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大相撲の力士でシリコンが取れないことはあるのか?

大相撲の力士で身長を伸ばすために頭にシリコンを入れていて、引退した後もシリコンが取れないことはあるのでしょうか? 先日、どの力士だったか忘れましたが、引退後かなりたっていたのにシリコンが入っているままの頭の人がいたので気になりました。

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  • ベストアンサー
  • uniquepro
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回答No.1

正確には「時間が経つと完全に除去出来なくなる」ということかと思います。 現在の第2審査(身長体重制限ほぼなし)がない時代は、主に頭頂部から前頭部にかけて皮膚を切開し(経験されれば分かると思いますが、身長測定の際アゴを上げれば頭頂部より前頭部の方が高くなる)、皮膚と頭蓋骨の間にシリコンバッグの袋を入れ込み、そこにゲル化したシリコン(シリコンハイドロゲル)を注入することで頭頂部の皮膚を持ち上げて身長をかさ上げする、という方法で検査に望む新弟子もいました。 ただ、この手術自体近年始まったものではなく、それこそ日活黄金期のスター、宍戸錠があえて悪役として映えるために左右の頬の中に詰め物(これはシリコンではなくオルガノーゲンという化合物を詰めた袋で、明らかな健康被害を出しています)を入れる、という手術はかなり昔から行われています。勿論、あからさまに分かりますが特に一昔前の女性の豊胸手術は、極端に思える程詰め込んでいましたが。 相撲も含めこの手の外科手術に共通することですが、経年によって劣化が進み、器官(特に骨組織)と癒着・同化が進み後々の除去手術でも取りにくい(前述の宍戸錠氏は白化が進んでいたため一部頬骨も含め「削り取る」手段が必要だったとか)。これは詰め物を入れてからの時間が長い程除去が難しくなるとのこと。近年シリコンを入れた新弟子は検査終了後(もちろん全員が合格するわけではなく)再手術で除去をしていたようですが、おそらく質問者様の思い浮かべたのは元大関の大受あたりかな、と。相当に古い世代の力士なので、シリコンではなく上記オルガノーゲン含む有害な石油化合物かと思いますが、5年前まで入れていたと言いますからかなりの劣化は進んでいたものと。それでもあからさまに健康被害が出ていたためある程度きれいに除去されたようです。 もちろん、大受1人だけではなく、身長制限が入って以来あらゆる方法で(外科手術が進む前はわざわざ長髪にして髪の中に異物を仕込むこともあったそうで)かさ上げをしていた歴史があるので、探せば他にも詰め物有りの力士は出てくるかもしれませんが。 舞の海が行ったシリコンゲルを詰めたバッグを入れ込む方法も、当時から豊胸手術での健康被害が問題化していたため、現在は身長制限を緩和(第1審査で167cm、第2審査なら更に低くてOK)した上で体格改善に関わるあらゆる外科手術は禁止となっています。 そもそも今も昔も身長検査で「背伸び」は新弟子が溢れていた若貴ブーム時代を除けばほぼ黙認だったので(近年のシリコンを入れる手術はこの時代に集中している)、よほど低くない限りかかとを上げる程度で見逃してくれる雰囲気はあったのですが。

kyou90
質問者

お礼

ありがとうございます。 シリコンはそんなこともあるのですね。

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