- ベストアンサー
エクスプローラー1はスポーティですか?
ロレックスのエクスプローラー1(14270)はスポーツタイプにカテゴライズされてますが、私にはどうしてもスポーツタイプに見えないのですが、どういったところなのでしょうか? 例えば、オイスターパーペチュアルの116000の369文字ダイヤルのブルーの文字盤のものは、スポーツではなくカジュアルからフォーマルとされていますが、中のムーブメントは一緒だし、6桁の型番のこちらの方が、重量感もあったり、3・6・9のインデックスに夜光があったりします。 おそらく素人から見ると、3針と王冠マークの部分くらいしか違いが判りません。 愛好家の方はどうやって区別されてるのでしょうか?
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
こんにちは。拙い知見ですがよろしくお願いします。 >ロレックスのエクスプローラー1(14270)はスポーツタイプにカテゴライズされてますが、私にはどうしてもスポーツタイプに見えないのですが、どういったところなのでしょうか?・・・3針と王冠マークの部分くらいしか違いが判りません。 愛好家の方はどうやって区別されてるのでしょうか? ★結論から・・・ 一番は針と文字盤にEXPLORER Iのイメージ(アイデンティティ)となるメルセデス針と視認性第一のブラックダイヤル(文字盤)で12時位置の▼、3.6.9のインデックスと太目のバーインデックス(すべてビジネスより大き目、蛍光)のセットです。区別の対象の主点。 ★近年のROLEX(パーペチュアル系・ビジネス的やスタンダードモデル)にも数字+バーインデックスの夜光が大きいモデルもありますが、世論の人気である(EXPLORER Iのテイストを利用しつつ、そう針がハード的なイメージではないバーインデックスを用いる事で、一つの意匠・イメージ化してると存じます。全ては流行や需要やマーケティングの結果によると存じます(国個別や世界的な視点も含め)。 ♪----------♯----------♭----------♪ 解説含め以下にて・・・ 先ずROLEXのモデルと生い立ちにより区分されてくると存じます。一部アンティークも入りますが・・・ ☆ドレス系:チェリーニ ☆標準・ビジネス的:オイスターパーペチュアル(DATE。DATEJUST、DAY-DATE含む)、GMT-MASTER(渡航用・第二時間帯付き)。特にDATEJUST、DAY-DATEはベゼルも装飾的な部分(フルーテットベゼル)を金無垢等で使いますし、DAY-DATEはアンティークはフルで金無垢、現代はプラチナもありますネ。 ☆スポーツ系 ・本件:EXPLORER I 1953年、ジョン・ハント卿率いる登山隊のエドモント・ヒラリー卿とテンジン・ノルゲイが、オイスター・パーペチュアルを携行し、エベレスト登頂に成功した。 (HP抜粋) この時計が生まれ未だ基本的部分が変っていない点、それは、 1.ダイヤルのインデックスが大きな12時の▼、3,6,9の数字とビジネスラインより大振りなインデックス(視認性)⇒軍用時計で他メーカーも1940年代等で使用(インデックスの数字がアラビックで全数が多いですが) 2.ブラックダイヤル(雪などの白い環境でも視認しやすい) 3.メルセデスハンド(針)。この原点は40年代の軍用ARMY、旧式バブルバック等にさかのぼります。当時軍用や視認性を良くするためにビジネスラインとは違い太く蛍光(蓄光)塗料が入る目立つ針で夜間でも見やすい(当時の蛍光塗料はトリチウム等の放射性物質)を用いてました。12時の▼はROLEX特有ですが元々は▲が軍用(航空用)でもあります。 参考例 Rolex Oyster "ARMY" http://www.timelyclassics.com/portal/index.php?route=product/product&product_id=462 IWC Mark XI http://www.iwc.com/forum/en/discussion/14714/ 他社でもそれ以前の懐中時計含め”コブラハンド”又はスペードハントと呼ばれる、メルセデスハンドではないけれど太い蛍光塗料を持つ特異なデザインの針があります(IWCやJaguar-LE-COULTR・ロンジン・他・・・) http://curious-curio.jp/watch/12646 懐中時計の頃からあるこれらは、特に軍用を目的される時計が多いと存じます。 元々のケースは普通のパーペチュアル系、でも視認性を重視したモデルとしての位置づけです。材質もステンレスのみ。 (EX-1には初期にホワイトダイヤルもあるのですが、一般では殆どない) 但し、ROLEXとしても全てがハードに使われる的な軍用やスポーツで無い時計にもデザイン性等から使われることも当時の一般的なビジネスラインであったバブルバック(40年代等)があります。 http://www.secondtimearoundwatchco.com/watches-for-sale/rolex/bubbleback/8558 http://www.sonningvintagewatches.com/uncategorized/stunning-1947-solid-18ct-rose-gold-rolex-oyster-bubbleback-gents-vintage-watch/ (蛍光塗料の部分を時代考証(テイスト)に合わせていない点が良くないですが) 当時のROLEXにはケースのバリエーションとスポーツ等へのモデルとの関連性が明確でなく、従来ベースからの発展的なスタンスで作られています。サブマリーナはある意味旧パネライ(ムーブメントはROLEX製)の要素も含めつつ、潜水に必要な要素を盛り込んでいるので、EX-1とは明らかに相違する部分があり明確と思います。 >オイスターパーペチュアルの116000の369文字ダイヤルのブルーの文字盤のものは、スポーツではなくカジュアルからフォーマルとされていますが、中のムーブメントは一緒だし、6桁の型番のこちらの方が、重量感もあったり、3・6・9のインデックスに夜光があったりします。 80年代あたりまでのRef.No(リファレンス・型式のナンバー)が4桁から変る頃から現行に至って特に各モデルのネームに対するイメージとアイデンティティを強くしていると存じます。これもROLEXの経営・モデル戦略と・・・。ケースの大きさやデザイン、針や本体の大きさ、全体のバランスがモデルチェンジの度微妙に相違するのはそのためと思います。 ムーブメント自体はアンティーク時代(1953年のスタート時)もベースは一緒です(モデル始まりのムーブメント(機械)の公称キャリバー:Cal.A296・セミバブルのタイプ、その後のCal.1000番~1500番台~その後もベースははその時毎同様で機能(日付・曜日・24時間表示等)追加によりさまざまなモデル(Cal.No)となります(クロノグラフは除く)。ROLEXはベースムーブメントに力を入れそれに付加機能を加え、かつブラッシュアップはしつつそのスタンスを崩さないので、他メーカー以上にある型式ベースのムーブメントの適応時期が10年単位のロングランになります。この思想は新旧問わずの状況と存じます。 挙げられているパーペチュアル・ノンデイト:Ref.116000(確か2008年頃から)、他に日本限定のブラックダイヤルモデル(型式失念)、現行の類似とも見比べるとEX-1に比べ一般的(大人しめ)の顔つきになります(ここに相違の差を感じられるかは個人次第)。 ROLEXもマーケティングでEX-1の人気や要望、個性を含めた意匠(デザインテイスト)を考慮して、こうしたダイヤル仕様を用意していると存じます。 長文愚答ですが参考になれれば幸いです m(__)m
その他の回答 (2)
- マレンヌ(@Marennes)
- ベストアンサー率50% (396/787)
No.2です。お礼いただき有難うございます。 >EX1がスーツに合うということ自体おかしくなってくるような気がします。 私論も入りますが、少し違うと考えるが正直な気持ちです。ただ、貴方のモノへの視線や全体含めた感性があるので否定をするのでは一切有りません。この点は御承知いただきたく存じます。 スーツに合う・・・EX-1がスポーツ系と呼ばれながら多くの方が使う、認知されているのは、一重にケースや全体の雰囲気からのノーマルな時計+少し武骨さを含んだモノだと考えます。 勿論パーペチュアルの方がトラディッショナル性が強く万能。ただ一方ではEX-1程のモデル特有の個性が無い部分もあります。 (逆にこれで合わせるレンジが広がるもある。スポーツ系でなくても文字盤の色や意匠からカジュアル傾向に触れるのは至極当然と存じます) ケースのデザインも、ダイヤルデザインもROLEXの独自性があるのですが、EX-1は過去の時計の様相から見てもトラディッショナル的な要素がつよいと見ます。一方でサブマリーナは?とお考えになられるかも・・・。確かに、よりきっちりのTPOならば、EX-1以上に特徴的なスポーツ系なので、本来選ばない人がいる⇒ビジネス系としてのチョイスなら、ROLEXとしての設定の標準ラインのパーペチュアルのDATE無しからDATE、グレードが上りDATEJUST、DAY-DATEとなります。 でもネ・・・ケースデザイン自体がビジネス・スポーツ系で一貫してる傾向、さらに文字盤・針の選定に法則が決まってるにしても、他社のスポーツ的(より遊び要素)が入っているモデルよりはずっとシックな所が、一般時計のスポーツ系との差になると思います。 勿論、ブランドイメージやこれまで培われた人々の印象やトレンドもありますが・・・。 ここで世論やトレンド・・・時代がスポーツ系・ハードな時計も許容する・受け入れる時代に代わっているのも、ROLEXのネームバリュー含めあると考えます。 映画でショーン・コネリーの様なダンディで体格のしっかりした大柄の男性がすれば、美男もあり似合うでしょう。でも腕のサイズも合わない貧弱な体型だとすればそれが無理になりイマイチ合わなくなるのは、ROLEXに限らず一般時計におけるは至極当然のことです。 (それでも現行前のROLEXがスーツに合うのは約40mmの外径と厚さが案外薄い(類似っぽいGMT-MASTERは外径が近くも華奢)も一因。さらにシンプルな文字盤、強すぎ針等の意匠とのマッチングもあると思います。 勿論、より堅いビジネス系なら、3針のシンプルなホワイトダイヤルやブラックでもバーインデックスや古典的スタンダード(アンティークの古式ゆかしいような)になるのですが、そこまでをもとめない現代社会・TPOの時勢にもよると存じます。定番の44mmのパネライ(40mm等もありますが)を普通にスーツで使う・・・是もまた時代と世相の関係です。これに比べたらROLEXはサイズ的にもより適合しやすい(本来の見方)に近い事になります。 私的、余計な話ですがROLEXのバーインデックスのダイヤル、元々は同社の30's、40'sデザインを元になっていると想います(この時代はインデックスが白・シルバー・金のタイプや蛍光などがある。文字盤を掘ってるタイプなどは特に珍重)。実際そうしたモデルを手にしたり所有してるので感じ取れます。 それに対し、数字や大きな▼をつけ視認性をもとめつつ、ベースのデザインは実はあまり変わらない・・・求められた仕様を原型を極端に崩さず作り上げた結果と存じます。 (近年のヨットマスター等とは全く違う扱い) 私自身は、ビジネスでならEX-1はまだ良いけど、現行のサブマリーナは大きさやインパクトが強すぎるので私的苦手です(セラミックベゼルの機能性は理解するも)。でも世相はこれを許容する状況です。愚話ですがRef.5513(ミラーダイヤル)をスーツに合わせることもありました。勿論それなりに似合う(特にアンティークは枯れ具合や雰囲気で難でも合せられる。Ref.5513は特にあまり堅いTPOでなければ全体含め容認されるし前記のような背景もあるので受け入れられる)。 ただ、スーツを着る際の、装飾関連の方も言いますが、大きいくても40mm以下(基本は38mm程度以下)でトラディッショナルな文字盤・ケースデザインと言われます。こでもまた、その分野の方程式。でも時代はいろいろなモノを容認したり変化してますネ。 その中で、ROLEXの場合現行の一部は別に、世の周知と、基本的なシンプルなラインにモデル特有の機能(仕様)を加えることで、ビジネスラインでもTPOが認められれば、実質そこまで堅い世界でなければ多くの場所で利用できると思います。中でもEX-1はベゼルもパーペチュアルと変わらない、パッと見は素人目でも極端な違和感が出来にくいから・・・未だにオン/オフでも活躍する結果となっていると考えます。 >オイパペの方が、スポーツテイストも含んでいてオールマイティに使用できるかなと思いました。 この点は今回挙げられたスポーツ的なRef.116000が、文字盤のテイストはEX-1的、でも針等はスタンダード(ビジネス的)に振った意匠の結果です。近年の定番エアキングも良く見ると似てますが針など変えてますネ。EX-1のスポーツロレックスとのモデル間の差別化を細かくしている結果。その点に共感を得るか、自身の嗜好性やTPOにマッチするか?の線でモデルをラインアップしてると存じます。 そして、EX-1は根底が定まった設定のブラックダイヤル+針に対し、他モデルはEX-1も意匠を使いつつ、文字盤の色を変えた自由度、そしてスタンダード・ビジネスラインとしての法則を利用した纏め方・・・と考えられると、いかがかと思います。 EX-1でネイビーダイヤル、カッパーダイヤルなど出したら、EX-1の生い立ちやネーミングのイメージが壊れますし、旧知のファン含め、下手すると失望されるかもしれません。こうした、EX-1だからこその法則のイメージも、他モデルで類似のようにし柔軟性を持たせる意匠にするのもあると考えます。 妙な所と思いましたが、一方でパッと見は文字盤の違い?ともボカシ目で薄めの遠目で観た場合の両モデルの時計の基本デザインと雰囲気から、このようなご回答を私論含めですがお話しました。 毎度の長文愚答、私的観点がありますが、参考になれれば幸いです。 m(__)m
お礼
とても長い文章でご回答していただき、ありがとうございました。 EX1がスーツに合うかどうかは、時代のトレンドがスポーツ系を受け入れる傾向にあるのもあるのですね。 EX1と116000(369ダイヤル)に対する見方が変わりました。
元々探検家向けに開発されたという歴史的なことが、スポーツタイプに分類される要因の一つではないかと思います。 それから、質問にも3針と書かれてますが、この針のデザインがダイバーウォッチと同じというところも、外観からいうとスポーツに分類できると考えられます。
お礼
ご回答ありがとうございました。 外観上は、あの3針だけでスポーツタイプと分かれるのでしょうか?
お礼
ご回答ありがとうございました。 他のサイトとか見てもあまり参考になる資料がなく、疑問に思っていましたが、疑いが晴れました。 これだと、EX1がスーツに合うということ自体おかしくなってくるような気がします。 むしろオイパペの方が、スポーツテイストも含んでいてオールマイティに使用できるかなと思いました。