現在のWindowsは、一般向けのエディションとしては
Windows7,8.1共に、新DSP版が13000円程度となっています。
多くの人が、Windowsに購入する価値を感じていないので
13000円で10年くらい使える(月あたり100円ちょっと)にもかかわらず
少しでも安く手に入る方法に執着している様は、けっこう滑稽なものです。
買う価値が無いと思うなら、使わない。
気にしないでいればいいんですよ。
ですから、私は実際WindowsXP,Vista,8,8.1もOS Xも実用としていません。
逆に、自分のPCを、よりよく活用するために
Windows10が大きく役立つのであれば
別に買えばいいと思います。
個人的には、ただでもいらないというものですが。
なお、Windowsは無条件での新規ユーザー参入を期待して
PCメーカー向けのOEM供給に力を入れてきました。
この10年の間であれば、Windowsを単品で買った人はかなり少なく
新しいバージョンに、金を出す価値が無いと考えるのも、ごく普通になったと思います。
ただ、このOEM戦略は、普及においてだけMicrosoft社にとって有利なのではなく
さらにソフトウェアについてのサポートの一切を
PCメーカーに丸投げするという、異常に有利な契約が成されています。
もちろん、PCをすでに売ったあとになって
OSが変わってもサポートを続けるとしたら
収入なしに、仕事が増えることを意味します。
PCメーカーにとっては、そんなものは利益に直結することがありません。
また、PCユーザーの大半となる消費者の意見は
直接Microsoftに伝わりにくく
PCメーカーの販売戦略に大きく影響を受ける傾向があります。
つまり、Vistaの肥大しかり、8でのタッチパネル前提しかり
Windows7だって、Vistaで伸び悩んだ新規購入を伸ばした方針転換だったはずです。
いつも、PCの買い替えを前提とした改革が中心になるわけです。
漫画的表現をすると
「これまでずっとWindowsを仕入れて儲けさせてやったんだ
パソコンが売れなくなった今こそ、もっとパソコンの売れるWindowsを出せ」
みたいなPCメーカーの主張も無理からぬものです。
たしかにWindows10は無料で導入できるかもしれません。
しかし、それがパソコン買い替えに誘導するためのものでは無いとは限りません。
Windows8世代では、結局タッチパネル付きパソコンはあまり売れませんでしたけどね。
これからWindows10で訪れる改革に
古いPCで飛びついて、ほんとうにいいことがあるのかはわかりませんよ。
だからこそ、PCメーカーも方針や予定を発表できないのかもしれません。
今の段階で、仮に詳しげな噂を掴んだとしても
結果として、それがあてになるということも無いと思いますよ。