ロングソードvs刀
古流剣術のかたにご協力お願いします。
わたしはドイツロングソードを学んでいますが、ロングソードを持った騎士は日本刀を持った武士とどのように戦うかレポートを書きたいと思っています。
日本刀を持った剣士とロングソードを持った騎士が戦う場合、日本剣士はどのように攻めますか?
また、日本剣術家からみたロングソード剣術の弱点、および日本剣術の弱点はどのような点にありますか?
剣の特性:ロングソードは重くて長いので、リーチがあります。
80cm~ 1,4kg~
頑丈なので刃をぶつけても大丈夫です。
刃は剣の半分まではつけておらず、そこを持つことができます(ただし引くと切れます)柄頭、鍔は攻撃に使います。
鍔は大きいので相手の剣を受け止めフックとして使えます。重いですがバランスはよいのでテコの原理で切り返しができます。
裏刃があるので切り返しが早く、また刀ではできない背面からの攻撃ができます。
剣術の特性:剣はむしろ棒術のように扱います。一撃必殺ではなく連続攻撃をします。
攻撃するとき剣は相手に、体は外に逃がします。つまり剣先と体の中心は大きく外れます。これは相打ちを避けるためです。
攻撃するとき、理想は剣は相手の中心に体は相手から見て45度の位置にいることです。(体と剣のポジションは中華剣術に近いかもしれません)
構えはハイ・ラインつまり拳は肩のラインが基本です。
切るとき肩を中心とした回転ではなく剣の重心を軸に腕を使ってテコの原理で切ります。(水平のカットなど)
パワーは野球のバットやゴルフのように腰のひねりからでてきます。
ハーフ・グリップという剣身をつかんで組み討ちに持っていく技が多くあります。逆に相手からも剣を奪われます。
接近戦になった場合、投げられてテイクダウンした後の寝技はありません。
剣を交差(バインド)させたところから多くの技が始まります。鍔を支点として相手の剣をはじき飛ばしたり押さえ込んだりします。
居合いのような抜き打ち技術はありません。
相打ちになるような攻撃は最も悪いとされます。
ロングソード側は高いラインの青眼か前構えの右八双、裏刃を使うつもりでの左八双で構えるでしょう。
特に左八双は裏刃をつかって小手を狙うのに適しています。
あるいは右下段青眼で下からの突きをねらいます。
袈裟できってきた場合、それがフェイントでなければ刃を合わせに行くでしょう。突きに来た場合も前面ガードで刃を合わせます。
条件:両者の体格、筋力、年齢、経験、精神力、学習期間は同じ。鎧も盾も無し。剣道の開始位置とおなじ距離からスタートとします。
勝利条件:戦闘不能なダメージを受けた場合(骨のあるところに剣が当たった場合。指でも)
テイクダウンした場合(ロングソード側)
柄頭などによる打撃を顔面や喉、鳩尾、金的などに受けた場合。
充分な情報を提供することが出来ませんが動画をご覧下さい。
「日本刀は軽いので素早く斬りつけられるから強い」「精神力に勝る」というような漠然とした回答は避けてください。
流派によって様々と思いますが、日本剣術の一般的な思想でご回答お願いします。
ロングソードのテクニック
http://jp.youtube.com/watch?v=Kj4Ng6DBfrg&feature=related
http://jp.youtube.com/watch?v=HC5FIyfI8TA&feature=related
http://jp.youtube.com/watch?v=Y3DhjFUOG6Y&feature=related
トライアングル・フットワーク
http://jp.youtube.com/watch?v=Jse6aKkehC8
鉄の剣でこれくらいの動きです。
http://jp.youtube.com/watch?v=tsGU5KI1qJA&feature=related