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テレビ市場で日本メーカーが連敗続き総崩れの理由は?

テレビ市場で日本メーカーが連敗続きで総崩れです。大昔は日本では人件費が云々という話でしたが、もう生産拠点が途上国に移って10年以上経ち、生産条件は他の海外メーカーと変わりません。 テレビ市場で日本メーカーが連敗続き総崩れの理由は何にあるのですか?

みんなの回答

noname#252929
noname#252929
回答No.12

簡単に言えば、銀行が居るからですね。 大手メーカーの役員構成を見ればわかりますが、必ずと言って良いほど銀行の名前が出てきます。この中でも、銀行を退職して役員になる人ならまだ良いのですが、銀行に所属しながら役員をやっている人がいる会社は最悪な状態になります。 景気が悪くなった時に、資金を銀行から借り入れると、銀行からうちの行員を役員に置きなさい。と交換条件が出されます。(勿論利息は別の話。) こうすれば銀行のスパイとして、会社内の経営状況のすべてが把握できますからね。 この人たちは、利益率を上げる事しか考えて居ません。 たとえば日本の会社での得意な分野は、仕向け国(販売する国)に合わせた機能をつけて売るような所です。 ただ、これをやると、仕向け国ごとに仕様を開発して、生産し、それぞれ毎の在庫を持たなければなりませんので、開発費、製造費、在庫コストがかさみます。 銀行はこういう物をリスクとして嫌います。 なので、同一仕様で多くの国で売れる仕様にする様に開発時に主張を始めます。 嫌だと言えば、つぎの融資や融資の借り換えは出来ませんよ。と脅します。 そうすると、その国で必要な機能まで削られて、販売力の無い物を作るしかなくなる訳です。 第三諸国で日本メーカーが売れていない理由はそこにあります。 その国で必要とされている機能をコストとリスクの為につけないのです。 韓国や、中国メーカーは、昔の日本と同じように、現地で求められる仕様を開発して販売しています。 品質的には大して変わりありません。 そんな中で、自分たちの使いたい機能が付いて居る2流メーカーと、自分たちの欲しい機能をつけずにブランドに胡坐をかいて押し付けの物を売り込んで来る日本メーカー。 どちらの方を消費者は買うのか、考えてみればわかると思います。 そういう関係で、世界的シェアを大幅に落としているのが日本の家電メーカーです。 TVだけでなく、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジなどでも同じような状態になって居ます。 技術で伸びたメーカーは、銀行が入ると大抵落ちぶれて行きますからね。 パナソニック、ソニー、シャープどれも技術屋の会社でしたが、軒並みに銀行支援が大きく成る毎に新製品の失敗が多くなり、落ちて行きましたからね。 TV業界では、大失敗が地デジです。 地デジは、TVを作って居る家電業界が推し進めた物です。 完全デジタルになればすべてのTVの買い替えが発生しますからね。 また、同時に海外メーカーの締め出しも考えた訳です。 しかし、日本に会社を作れば日本企業ですので、日本と合弁したり日本の会社を設立した海外机上なら、デジタル技術が使える訳です。それで海外メーカーが多く入り込んだので、日本のTV業界のもくろみは大失敗に終わりました。 さらに、これから4Kと言われる放送に切り替われば、今の地デジ1KのTVはやはりすべて使えなくなりますので、また買い替え需要が高まります。 今既に8K、16Kの実権も開始され、変わる毎に放送局設備、ユーザーのTV共に交換していなければなりませんので、TV局は投資が増える事に成り、ユーザーはTVを買い替えて行かなければならないという状態になる予定です。 こういうのも知られ始めてしまったという事で4Kを今早急に買うより8Kを待った方が良いなどでも、4Kが売れない理由になって居ます。 まぁ、一つとは言えず複数の内容が絡んでいる事なんですよね。

  • SPROCKETER
  • ベストアンサー率26% (2125/7982)
回答No.11

1.面白いテレビ番組がほとんど無くなって、テレビを見る視聴者が激減した。 2.テレビの技術革新が解像度を上げる4K放送ぐらいしか目立った特長が無く、新鮮味に乏しくなった。 3.録画技術がデジタル化で劣化が起こらないものに変わり、危機感を感じた著作権団体のエゴイズムがゴリ押しされて、プロテクトだらけになった結果、録画への関心が減退した。 4.液晶テレビの過当競争で価格が暴落し、利益が出ない市場になった。 5.インターネットの普及でテレビ視聴時間が激減し、テレビ市場の衰退に繋がった。  テレビというメディアが過去の遺物になりつつあるのが現状でしょうね。

回答No.10

ちょっと追加で。 日本のメーカーが、安物を作るのが下手なわけではないです。 カシオやキャノンは、中国製が出回るなかで、どこでも作れるような電卓で、未だに世界でトップシェアを争ってますから。 価格競争で最後まで粘り抜いて勝ち抜いたような企業は、国内でも世界でもまだまだ強いんです。 日本とテレビメーカーの多くは、価格競争が始まると価格で闘わずに高機能に逃げるんです。過去に電卓を出していて逃げたところばかりですよね。

  • DCI4
  • ベストアンサー率29% (448/1540)
回答No.9

★回答 前にも同じ 類似 質問ありました 回答しました 以下ベストアンサー参照 現在電機メーカーのTV部門は軒並み赤字ですが、アナログ放送時代は日本ビクター・NEC・パイオニアなどもテレビ事業を行っており競合数が多かったのに、経営が成り立っていたのはなぜですか。 (1)円のレートの問題 →会社弱体化 もう別事業でしか もどりません (2)技術のデジタル化 (3)デジタルTV スマートテレビなどというものはありえない (4)おかしな規格 日本固有のガラパゴス製品である (5)工学的に 量子化 標本化 の最適化とはなにか? 詳しくはここ↓ベストアンサー参照 http://okwave.jp/qa/q8512574.html

回答No.8

>テレビ市場で日本メーカーが連敗続き総崩れの理由は何にあるのですか? 製品開発方針を間違えたことが理由です。 テレビのようなコモディティは安いことが最重要なので、安さで世界一を目指せば良かったのですが、安さ世界一の目標を断念し、機能世界一とか性能世界一という開発目標にしたため、安さ世界一を目標に掲げる競合企業に敗れてしまいました。 PCや携帯端末なども安さ世界一を目指す企業が最終的に残ります。 コモディティとはそういうモノなのだと思います。

  • rokutaro36
  • ベストアンサー率55% (5458/9820)
回答No.7

今のTVは、デジタル技術の塊です。 デジタル技術というのは、機械化しやすい、大量生産しやすい、 のですが、それは、つまり、模倣しやすい。 TVには、他の追従を許さないような特別な技術が使われている わけではないので、何かを開発しても、すぐに追いつかれ、 追い抜かれてしまう。 要するに、価格競争に陥りやすい商品なのです。 価格競争になれば、中国・韓国などにかなうはずがない。 中韓も、人件費が上ってくれば、いずれは、 同じ運命をたどることになります。

  • take-on3
  • ベストアンサー率14% (176/1183)
回答No.6

人件費だけで無く 日本は新しい技術を開発したり 利用する傾向が高い事も関係するのではないでしょうか? 特許ビジネスと特許による市場の独占です。これは欧米のシンクタンクや特許ゴロと同じですね。 売れている海外メーカーの製品を見ると既存技術がほとんどで目新しい事がありません。 今の家電業界は日本市場なんて小さい市場の一つに過ぎません。 以前の日本企業は北米と日本だけ見ていれば良かったのですが今は個人所得の少ないアジアを中心に考えねばなりません。 つまりは世界の市場は既存技術の使い回しで安価に快適である事を望んでいるのです。 貧しい国々で日本のボロボロな中古車が飛ぶように売れているのはご存知ですよね。 安くて壊れなくて優秀だからです。ここでも電子装備の整った新しい車種より 古くて電子装備少ないものが好まれます。 日本メーカーの製品というのは欧米や日本等のお金のある国の価値観で企画されている事もひとつの理由ではないでしょうか。

noname#230414
noname#230414
回答No.5

アナグロテレビは,回路が複雑で韓国や中国は簡単に作れなかった,サムソンが日本で アナグロテレビ販売した時は,日本のアナグロ技術に10年くらい遅れていました。 デジタル時代に入り回路も簡単になり,韓国や中国も安く作れるようになり,価格競争で 負けてしまいました。 人件費が高いと,人件費が安い中国に進出して技術もある程度中国側に盗まれています。 ハイア-ルは,サンヨ-の冷蔵庫・洗濯機作って 世界一の冷蔵庫メ-カ-になっています。 一方サンヨ-は、潰れてパナソニックに吸収されて消滅しています。 この違いは何ですかね,サンヨ-も世界一になっても・・・・・ ハイア-ルの冷蔵庫使用していますが,値段は日本の冷蔵庫の1/3で 10年使用していますが故障ありません。

  • kia1and2
  • ベストアンサー率20% (482/2321)
回答No.4

液晶TVなど原価割れで売られている商品です。売れば売れるほど損する。それじゃ、基礎パーツを作れない国に基礎パーツだけを作り、組み立て国に高く売りつければ利益が出る。それで、作るのや~めた、です。基礎パーツの日本品使用は世界の液晶TV96%に。

  • bardfish
  • ベストアンサー率28% (5029/17766)
回答No.3

価格競争では勝負にならない。 生産拠点を人件費の安い国に移転しても割高でも付加価値が高ければ売れるという経営判断。 新興国でのニーズを上手く製品に反映できない上に、高付加価値・高価格を崩さない商品企画。 ブッチャケて言ってしまうと、ニーズよりも利益中心、頭の硬い経営陣、官僚との馴れ合いで売上を稼いできたぬるま湯経営。韓国のように通貨安と国費を使った営業展開をされては大企業病が抜け切らないお役所仕事な会社では太刀打ち出来ないでしょう。 機能をバッサリ削って、性能もそこそこでいいから価格をもっと安くして販売展開していれば総崩れにはならなかったと思います。 バブル崩壊後の銀行統廃合以降、企業は利益を出すことに奔走して市場を育てるということをしなくなった結果ではないでしょうか。 一言で言ったら夢を見なくなったというか・・・その国のの消費者にとって魅力ある製品がないというか・・・ 日本で企画され日本人向けに設計された製品が世界のどこでも受け入れられるとは限らないのに・・・