピースは好きだからこそ読んでいますが、好きな漫画にも納得できない部分の一つや二つあって当然かと思います。 細かいことを気にせず楽しむという方法もあれば、ああでもないこうでもないと議論して楽しむ方法もあるでしょう。
補足
>「挑発に乗るな」と言った仲間達だって「いざ白ひげを愚弄されたら冷静ではいられなかった」でしょう。 いや、その仲間たちも赤犬が白ひげを愚弄しているのを目の前で聞いていたはずなのですが・・・ その愚弄が赤犬の作戦だとわかっていたから、「挑発に乗るな」と冷静になることができたのであって、あの場面でそれができなかったのはエースだけです。 あなたのおっしゃりたいことはよくわかりますし、エースが常日頃どうしようもないやつだったとは私も思っていません。 上の人間からも下の人間からも慕われる魅力的な隊長だったのでしょう。 ただし、あなたのいう「義理人情」を優先するのであれば、自分を助けようとした白ひげ、そして仲間たちの思いに報いるべきだったと自分は考えます。 たとえ妥協できない一線だったとしても、あの挑発には乗るべきではなかった。何度も言うように、そのせいで結果として命がけで自分を助けに来た仲間、そしてルフィの思いは水の泡、そして白ひげは死にました。 ルフィに至ってはエースを助けるためにインペルダウンで死ぬような思いもしてきてるわけです。というかイワンコフがいなければ死んでました。 エースはそんなこと知らなかったでしょうが、仲間や弟の自分を思う気持ちは理解していたはずです。ていうか理解してなかったらおかしいです。 そういう気持ちを理解して冷静に行動することのどこが「打算的」なのでしょうか? まあ、そうやって自分の信念を貫ける男だったからこそ仲間に認められていたのでしょうけどね。自分の信念を貫いて仲間に迷惑かけていいのかっていうとそれは違う気がします。 それでも、「エースは信念を貫いて死んでいったのだから、そのせいで人の思いを踏みにじろうが誰がが悲しもうが傷を負おうが死のうがエースの行動は愚かじゃない」というのであれば、私から言えることは特にありません。 こればっかりはお互いの価値観や考え方の違いですしね。 あと、あなたの一つ目の回答に >「貴方は納得出来ない」としても、「白ひげ海賊団の皆は納得して行動した」のでとやかく言ってもしょうがないよ。 とありましたが、私が納得していないのは「エースが忠告を無視して黒ひげを追いかけた」ことではなくて、「物語の中でエースの行動が美談的に描かれていること」なので少し指摘がずれているかと。 物語をどういう風に書くかは作者の自由なので私が納得できなくてとやかく言っても仕方ない、と言われるかもしれませんが、物語を読んでどういう感想を持つかも文句を言うかも私の自由ですしね。