他人様の葬儀に行くときの俗説としての作法には様々な解釈があり、あまり気にしても意味がありません。
自分の宗派の術を使うというものもありますし、相手様の宗派に合わせるというのもあります。
クビからかける宗派もあれば、一般人は絶対にかけてはいけないという宗派もある。
これでは選びようがありませんよね。
私はカトリックマリア会ですが、故人の冥福を祈るという目的のための葬儀ですから他宗派の葬儀への出席も自由です。でも数珠は用いません。宗派の中には数珠の扱いを重視しているところもあり、むしろ他宗派の葬儀であれば持っている事の失礼よりマシだと考えているからです。
家族は曹洞宗なので、家族のために法要は行います、この場合は作法にあわせ数珠を持っています。
数珠はもともと念仏や経の数を数えたりリズムを取るための道具です、つまりロザリオと同じですから持つことに何の違和感もありませんし、持つ持たないに対してあまり気にもしません。自分の考えを持てばイイと思いますよ。
昔は葬儀などに行くと葬儀屋さんが、葬儀の宗派に合わせて貸してくれた時代もあったんですけどね。いまは見かけませんね。