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竹宮惠子さんの「サンルームにて」
こんにちは。 竹宮惠子さんの初期の短編「サンルームにて」を読んだことのある方にお聞きします。 この話の粗筋と感想を教えて下さい。 また、例えば、感動系とかコメディ等に分類すると、 どんなジャンルの話なのでしょうか? 同著者の「風と木の詩」のセルジュとジルベールの原型?が見られる話らしいのですが、あまり情報がないので、こちらで質問をさせて頂きました。
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懐かしい……久しぶりにひっぱりだして読んでみました。 風木の前にいくつか発表した、少年愛風味の短編ですね。 ジプシーの少年セルジュ・バトールは、友達がいない。 いつも忍びこんでいた古い空家の館に、貴族?金持ち?の一家が越してきた。 セルジュはエトアールとアンジェという美しい兄妹と友人になり、三人はサンルームにこもって空想の世界で遊ぶようになる。 やがてエトアールがエンジェルを仲間外れにして、セルジュと過度に親密な雰囲気をつくるようになる。 セルジュはとまどい、わざとエンジェルと仲良くなり、エトアールをはねつけた。 エトアールが病気になって、セルジュも自分の本当の気持ちに気づいたが、エトアールの親に会うことを禁じられてしまう。 ふたりはサンルームで密会し、キスをかわしながら、エトアールはセルジュに握らせた短剣を自分に突き刺して自殺する。 最後、倒れたエトアールと、よりそって横たわるセルジュですが、セルジュが死んでいるかどうかはわかりません。 短いため、キャラが何を考えているのかいまいちわかりにくく、絵も古いです。 でも確かに風木の原形ですね。
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- pearl17
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「ルナの太陽」絵からするとかなり初期の作品。ちょっとSFテイストで、ビルの谷底に住む女の子と、彼女に太陽の光を見せてあげたいと奮闘するピノキオの、心の交流を描いた短編。 「まほう使いの弟子」超能力? 魔法?をもつ転校生をめぐる、クラスの少年少女たちによるどたばた喜劇。ちょっとミュージカル仕立て。かわいい。 「ほほえむ少年」貧乏な絵描きとそのフィアンセ。ふたりのアパートに突如乱入してきて、あと一カ月で自分は死ぬ、その前に肖像画を描いてほしいという少年の、奇妙な三角関係。おさえにおさえた少年愛テイストがある。 「スター!」育ちのよさが見えるアイドルスター、アーニーと、彼を利用してのしあがり蹴落とそうとするスター志願の少年ボビーの愛憎劇。 もしかしたら、わたしが初めて「竹宮恵子」というマンガ家を意識した作品だったかもしれない(笑)。だからこれは大好き。 「ミスターの小鳥」ほんわかとして不思議な雰囲気の広義のファンタジー? 歳をとると人はみな子供に帰る。幸せな死を迎えたいねという哲学かなぁ。 ほかに知りたい作品あります?(笑) 最近のものはないけれど、たぶんほとんどそろっていると思いますよ。
お礼
補足に対し、とても丁寧は解説、ありがとうございます。 とても嬉しいです。 初期の短編だとインターネットで検索しても、中々あらすじ紹介も見つからず、困っていました。 >ほかに知りたい作品あります?(笑) 他にも粗筋を知りたい作品があると思うのですが、 今回は、「サンルームにて」について質問させて頂いたので、一旦、締め切ります。 また竹宮惠子さんの作品について質問した際は、お世話になるかもしれません。 本当に回答、ありがとうございました。
お礼
回答がありがとうございます。 詳しい粗筋が聞けて、とても参考になりました。 『風と木の詩』で感動したので、その原型?な話というのが気になっていました。
補足
現在「サンルームにて」を読もうと思うとMF文庫の『まほうつかいの弟子』を購入することになるのですが、 もしも以下の収録作品で、ご存知の作品、オススメの作品がありましたら簡単な粗筋など、教えて頂けると嬉しいです。 「ミスターの小鳥」は自分で調べた限り、良いお話みたいなのですが… 「まほうつかいの弟子」 「ほほえむ少年」 「スター!」 「ミスターの小鳥」 「ルナの太陽」