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正確な音を得るために
そのためには、 「スピーカーをしっかり駆動するアンプ」と「小口径フルレンジスピーカー」 の組み合わせである程度は達成できるでしょうか。
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はじめまして♪ 『 正確な音を得るために「スピーカーをしっかり駆動するアンプ」と「小口径フルレンジスピーカー」の組み合わせである程度は達成できるでしょうか。 』 はい、その通りです。 ただし、「正確な音」に対する「すべて」が得られる訳では有りません。 巨大なマルチウエイスピーカー、高度なヘッドホン再生などにも、それぞれの部分で「正確な音」を得られる部分が有ります。 現実的に、全ての面で正確な音を得られやすい、という決定的に優位な方式は無いので、それぞれのよい部分に注目すれば実現出来たと言えるでしょうし、弱点を指摘すればどれも完璧な理想は得られない、とも言えます。 私も、スピーカー工作が好きなので、いろいろなスピーカーでそれぞれ違う音を楽しんでいます。 小口径フルレンジの良さは、他の方式では実現出来にくい、とても良い一面が有ります。 しかし、過度な広帯域や、過度な大音量を求めれば、すぐに破綻してしまう、アヤウイサウンドでもあります。 大規模なマルチウエイスピーカーは、広帯域、高ダイナミックレンジ(大音量)を得るには大きなメリットが得られますが、良質な小口径フルレンジのような素直でまとまりが良いという部分はなかなか難しい。 利用環境や目的の応じて、使い分けるのがベターと言えます。 ヘッドホンは狭い部屋でも、広い会場でも、自由空間の屋外でも、理追う環境による影響がほぼ無いため、比較的多くの範囲で「正確な音」が得られやすい手法です。 しかし、実空間に放たれた音では無い為、サウンド空間、音の方向性が、脳内処理とズレてしまい、前方の演奏ステージ という印象が得られなく成りがち。 多くは、頭蓋骨内外の空間範囲で前後感は後頭部側に展開する感覚に鳴ります。出ている「音」自体は、かなり正確なはずですが、人の聴感という感覚反応としては、違和感が出てしまうのが弱点。 (これを解消しようという録音方法に、ダミーヘッドを用いたバイノーラル録音があります。残念ながらこの録音方式では、スピーカーで再生させると、音源が遥か遠い感じに鳴ってしまうので、互換性が無いという重大な欠陥を兼ねています、ヘッドホン/イヤホン専用音源となる。) 釣りマニアには、フナに始まり、フナに戻る という名言が有りますが、スピーカーに関しても フルレンジに始まり、フルレンジに戻る と言う表現をされた諸先輩が非常に多く存在します。 釣りでもスピーカーでも、良い/悪い という意味では無く、多くの体験を踏まえて、最も素朴で、原理的な部分の楽しみ方を再認識する。という意味なんだと私は考えております。 どんな方式であれ、それぞれの良さを可能な限り多く引き出そう、と思えば、オワリの無い世界ですし、多少メリットを抑えてでも弱点を減らそうとすれば、それも悪くは無い、むしろ一般的には「聞きやすい音」として受け入れやすく成ると思います。 テスト信号などであれば、比較測定で「正確さ」を判断出来やすいのですが、音楽という芸術を聞いた人個人が、どのように感じるか、という人間の感性判断、官能評価という、高度な部分は、データや数値化して「正確度合い」を論ずる事が出来ない範囲だと思います。 基礎的な「科学」に基付く原理原則も重要ですし、人の感覚という生理学的な部分、個人差も考える必用が出て来ます。 どこか、一面だけで論じても、文字通り片手落ち。 理論解析出来ない部分を、思い込みや、思想等の誘導で話題になれば、それはオカルトと言えます。 逆に、実際に聞いてみた印象、感覚を無視して、理論だけでの話題も、案外基本的な部分に落とし穴が有ったりして、固執する人達だけの狭い話題になれば、これもオカルト的と言えます。 小口径フルレンジの再生音には、非常に良い一面が有る。これは間違いない事実です。 しかし、小口径フルレンジ再生では、絶対と言って良い程、得る事が出来ない部分もアルのを理解しておきませんと、狂信的な話題と成ってしまう事も、あり得ると思いますYo。。。 『ある程度は達成できるでしょうか。 』 まちがいありません、残念ながら全体では有りません、しかし!、一部の面では、他の方式では得られない、非常に高い達成感を得る事も可能です。 それぞれ、個性豊かな音を楽しんじゃおう。って言うのが、最近では私の楽しし見方でもありますよ♪
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スピーカー買う金があったら、MDR-CD900STでも買った方がよっぽど正確です。 レコーディングスタジオでも数多く採用されているモニターヘッドホンの最高峰です。
お礼
回答ありがとうございます。
補足
モニターヘッドホンの超有名機種ですね。 他の回答者様も書いてますが、ヘッドホンとスピーカーでは、ヘッドホンのほうが正確なのは間違いないみたいですね。
- John_Papa
- ベストアンサー率61% (1186/1936)
>「スピーカーをしっかり駆動するアンプ」と「小口径フルレンジスピーカー」 と言ったら、真っ先にスタジオモニタのオーラトーン5cをイメージしますが、ある程度は当たっているでしょう。 振動域全てを電界の中におけるコンデンサー型(STAXのヘッドフォン等)や、磁界の中に置けるリボン型や薄幕振動板型(YAMAHAのHP-1等)、ヘッドフォンレベルまで小さくなれば理想に近い振動制御が可能になります。ま。これらは物理的にも録音に使うコンデンサマイクやリボンマイクに最も近い形態の出力トランデューサーですので、当たり前ですか。 マグネチックスピーカーになると、電気的な駆動部とその振動を空気の粗密振動に移す物理的駆動部(振動板)が別の構造にならざるを得ず、ここにロスとか伝達歪みとか寄生共振の問題が発生します。 単純に考えると、同一原料(たとえば人気の素材ポリプロピレンとか)を使った30cm(A)と15cm(B)のスピーカーを比較してみれば、振動面積は4倍になります。振動板が同じ距離を移動するのに4倍の力(アンプのパワーではなく磁力ですね)が必要になります。4倍の面積で振動板硬性を同じにするには厚みを4倍に、結果として振動板質量は16倍になります。振動板製造コストは16倍では済みません。という具合に小口径の方が原料を得易いし、同じ素材なら小口径の方が良好なTime domain(過渡特性、と訳せるかな)が期待できるのです。 ところで、Time domainは物理的信号の時間解析(以前紹介したwaterfall特性やinpulus応答など)の一般用語でオーディオ各社が製品開発で重点に置いている(いた、と過去形かな?)言葉です。が、なぜか日本ではこの公共の用語が商標登録されてしまっており、誤解や嫌悪を与えてしまっているように見受けます。 残念な事にタイムドメインという言葉が一社の利害で牛耳られているということです。 さて、「小口径フルレンジスピーカー」では、再生レンジが主要帯域をなんとかカバーできますが、フルにカバーできないジレンマがあります。従ってやむを得ず帯域を分けたものが2Wayとか3Wayという事ですが、(商標ではない)Time domainに基づいた仮想フルレンジ製品はかなり有ります。かつての同軸スピーカーもTime domain理論に基づいた製品と言えますけど、他の時間的要素も加味した発展型ということですね。 たとえば http://www.otaritec.co.jp/products/genelec/products/3-way-monitors/8351a/ 値段見て溜息つくばかりかな。(オーディオ川柳一句)
お礼
回答ありがとうございます。
補足
オーラトーン5c、まさにそのようなスピーカーです。 15cmと30cmでは、面積で4倍、質量では16倍ですか・・・。 コストは16倍以上・・・そんなに違うのですね。 小口径の方が過渡特性がよいですね。 それがタイムドメイン理論(商標登録じゃない)なんですね。 この前教えていただいた、Yamahaの10Mのwaterfall特性ですね。 そう考えると、10Mはタイムドメイン理論からいくと、とっても良くできた製品っということになるのですね。うーん、ますます売るんじゃなかったです。 業務用アンプで鳴らしてみれば良かった・・・。 小口径フルレンジは、どうしても再生帯域が狭いんですね。だから「正確な音」の完全な正解ではないんですよね。それもひとつの方向性としては正しいけど、ある面からみたらそれだけではだめっということなんですね。 上手くできた2way、3wayと、優れた小口径フルレンジっというのは、好みの問題や使用環境の問題っということになるのでしょうか・・・。 ところで、GENELEC 8351A すごいですね。 さすがですね。やっぱり業務用はすごいものがあるんですね。 音を聴いてみたいです。 オーディオ川柳は知らなかったですが、検索したら本当にあるんですね(笑)
- nijjin
- ベストアンサー率27% (4811/17777)
記録されている音を全て正しく完全にフラットな状態で出せるスピーカーは存在しないでしょう。 仮にSACDやハイレゾ、DSDを音源とした場合、音声の周波数が2Hz~100KHz記録されているとした場合 2Hzでも音源(ソース)に忠実な音圧(音量)で再生できるスピーカーというのは無いでしょう。 それができれば生演奏が完璧に録音できたソースであるならその生演奏を100%再現できるということになります。 列車や花火の音なら家を揺らす振動まで出せる事になります。 また、それなりの音圧を得る(肌で感じる)にはスピーカーもある程度の大きさがないと無理があります。 他にもフルレンジは高域が落ちるなどの問題もあります。 ただ、駆動力の高いハイスピード(立ち上がりの早い)なアンプだと歯切れよくスピーカーを駆動できます。
お礼
回答ありがとうございます。
補足
完璧なスピーカーっというのはあり得ないですよね。 今後ともそんなスピーカーはでてこないと思います。 小口径フルレンジだけでは、音圧の問題や周波数の広さが問題があるので、そういう意味では正確な音ではないっということでしょうか。 駆動力の高いアンプを使用すれば、歯切れの良い音を出すことは出すことは可能っとうことですね。
- chiha2525_
- ベストアンサー率13% (119/883)
そんなに簡単に達成で切るなら誰も苦労ていませんw 小口径がどの程度か分かりませんが、フルレンジの愛好者は居ますので、ある程度は達成できると言えるでしょう。 また、スピーカーユニットを重くして非効率にすれば、特性的には広い周波数でフラットに出来ますが、レスポンスが悪くなるだろうことは予想できると思います。それを、ある程度の達成と取るか、我慢できない音と取るかは、人それぞれでしょう。
お礼
回答ありがとうございます。
補足
確かに・・・(笑) そんなに簡単な理屈なら誰も苦労しませんね。 私自身、「大きなスピーカー」が好きです。 38cmウーハーを8畳間に入れているくらいですから。 でも、8cmフルレンジの音でも、音量を上げれば違った良さがありましたので、「正確な音」っというのは、このような音のことをいうのかなっと思いました。 同じ部屋で同じように周波数特性が乱れたとしても、小口径なりの良さがありますよね。 スピーカーのユニットを重くして、小口径でも低音を稼ぎユニットって確かにありますね。 レスポンスの点では「正確」ではないかもしれませんが、周波数が広くなったことを考えれば「正確」になったとも言えるような気がして・・・。 人それぞれですよね。本当にそう思います。
- yosifuji20
- ベストアンサー率43% (2675/6115)
スピーカーをしっかり駆動するアンプ」と「小口径フルレンジスピーカー 今時の普通のアンプで、「スピーカーをしっかり駆動」できないものはありません。 アンプは入力信号を増幅してスピーカーをドライブできるだけの電力を与えるもので、数万円もするアンプならばこれに十分な能力は持っています。 そういう意味ではオーディ用として売られているものならばほとんどはそれは満たします。 一方小口径フルレンジスピーカーで原音を忠実に再生するのは無理と思います。 音楽成分には16HZから20kHzまでの周波数が録音されています。 フルレンジ一本でこれを正確に再現できるものはありません。 100HZ以下の重低音はほとんど出ません。 10Khz以上の高音もひずみだらけです。 原音を正確にと言う以上、あらゆる周波数をフラットに再生できることは最低条件です。 フルレンジはこれができません。 ピンポイントが必要という意見もありますが、実用的にはフラットな周波数特性の方が重要で、これは聞いて解りますが、ピンポイント再生は少し離れて聞くと意外と気になりません。 ということで、正確な再生という意味では各帯域を最高の性能でならす専用ユニットを使った3Wayなどの方が優れているという意見です。
お礼
回答ありがとうございます。
補足
おっしゃるとおりです。 フルレンジにすると、再生帯域がグッと狭くなりますので、録音されている音を再生するには特に低音が私にはものたりなく感じてしまいます。 「正確な音」を検索してみると、卵型スピーカーばかりでてきます。 そのタイムドメイン理論をよむと、3wayを否定しているように受け取れます。 でも、低音から高音までまんべんなくだすっという方向からみれば、3wayの方が優れていますよね。なので、卵型に合わせるサブウーハーも発売されているんだと思います。 結局は、低音は別で鳴らすっということなんですよね。 そうなると、マルチアンプシステムで、スピーカーの一番おいしいところをだけを使用して低音から高音まで自然につなげることも「正確な音」って言えますよね。 なので、「正確な音」っというのは、色んな方向があるんですよね。 フルレンジとワイドレンジを両立させることはとても難しいんですよね。 私ごときが質問するには早すぎたかもしれません・・・(苦笑)
- tetsumyi
- ベストアンサー率25% (1946/7535)
方向性としては正しいと思います。 しかし、スピーカで聞くという段階で、耳に入る音は左右逆のスピーカの音が混ざって聞こえるので左右の耳までの距離の違いにより実際に聞いている音は周波数特性は大暴れし楽器の音色は全く違ってしまいますし、スピーカの位置から音が聞こえるのですから元の音のような前後の定位を聞き分けることができなくなり貧弱な音となります。 多くの場合、これをごまかす為にスピーカ独自の良い音と聞こえる音を作り上げています。 原音に近い音で聞くことができるのは、STAXのような前方定位ヘッドフォンだけです。 前方定位ヘッドフォンでは、録音条件が良ければ本来の奥行きのある楽器の音色と録音会場の音の場をそのまま再現して聞くことができます。 残念ながらクラシックを除く多くの録音では、1本マイクで録音してミキシングしたり、マイクの設置が前方定位を考慮していないので前方距離の再現ができないことが多いのが現状です。
お礼
回答ありがとうございます。
補足
方向性としてはただしですか? ありがとうございます。 スピーカーで聴いている限り、左右の音が混ざってしまうことになりますね。 じつは私は「モノラル再生」がとても好きです。 聴いていて気持ちいいっというくらいしか理由はないのですが、モノラル音源はモノラルスピーカーで聴いています。それがなぜか耳にも優しくて心地いいです。 やはり、スピーカーとヘッドホンなら「ヘッドホン」の方が正確な音っということになるんですね。 STAXは私も好きでした。 しかし、難聴の治療を繰り返しているうちに、ヘッドホンはしてはダメだと医者から言われました。音を出していなくても、ヘッドホンをつけているだけで、右側の耳が閉塞感がすごいです。指で耳の穴をちょっと抑えただけでも閉塞感がでますので、もうヘッドホンは無理だと判断しています。 なんとかスピーカーで正確な音っというものを体感してみたいっと思いますが、NO.1様の回答でも部屋の影響が書いてありますし、内容も納得することが多く、難しいことなんだな。っと思っております。
- 10F20
- ベストアンサー率43% (32/73)
ある程度、マシになるとは言えるでしょう。 正確(いろいろな意味での)な音を得る為の手段の一つではあると思います。 オーディオの音を考える時の基本は、『振動』 です。 電気的に考える時、 電気が流れれば、導体は必ず振動し発熱する。 それは、音源から送られてくる信号の一部が失われ、歪みが加わる事を意味します。 重量級のアナログ・アンプが、何故必要なのか?。 何故、軽量級のデジタル・アンプは音が悪いのか?。 『振動』の面から考えれば、すぐに理解できると思います。 あのムカデの足の様なちっちゃな端子が一杯付いたチップが振動すれば、飛び付きが起こる事はすぐにわかると思います。 空気の側から考えるなら、今ではタイムドメイン理論などですっかりお馴染みになりましたが、 『基準静止点』があります。 スピーカーの振動板が前後に動く時、その動きの基準となる、静止点がブレてはならない。 何故、重量級のユニットやキャビネットが必要なのか?。 例の、タマゴ型のスピーカーが出た時、デザインが気に入って期待して聴きに行ったのだけど、そのあまりの音の汚さに(ちょっと言い過ぎか、振動板から出ている音自体はナチュラルだったんだけど・・。)びっくりしました。 シェルも、しっかり固定しようよね。 シェルが振動板の背圧で、ピンポン玉の様に震えたんじゃ、音が濁る事はわかりきってただろうに。 とにかく、オーディオを考える時、 『振動』をキーワードにすると、いろンな事がわかってくると思いますよ。
お礼
回答ありがとうございます。
補足
なるほどです・・・「振動」がオーディオの基本なんですね。 私の言いたいことも、おそらく「振動」のことです。 すいません・・・自分でも、正確な音っという基準がわからないで質問をしてしまいました。 スピーカーの動きを制動することができるっという意味で、「スピーカーをしっかり駆動するアンプ」っという書き方をしました。 でも、それだけではないんですね。 振動って音にそこまで悪いものなのですね・・・あまり気にしたことがなかったです。 タイムドメイン理論・・・あの卵型のスピーカーが有名ですね。 「正確な音」っと検索するとあそこのメーカーばかりが出てきます。 振動対策をしていないと音が濁ってしまうですね。 それが、アンプでもスピーカーでも。 今日からもう少し振動に対して気を付けてみようと思います。
- HAL2(@HALTWO)
- ベストアンサー率53% (2340/4389)
「正確な音」と言う定義が判らないのですが(^_^;)……。 仮に「Media に記録されている Data を可能な限り洗いざらい聴き取れる状態」を「正確な音」とするのであれば、私は Speaker System での再生に期待はせず、Headphone で聴きます(^_^;)。 だって Speaker System からの再生音を定位置で聴く限りはどうやったって 50dB SPL (Sound Pressure Level) 内外の室内暗騒音から近所迷惑な 90dB SPL (まぁ米国在住時代は 100dB SPL 近くを得ていましたが(^_^;)) 程度の 40~50dB 程度しか得られませんので、小さな楽音部では Volume Controller を開けたり耳を Speaker に近付けたりしますし、逆に大きな楽音部では Volume Controller を絞ってしまいますよね。……bit 単位での Noise Dynamic Range はせいぜい 7bit 程度ですし、歪率は常に 3% ほどありますので Distortion Dynamic Range も電圧 bit 単位で 6bit 程度しか取れません。 また部屋の周波数特性は測定 Mic の位置や方向をちょいとずらしただけで 4~5kHz 以上が滅茶苦茶変化しますので、私の場合は常に Headphone で聴いた聴感を基に耳で Speaker を調整しています。……まぁ 90Hz~5.6kHz の 6 Octave ぐらいまでが保証限界であり、45Hz とか 11kHz とかになると「ただ出ているだけ」でしょうね(^_^;)。 つまり Speaker 再生では BND (Bandwidth Noise-floor Distortion) が 6-6-6 (6 Octave、-6bit、-6bit) 程度から 6-7-6、良くて 7-7-7 ぐらいです。 Headphone ですと耳内血流音の 30dB SPL 付近から耳鳴りを起こす 100dB SPL 付近まで 70dB 内外もの Noise Dynamic Range を得られますので、下手な Amp' ですと Hum Noise が判ってしまうほどです (Analog 時代は Tape Hiss Noise がまる判りでしたよね)。…… BND の N は軽く 10bit を超えます。 Headphone は小口径極薄軽量の振動板ですので立ち上がりが鈍いなんてことがありませんし、平面振動板に近いほど浅い Dome 型の振動板 (強度を得るために渦巻き状の襞を付けているものもありますが) であることから多くのものが「歪率 1% 以下」であったりもします。……まぁ耳内で聴覚神経に伝達される時の歪率は判りませんが(^_^;)。……BND の D は 7bit 以上あるでしょう。 BND の B は……You Tube などに Upload されている Test Tone を聴けば判りますが、多くの人が 8 Octave 以上聴こえるのではないでしょうか? つまり Headphone では BND 8-10-7 以上が当たり前のように得られるのです。……Speaker 再生では 6-6-6 以上を得るのに大変な苦労をさせられるというのに(^_^;)……。 勿論 Headphone では「定位が後頭部側になる」とか「音像の大きさが判りにくい」といった Stereo Balance での欠陥があるのですが、Monaural で聴くのであれば Speaker は Headphone に敵わないだろうと思います(^_^;)。……とは言っても「BND 値ではおそらく最高の音能であろう STAX の Electret Condenser Headphone ならばどんな楽曲でも最高の音が得られる」なんてこともないのですが(^_^;)……。 もう製品の販売が終了して久しいので検証ができないのですが、SONY PFR-V1 とか STAX SR-Σ といった「耳の前に小型 Speaker を配置する型式の Headphone」では定位感や音像感も追求できたのかなぁという気もするのですが、まぁ私は Headphone にそこまで求めてはいませんし……。 私にとっては Audio System は「正確な音の再現?」とか「生で楽器を聴いているような?」を追求するものではなく、「Recording Engineer (或いは Producer) が描いた音を楽しむ」ものであり、その「楽しみ方」に決まりなどありません。 「風景画は写真のような Reality がなければいけない」とか「家の中に美術館の一室のような部屋を創って、そこで鑑賞しなければ絵画なんて楽しめない」なんてことはなく、一枚の絵葉書に印刷された絵画からだって絵描きさんの Touch に感動を得るものですので、Audio も大切なことは「楽音や記録 Data の正確な再現性」ではなく、「如何に感動を得られる音にするか」だろうと思いますよ。 Speaker の調整をする際に必ず基準というか参考にする Headphone の音を最も良く得られる System は「Speaker をしっかり駆動する Amp' と小口径 Full Range Speaker である」かと言うとそうでもないだろうと思います。 また「大口径 Woofer と良質な Horn Tweeter の音」というのも 70 年代から 80 年代ぐらいの Jazz などでは「正解」の 1 つかも知れませんね。……なにしろ WESTLAKE の TM Series なんかが Recording Studio Monitor Speaker System だった時代ですから……60 年代だと ALTEC 604 Unit の Series かな。 Recording Studio での Monitor 音を再現するのを「正確な音」とするのであれば、少なくとも FOSTEX の小口径 Full Range Unit ではありませんよね(^_^;)。 でも、FOSTEX の小口径 Full Range Unit だって良いのです。 絵画を鑑賞するのに「絵葉書や本、Internet で見るのは邪道だ!」なんて言う人はいないでしょうから。 素敵な Audio Life を(^_^)/
お礼
回答ありがとうございます。
補足
あいまいな質問で申し訳ありません。 前になにかの質問をしたとき、どなたからか忘れましたが、「点音源」が「良い音」というような回答をいただいたことがありまして。 でも、それは非常に難しいことなんだよっと教えてもらいました。 スピーカーが6.6.6、6.7.6.良くて7.7.7っというのは非常にわかりやすいです。 ヘッドホンの方がスペックてきには圧倒的なんですね。 やっぱりそうなんですねぇ・・・。 私はSTAXにハマったことがあります。 男10人で3年間も共同生活をしているころ、部屋の壁があまりに薄く、STAXを購入してから感動してしてそれ以来、その共同生活の時はずーっと使用しておりました。 でも、スピーカーが使用できる環境になるとスピーカーに戻ってしまいますが。 年代とジャンルによっても、スピーカーは変わるものなんですね。 そうですよね・・・大口径ウーハー + ホーンっと言う組み合わせのスタジオモニターって沢山ありますよね。 この質問をちょっと後悔しております。 私自身、なんて説明したらいいのかわからなくて・・・。 最近、カンスピっというFOSTEXのもっとも安いシリーズの8cmフルレンジをバリバリと鳴らした時、大音量とは違った快感を得られたもので、「正確な音」のひとつの方向性なのかな?っと思いました。もちろん低音はでていませんが、ベースの音を聴きとることは可能ですし、部屋に入ってきた人はどこから音がでているのかわからないのではないかと思いました。 このような小さなユニットの方が、パッと動いて、パッと止まるっという動作ができますよね。それが「正確な音」のひとつの方向なのかと思いまして質問をしました。
- USS-Enterprise
- ベストアンサー率46% (272/580)
「正確な音」とは何でしょうか? 「原音再生」として、音源として記録されている情報を忠実に再現された音?のことなのでしょうか? 「スピーカーをしっかり駆動するアンプ」と「小口径フルレンジスピーカー」 それにしても何れも非常に茫漠としており、基準がすこぶる曖昧な表現なのではないかと思うのですが。スピーカーを十分に駆動する能力のないアンプではお話になりませんが、「しっかり」とは?そのスピーカーの周波数特性通りの音が再現できれば正確な音と言えるのでしょうか?小口径で再生できそうもない低音部はどうしましょう?記録されている音すら再生できませんよね? 当たり前のことですが、「音」はスピーカーから放出される直接音だけではありません。鳴らす部屋の特性も大きくものを言いますし、壁からの距離やバッフル面の大きさ等、設置場所によっても左右されます。どんなに優れたスピーカーでも、部屋を含めた設置条件が悪ければ宝の持ち腐れです。 このスピーカーが絶対最高だという物が未だに出ていないということは、判断基準そのものが乱立しており、技術的にも生音源には遠く及ばないという現状を物語っているのだと思います。尤も、録音された環境と同じような再生環境を準備できる方にとっては別かもしれません。 好みの問題もありますが、小口径フルレンジ一発=点音源=正確な音 とは言えないのではないかと思うのですが。 「スピーカーをしっかり駆動するアンプ」と「小口径フルレンジスピーカー」 音とはそのような画一的で単純なものではありません。そもそも実現方法を他人に聞くような内容ではなく、自分でお金と時間を使って試行錯誤しながら一生をかけて自分なりの音を作り上げていくものだと思います。 だから近年はヘッドフォンのユーザーが多いのかもしれませんね。「部屋」という不確定要素を排除できますし、なにより簡単ですからね。まぁどうせ圧縮音源を聞いている人の方が多いのですから、そのような方々には関係ないことかもしれません。
お礼
回答ありがとうございます。
補足
おっしゃるとおりだと思います。 部屋によって音はコロコロと変化しますし、置き場所によっても変化します。 万人が絶対に最高なスピーカーなんてないと思っています。 私が言っているのは、一つの方向性のことです。 「振動板がパッと動いて、パッと止まる」 「音が低音から高音まで同じユニットで出る」 っというのも「正確な音」の方向性だと思ったのです。 以前、なにかの質問をしたときに、「点音源」とか「eclipseのスピーカー」が回答に書かれておりました。私のスピーカーとは程遠いスピーカーですが、私はスピーカーを「個性」で聴いていると思いました。 去年、ジョーダンワッツの10cmフルレンジを聴いている時に、小口径フルレンジに一時期ハマりました。ジョーダンワッツは手放しましたが、いまでも8cmフルレンジはたまに使用しております。やっぱり、音の出方が違うと思います。「これが好きだ」っとい人は多いと思います。ただ、回答の中にも書いていただいてますが、「低音」が足りない。「スピーカーの周波数通りの音」が限界です。そうなると、記録された音も再生されません。 本当におっしゃるとおりです。 でも、鳴っている音は、大型スピーカーにはない魅力があることも事実だと思うのです。 部屋の影響は仕方がないと思っています。部屋の影響を差し引いても、小口径フルレンジの音には独特な魅力があると思いました。 私は、平面バッフルにd130と2402を入れて聴いています。 点音源とは程遠いですが、「周波数」特性だけで言えば、小口径フルレンジよりも「正確な音」を再生しているのかな?って思います。 >>小口径フルレンジ一発=点音源=正確な音 とは言えないのではないかと思うのですが。 正確な音って本当に曖昧ですよね。 点音源と周波数を両立することは非常に難しいと思うのです。 でも、ものすごく乱暴に言ったら「小口径フルレンジ一発の音」は、「正確な音」のひとつの方向性だと思っています。
お礼
回答ありがとうございます。
補足
非常にハッキリとそして丁寧に書いてくださり嬉しいです。 私の聴きたかったことがすべて書いてある回答です。 小口径フルレンジ、マルチウェイスピーカー、ヘッドホン、どれも見方や論点を変えれば、「正確な音」を再生していることになるんですね。しかし、どれも「正確な音」のすべてを再現できるわけではないんですね。 1つに固執して論じてしまうとオカルトになってしまう可能性があるのですね。 柔軟な姿勢で、得られるものがあれば、得られないものもある、っという考えでいないとダメだということですね。それは大切ですね。 「これが絶対」っという発想は危険なんですね。 ただ、小口径フルレンジには、間違いなく他のスピーカーからは得られない良さがあるっというのは本当にそう思います。 普段、大きな圧迫感のある平面バッフルから、8cmのスピーカーを聴いたとき、大きなスピーカーからは得られない快感を得ました。 環境や音楽のジャンルで個性豊かな音を楽しむのが一番いいですね。