空挺団型災害救助隊
途上国で震災などの自然災害が起きると、多くの貴い人命が失われます。
子供、老人、病人など、弱い者から死んでゆきます。
先進国のインフラや人命救助サービスが提供されれば多くの人命が助かる可能性があるのに、災害発生後72時間以上放置され、人命を落とす人が少なくない。
また、せっかく、先進国から救助隊を派遣しても、途上国の空港インフラの未熟さから、"Last one mile"の壁を超えることが出来ずに、みすみす多くの命が失われて行く事態を眺めるばかりです。
そこで、被災地の人命救助に関して、日本が直接的貢献する方法として、
「空挺団型災害救助隊」を考えてみました。
1.自衛隊の第一空挺団と同規模の組織を自衛隊の外側、海上保安庁の下部組織として設立する。
2.医者、看護師、救急救命士、消防士など専門職を起用し、自衛隊の空挺団の将校・兵曹と同じ訓練を実施する。
3.自然災害で人命の危機が発生した場合、日本国総理大臣の命を受け、直接、自律的に災害救助活動に出動する。
4.災害救助出動に関しては、宣戦布告に準ずる政府間の一方的通知を実施し、被災国の領空に侵入、被災地上空まで直接飛行し、救急救命士、救助犬、救助必要機器、衣料品、非常食などを落下傘で投下する。
日本の領土(沖縄など)から3000キロ以内の地域に対しては、災害発生から12時間以内に降下終了を目標とする。
5.緊急災害救助出動による領空侵入を領空侵犯と誤解して迎撃されないよう、外交ルートを通じて、事前に空挺団型災害救助隊受けいれ合意書を政府間で交わしておく。
まあ、妄想の類にすぎないのですが、「政府間プロトコールを優先するがゆえに尊い人命が失われる」悲劇を看過しないという高邁な理念に基づいた妄想です。
このような一方的な人命救助の強要に関して、どうお考えですか?
有識者の皆様からいろいろなご意見を頂ければと思います。