※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:30代女教員です。主婦が優遇されすぎる職場に疑問)
主婦が優遇されすぎる職場に疑問
このQ&Aのポイント
教師として働いている30代女性が、主婦の先生たちが優遇されすぎる職場に疑問を感じています。
彼女は苦労を重ねて教員になったにも関わらず、主婦の先生が部活や難しい仕事を免除されることに不公平感を抱いています。
彼女は自身の経験から、育児と仕事を両立する主婦の先生たちに不公平さを感じながらも、尊敬と慕いの気持ちも抱いていると述べています。
30代半ば女教師です。
大学の教育学部を卒業後,民間会社に1年間勤めましたが
あまりの激務のため体をこわし退職,その後は小学校や中学校で講師を経験した後
何度も教員採用試験を受けて29才の時にやっと合格しました。
新しく赴任した中学校は,地区内でも特に生徒が落ち着いていることから
定年近い年配の先生や主婦の先生がとても多く,
そのため私は女30才にして,未経験で興味もない部活(ハードな運動部)の
主顧問をすることになってしまいました。
部活のために,年間何百時間もの自分の時間を捧げましたが
楽しいと思ったことはありません。
「顧問を他の人に変えてください」と教頭に懇願するも
「何を言っとるんだ」と聞き流されるだけでした。
自分の初任者としての1年目が終わりに近づいたある日
教務主任に「(結婚の)予定がないなら(私を)育てる」と言われました。
その時はあまり言葉の意味が分からずキョトンとしていましたが
年度が変わり2年目に入ってから,その意味がだんだん分かってきました。
担任を持ちながら週の授業コマ数は教員たちの中で最多。
校務分掌も,難しいものから雑務までどっと降りかかってきました。
委員会は一番骨の折れる生徒会。
運動部の主顧問として土日をとことん犠牲にする日々。
学年の仕事もうんと任され…
講師経験が長いこともあり,普通なら30代の女性教員が
そこまでの無茶ぶりをされないことも知っていました。
(ほとんどの30代女性が育児のために部活や面倒な仕事は免除されます。
独身でも30代で主顧問を強要される女性は稀です)
毎日フラフラで倒れそうでしたが,年数的には2年目なのだから仕方がないと
自分に言い聞かせていました。
しかし同期の女性教員(年齢は私の3才年下)のAさんが
同じ2年目の9月に結婚したことをきっかけに,ある考えがよぎったのです。
「同じ2年目なのになんで彼女は私と違ってこんなに余裕があるのだろう…」
学年が違うので仕事量のことは詳しく分からず
ただ単に彼女が自分よりも仕事が早いせいだと思っていました。
しかしAさんと同じ学年の先生たち曰く
「彼女の仕事なんて全然少ないよ。部活しかしてないよ」とのことで
そもそも仕事量が違ったことが後で分かりました。
学校という職場は4月~3月という年度スパンで仕事を割り振ります。
当然,新人時代が一番こき使われるもので
特に2~5年目位は多くの教員が余暇がほとんどとれないほどの
激務を強いられるものです。
しかし2年目の9月に結婚することが決まっていたAさんは
いつ妊娠しても引き継ぎの面倒がなくて済むように
2年目の4月当初から若手教員が本来任される仕事のほとんどを免除されていたのです。
そのことに気付いてからというもの,社会人としても女としても
私にとって精神的にますます辛い時間が続きました。
Aさんは大学院を卒業したため就職が人より遅く,
社会人としての年数がとても短かったのです。
私は採用は遅くなったとはいえ大学を出てから
会社員や講師など,社会人としてAさんよりもずっと長い年数を働いていました。
正規職員でないからこその苦労も多く,ずっと必死で働いてきたつもりです。
その私が30を過ぎて,独身だからという理由で
新卒教師と同等の激務を強いられ
同時に3才年下のAさんは自分の都合を前面に出したことによって
他の主婦教師と同等に優遇されるという現実に,心が折れそうになりました。
あまりの激務と精神的ストレスのため,常に体のだるさ・頭痛・吐き気がおさまらず
血を吐く思いで毎日学校に向かいました。
自分は一番遅くまで働き,Aさんは先にさっさと帰っていく日々。
同期会として,他校の同期の人達と集まって飲み会をした時などには
Aさんは「(部活が忙しくて)自分の時間なんてねえよ?」
「自分は仕事を任される側の人間に選ばれちゃった」などと豪語していました。
ちなみにAさんの担当する部活とは彼女の専門ともいえる競技でした。
たしかに彼女は私より遥かに優秀な人だと感じていましたし
学生時代には文武両道という立派な経歴のため
上からの期待も大きかったのだと思います。
しかし1年目ならともかく,2年目のすでに仕事量の差がはっきりついている時期に
他の学校の同期仲間にそのように自慢気に語っていたことを思い出す度に
やりきれない気持ちになってしまっていました。
そんな2年目の冬の日,
Aさんはもともと結婚後すぐに産休に入れるよう計画していたとのことで
妊娠して悪阻のため何日も学校を休む日が続きました。
「自分は仕事を任される側に選ばれちゃった」と発言した数ヶ月後のことでした。
私もこんなに体の不調を抱えながら這うようにして学校に来ているのに
さんざん優遇してもらった上に
妊娠したらこんなに簡単に仕事を休めるものなのかと思うと本当に辛くて…
寒い職員室で1人夜遅く仕事をしていると
Aさんがよく「仕事は大事!プライベートよりも仕事が優先!」などと
誇らしげに口にしていた言葉の数々,そしてもう1つ,
教務主任に言われた「(結婚の)予定がないなら(私を)育てる」という言葉が
私の頭の中で響いていました。
妊娠・出産にはリミットがありますから
採用2年目での早々の妊娠については仕方がないと思っています。
しかし,Aさんはどこか自分は特別な人間と思っているような様子が見受けられ
これだけ優遇されているのにもう少し申し訳なさとか,
謙虚に感謝する姿勢を見せられないのかと,とても腹立たしく思いました。
もともと鬱状態だった上に
他にもいろいろと大変なことが積み重なったことで最後には私も学校に行けなくなり,
当時の校長先生に自分の思いを全て吐露して1ヶ月ほどお休みをいただき
次年度からは年齢相応の仕事量にしてもらうことで
仕事を続けられるようになりました。
男並みにバリバリ,とはいきませんが
主婦の先生たちよりも随分多くの時間を仕事に注ぎ込んで
自分なりに学校に貢献していると思います。
私は家庭に入るのが向くタイプとは自分でも思えず,
現在一人暮らしですが特に結婚願望もありません。
子どもは好きですが子どもをもちたいとも思っていません。
しかし大多数の人達と同じ生き方ができないことに
なんのコンプレックスも感じないわけがなく
当時の出来事は今でもトラウマとなっています。
今年の4月から新しい学校に移動が決まっており
当時の出来事が周知されていない職場でのスタートとなります。
「中堅独身なら男並みに仕事してくれるよね」と言われたら断ることもできないでしょうし,
自分と同年代の女性教員が早々と帰っていくのに
取り残されて仕事に追われる状況は正直辛いと思います。
教員という職場は,有能な人ほど激務を強いられる一方で
子育て支援の制度はとてもきちんとしており
同じお給料なのが信じられないほど,主婦教員はいろいろな面で優遇されています。
「早く帰れるからって家で遊んでるわけじゃないのよ」と主婦の先生は言います。
少子化問題が深刻な現代,育児と仕事を両立するお母さんはたしかに偉いと思いますが
そうは言っても貰っている給料分の働きが全然できていないのは事実です。
もちろん今までに一緒に仕事をしてきた主婦の先生達は
ほとんどが尊敬できる良い人ばかりで,私もとても慕っています。
しかし採用2年目の時の出来事があってからというもの,
心の片隅に「主婦の先生はズルい」という思いが残っており
対価に見合った仕事ができないのならば,講師になればいいのにと思うこともあります。
教師であるにも関わらず,一方的なものの見方しかできず
不公平感を抱いてしまう自分は心が弱すぎ・狭すぎるのでしょうか。
また,職種を問わず私と同じ思いをしたことのある方はいらっしゃるでしょうか。
長文失礼致しました。ご意見がいただけると嬉しいです。
お礼
丁寧なご回答ありがとうございます。 教務主任の「結婚しないのなら 育てる」の言葉は 時期的に見ても明らかに同期と対比して出たものだと思われ, 当時はとても受け入れられませんでした。 私よりAさんの方がずっと優秀だと誰もが思っていたので余計に… >男性教諭や 男性教諭同様に バリバリ働く女性教諭には給料を多く >子育てで仕事の少ない女性教諭には 給料を少なくすれば >もっと 公平なのに・・・とは 思いますが。 それはすごく思います。 その方が主婦の先生も気兼ねなく働けるのではないでしょうか。 しかし教員の雇用体制にはグレーな部分が多すぎて 今後もなかなか難しいのでしょうね。 その女性の教頭先生のような教師にいつかなりたいと思いました。 (管理職に就きたいという意味ではなく) どうもありがとうございました。