パターンとしては以下のようなものがあります。
1.車掌の持つ端末などで指定席の発売情報がわかるようにしておき、発売済の席に人が座っていれば「正しい切符を持っている人が座っている」と推定し切符のチェックをしない。発売済でない席に人が座っていれば「正しい切符を持っていない可能性がある」と推定し、切符の確認を行う。
概ね1時間に1本以下程度の列車であまり直線に買う人が多くない列車で行われることが多く、JR東日本の多くの列車や、山陽・九州新幹線などで行われています。
在来線特急もこの条件を満たす列車が多いのですが概ねJR東海以西でこの方式をとることはどちらかと言えば少数派のように感じます。
2.原則として利用者はほぼ全員チェックする
例えば東海道新幹線の場合、次の列車までの感覚が10分以下のようなケースもあります。そのような場合、著と早目にホームに着いた客が、意図的にあるいは誤って、前の列車に乗ってしまうことが多々あります。
こういう客は自由席に座ってくれればいいのですが、指定席の空いた席を見つけて座ってしまいます。
ある列車でこういうことが起こるということはこの列車でもそういうことが起こるのでたまたま、券に記載しているのと同じ番号の客も前の列車に乗ってしまっているかもしれません。ちなみに切符のルールとしては指定席の特急券は指定列車に限り有効です。指定列車より前の列車はたとえ自由席であっても無効です。(実際には事情を説明すれば、列車を間違ったなどの解釈で黙認してくれるケースもあります)
ということで、1のような推定ができず、客のすべてでチェックします。
特に東海道新幹線のようにリピーター客が多い列車では不公平感をもたれると、今後正しく切符を買ってもらえなくなる可能性が生じます。
3.特に定めておらず、客の大多数をチェックできる区間でチェックしたり、抜き打ち的にチェックしたりする。
どちらかというと自由席の場合に当てはまるやり方です。
抜き打ちは文字通り、車内巡回時に車掌と目を合わな細ような客がいた(=不正の可能性あり)、精算が異常に多かったなどをきっかけに車掌の判断で急きょすることもあれば、車掌の属する部署の指示で行う場合もあります。また、抜き打ちチェックだけを職務としたチームが通常の車掌とは別に乗り込み行うこともあります。(特別改札と言い、無人駅や乗換駅のホーム端・階段等で行うこともあります)
指定席の場合、チェックするなら、1または2が多く、中途半端にチェックすることは少ないです。
のぞみの場合、東海道新幹線部分は2(超混雑の時を除き自由席も2が多い)となります。
山陽新幹線部分のみ運転の列車は1になりますが、東海道とまたがる列車については東海道部分で2になっているので、山陽部分でも引き続き2とすることが多いようです。
お礼
ご回答ありがとうございます。