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弾き手三人を比べてください
- この質問は、バッハのブランデンブルク協奏曲演奏の比較についての意見を求めるものです。
- 質問者が挙げた演奏は、クロアチア・バロック・アンサンブル、ジャネット・ソレル、カール・リヒターによるものです。
- この質問では、お好みの演奏者と理由について尋ねられています。
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質問者が選んだベストアンサー
こんばんは。 直接お話しするのは初めてです。 面白い比較ですね。3番衛目の演奏者は、リヒテルとお書きになっているので、一瞬、ピアニストのスヴャトスラフ・リヒテルのことかと思ってしまいました。 1番目の奏者は、Pavao Mašićというまだ三十代の奏者で、ローザンヌで、日本人オルガニストの小糸恵などにも師事した人です。 近年では、1番目のPavao Mašićのような演奏スタイルが主流だと思います。わずかにミスタッチがありますが、ライヴなので、これは大して問題になりません。テンポの緩急の変化が多いですが、音楽の意味、フレーズの構造をよく読み込んだ上での解釈に基づくものなので、自然で、音楽的だと思います。それに比べると、ソレルの方は、同じテンポが続いたかと思うと、急に音楽の勢いを止めるようなフレージングをしていて、私には少し違和感があります。カール・リヒターは、往年のバッハの大家で、私の若いころは、まだまだスタンダードな演奏として聞かれていたと思います。「マタイ受難曲」や「ヨハネ受難曲」も、リヒターのCDで聞きました。このころは、テンポの緩急はあまりつけませんでした。Pavao Mašićの現代的な演奏もいいですが、皆が皆こういう弾き方をするようになっているので、そのあとに聞くと、また違った意味で新鮮で、このように一気に勢いよく弾くのも、また曲の力強さが出ていいものだと思います。 私は、もともとgooの会員で、最近は主に向こうで回答してるので、危うく見逃すところでした。
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- 31192525
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SPS700さん、こんにちは。 質問者さんもやられましたか(笑) 私もアーノンクール盤を聴いてやられました。一時そこばかり聞いていたりして。 こうやって聴くとリヒターのテンポって早かったんですね。聴きなれているのでこれにしようと思いましたけど、マシク(?)さわやかでなかなか良いと思いました。ANo1の方も書かれていますけど、テンポの揺れが自然ですね。 好きな順に言えば1→3です。2はフジコ・ヘミングかと思いました。またいらぬことを書いてしまった(汗)
お礼
31192525さん、ご回答ありがとうございます。いやあありがたいです。歴史から音楽まで、ご造詣の広さと深さにはただただ脱帽です。 僕はグールドのピアノ版や、レオンハルト版は聞いたことがあるのですが、最近やられまして(笑)大いに苦しんだり苦しまなかったりしております。たしかに2はフジコさん的なところがありますね。ありがとうございました。
お礼
うわあ、Tastenkasten からのご回答、僕のようなド素人の質問にもお答えくださって感激です。スビアトスラフリヒターさんは学生のころ、後の家内と一緒に聞きに行って「展覧会の絵」なんてバカらしい、と偉そうにホールに入り、帰りには完全に打ちのめされて、耳の中では、まだキエフの大門の鐘が鳴り響く夜の町へ出たことをおもいだします。ありがとうございました。