日本のヤクザと香港マフィアの違い。

質問

自分の見解ではヤクザはサラリーマンのような姿をしていて立ち振る舞いも大人的なのに対して香港マフィアはいかにもマフィア的な恰好をしていて日本の１９７０年代のヤクザのような恰好をしていると思っています。振る舞いも中学生の不良に近い子供的な立ち振る舞いをしている人が多いと考えています。
尚,日本のヤクザについては田舎のヤクザではなくて大都会のヤクザとします。
裏社会に詳しい方、違いについて教えてください。

回答No.2

noname#209171 · ベストアンサー

こんにちは。

日本のヤクザと香港マフィアの違いはだいたいそれで合っていると思います。その理由は、同じ裏社会の世界に存在してはいるものの、香港マフィアはいまだに無法地帯に住んでいるためと、その生い立ちが日本のヤクザとまったく違うからです。

香港マフィアについてちょっと詳しく書きます。もともと香港の裏社会の起源は、「清」の時代にまでさかのぼりますが、第二次世界大戦前に一旦消滅しています。現在の香港マフィアが新たに誕生したのはそれと入れ変わるように同じころでした。

本格的に香港マフィアの活動が始まったは、中国が数々の列強の植民地になってからのことですが、なかでも最も活動が顕著だったのは日本軍の占領時代です。

第二次世界大戦勃発から敗戦するまで香港を支配していた日本軍は中国大陸でもやっていたように、黒くて汚い仕事するためには裏社会の香港マフィアを手先に使っていました。

日本軍の手先になった香港マフィアは、香港に潜伏している抗日分子を摘発しては血祭に上げていました。その見返りに日本軍は香港マフィアの裏商売を黙認したのです。裏商売とはアヘンの密売のことです。

そのおがげで、多くの香港人が貧困にあえいでいた占領中も、日本軍の保護のもと香港マフィアは資金的に潤っていました。この日本軍の保護は次第に協力へと姿を変えていきます。協力とは日本軍がビルマから搾取したアヘンを香港マフィアに流して儲けさせ、強大な権力を持たせたことです。

いわば、香港マフィアは、どうしようもない「ならず者」を集めて日本が育てたようなものです。香港マフィアはそのような背景を持っているのに対して、日本のヤクザは歴史が古く、仁義とか任侠を重んずる伝統を持っています。その違いが現在の香港マフィアの姿と日本のヤクザの姿に表れているのです。

お礼

ありがとうございます。とても素晴らしい文章で感動しました。

回答No.1

citytombi

日本のヤー公は暴対法の影響もあって、普通の一般人と変わらない格好や立ち振る舞いで活動した方が都合のいい部分があります。
昔ながらのゴロツキやチンピラ風情でいたら、たちまち職務質問されるし、周りから恐れられて近寄らなくなって、かえって都合が悪いです。
一方香港マフィアは、そういう規制がまだ発展途上なので、おおっぴらに虚勢を張っても十分に通用する社会なのかも知れません。
表立って恐怖心を与えて、それを利用して搾取するという、ある意味レベルが低い・進化していない部類かと思います。

お礼

回答ありがとうございます。