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名作「ゴッドファーザー」を語る
- 「ゴッドファーザー」の1~3まで一気に観ました。昼食風景とともに、封切りの良き時代や他の話題作との比較も思い出されます。
- 「ゴッドファーザー」は私の中でNO1です。オープニングの結婚式のシーンから、闇の部分や葬儀屋のシーン、物語の展開まで魅力的です。
- マーロン・ブランドの重厚さや他のキャストの演技も素晴らしいです。ニーノ・ロータの音楽も魅力的です。皆様のゴッドファーザーに対する想いを聞かせてください。
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isokenさん、体調はいかがですか? 高倉健追悼の質問のなかで、「ゴッドファーザーのような映画が作りたかった」と東映制作陣の述懐があってという話を読んで、今まで一度も見ていないのを思い出しました。 そんなにすごい映画なのか?と映画好きの妻に訊くと、面白いから観てごらんなさいといわれ、はじめてTSUTAYAで借りてきて観たのが昨年11月末のことでした。 面白かったです。それまで映画は見ていないけれど、作品に対する薀蓄は映画評論の文ですでに私のあたまに入っていました。 冒頭を「結婚式の場面」にして複雑な人間関係を一気に説明してしまうコッポラ監督のアイデアはその後多くの映画で模倣されたというのも、マーロン・ブランドが、自室で名付け親である縁で頼まれごとを聞くシーンの光の使い方が誌的で重厚な雰囲気をもりあげているという評価も。 ブラインドで弱められた窓際の光を背に座るドン。向き合う男はくまなく照らされ、一方マーロンブランドの方は逆光で目の表情すら読み取れません。 後で気が付くことですが、PART 1 では、「ニューヨーク ロングアイランド・・何年」とか場所・人物に関するキャプションが一切出てきません。画面をしっかり観ていればだいたい理解できるようになっているのですが、それだけしっかり絵を追わないといけない緻密な映画になっていますね。 レストランでアル・パチーノがトイレに隠した拳銃で敵方のマフィアのボスを射殺するシーン。敵に丸腰と見せかけ、安心させ同じ会食の席で至近距離で確実に仕留める。 たいへん考えつくされた罠。第二次世界大戦の英雄、マイケルならではの知略と度胸を感じさせます。 恋人のダイアン・キートンに「父は違法な頼まれごとをこなして稼ぐゴッドファーザーだが、自分は関係ない」と誓ったものの、人を殺しシチリア島に逃げ、そこで知り合うレストランオーナーの娘と結婚します。幸せもつかの間、新妻が車の練習をしているさなかに車に敵方のマフィアが車にしかけた爆弾で爆死します。 そのほか、病院に入院したヴィト・コルレオーネが敵に襲われることを感知したマイケルがベッドを移動させる場面などマイケルの知略の冴えを感じさせます。 さて、この映画1972年には私は19歳。まだ大学1年あたりのころです。劇場のポスターであやつり人形の絵がかかれたゴッドファーザーのタイトル文字を見た記憶があります。 マーロン・ブランドをスクリーンで観たのはベルナルド・ベルトルッチの「ラスト・タンゴ・イン・パリ」1973年(日本公開)でした。アナル・セックスばかりがスポットをあびた不幸な作品でしたが、そののちの『ナイン・ハーフ』で主演したミッキー・ロークはこの映画を絶賛していたといいます。 おなじくアル・パチーノを最初にスクリーンで観たのは「スケア・クロウ」1973年 時代でいうならば、驚くべきことにフランシス・コッポラは1972年当時まだ弱冠33歳ということ。 コッポラの名前を聴いてまず頭にうかぶのは、地獄の黙示録、次にカリフォルニアの彼の名を冠した、まずいワイナリーですが、この映画だけは、ナパの古木から得られた葡萄酒のように何年たっても深い熟成感の得られる映画だと私は思います。 なにしろPART2も観ていないのです。全体の流れを時系列に編みなおしたTV版というのもあるらしく、これもまた私のヴィデオ・セラーのなかでじっくり寝かせてある作品です。
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- gaitu
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俺がイタリアで好きなのは、パスタとファッションとゴッドファーザーの1と2だけだぜ HAHAHA!!
お礼
御指摘の通り、 Part 3 は随分と落ちる気がします。 回答ありがとうございました。
お礼
ex さん、こんにちは。 お気遣いありがとうございます、もうどうって事ないので連休明けより出社しますが、変われば変わるものですねぇ、その昔はインフルエンザでも構わず仕事しておりましたから・・。 さて ex さんが当作品を観ていなかったとは俄かには信じられませんが、私個人の評価では数ある洋画の中の NO1 、常々そう思っております。 ところで我が国の任侠組織に関してもそうですが、一度関心を持つと徹底的にのめり込む悪い癖が私にはありまして、マフィアの抗争史に傾倒した一時期も・・、その辺りを考えつつ観賞しますと非常に興味深いものがある。 例えば巷間 「 ゴッドファーザー 」 のモデルとされているのが、かつて NY 5大ファミリーの議長を務めた カルロ・ガンビーノ 、更には劇中ラストの大虐殺で暗殺されるラスベガスのカジノ・ホテルのオーナーであるユダヤ系マフィア モー・グリーン のモデルこそが、かの有名な バグジー・シーゲル と言われております。 彼は後年の映画 「 バグジー 」 でウォーレン・ベイティが熱演しておりまして、ラスベガス老舗のカジノ・ホテル 「 フラミンゴ 」 を建てた言わば伝説の人物ですが・・。 Part 2でのユダヤ・マフィアの大物 ハイマン・ロス のモデルははて誰だろう・・、そうか マイヤー・ランスキー かなんて考えながら観ればまた違った面白さがあり、フランク・シナトラがモデルとされる大物エンターテイナー ジョニー に思いを馳せるに至っては、果てはケネディの暗殺にまで話が広がってしまいます。 >マーロン・ブランドをスクリーンで観たのはベルナルド・ベルトルッチの「ラスト・タンゴ・イン・パリ」1973年(日本公開)でした。 公開当時中学生であった私の目に飛び込んで来た、マーロン・ブランドと若きヒロイン マリア・シュナイダー が絡み合う衝撃的なショットは、今でも目に焼き付いております。 >そののちの『ナイン・ハーフ』で主演したミッキー・ロークはこの映画を絶賛していたといいます。 美貌の青年 ミッキー・ローク はどうしちゃったんでしょうねぇ?、まださして老ける歳だとは思えませんが・・。 「 イヤー・オブ・ザ・ドラゴン 」 はとっても面白かった、もっとも当時私の興味は ジョン・ローン に向いておりましたが・・。 >おなじくアル・パチーノを最初にスクリーンで観たのは「スケア・クロウ」1973年 名作です、短気な ジーン・ハックマン が非常に印象的でした。 >なにしろPART2も観ていないのです。 回想しーんで若き ヴィトー を演じる ロバート・デ・ニーロ がとっても初々しい、 「 タクシー・ドライバー 」 の前後なのでしょうが、是非御覧になって下さい。 回答ありがとうございました。