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ストップ高、ストップ安について教えて下さい。

株式には全くのシロウトですので、宜しくお願いします。 まず、市場経済の大原則は、需要と供給の全てを市場に任せる事だと、以前から考えていました。 つまり、公権力などが介入しないで、取引をする人の自己責任に基づく自由意思に委ねる事だと思っておりました。 ところが、実際の株式の取引では、相場が大きく変動する場合にストップ高やストップ安、など売買そのものを一時停止する措置がとられますね。 たしか、証券市場の安定を目的とした措置、と聞いた記憶があるのですが、これでは一番高値で売りたいと思った人が売れない状況、また、逆に安値でもいいから早く売りたい人も売れない状況と、取引自体を妨害するような行為に感じるのですが ・・・ もし、この措置で発生した損失を立証できれば、誰か補填してくれる制度になっているのでしょうか? あるいは責任者を相手取って損害賠償訴訟をおこす事は可能でしょうか? 株の売買は、利益も損失も全て自己責任で決定されるのが本質なのに、なぜこのような措置があるのか、簡単にお教え願えないでしょうか? また日本以外の諸外国の証券市場でも、このような取引を停止させる措置があるのでしょうか?

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  • d-y
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回答No.4

>公権力などが介入しないで、取引をする人の自己責任に基づく自由意思に委ねる事だと思っておりました。 値幅制限のルールは、普通は、公権力による市場外部からの介入ではなく、市場そのもののに内在するルールと考えられていると思います。 >高値で売りたいと思った人が売れない状況、また、逆に安値でもいいから早く売りたい人も売れない状況 その日売れない(買えない)だけで、待っていればそのうち売れます。 >なぜこのような措置があるのか、簡単にお教え願えないでしょうか? 証券取引市場の役割は、証券が公正な値段で取引されるようにするのことです。 その意味では、突発的な異常事態等で株価が一時的に乱高下することは、望ましくありません。 値幅制限でストップ高(安)になったときは、売買を約定させるのを延期して、次のようなことが起こるのを待っているのです。 (1)大きな注文を出すときに値段を間違えた人がいるなら、その注文が訂正されること(あわて者のおかげでついた値段は「公正な値段」とは言えません) (2)一時的な混乱によって値段が動いているなら、一晩たってみんなの頭が冷えること (3)値下がり(値上がり)したら買いたい(売りたい)と思っている人が注文を出すこと(世の中には、市場の値動きを見ながら注文を出す人もいます。朝刊の株式欄で値段を確認してから注文を出す人もいるでしょう。たまたま、その時に注文を出していた人に、異常に安い(高い)値段で買わせる(売る)より、それなりの値段で買いたい(売りたい)という人が後から出てきたら、その人に買わせる(売る)方が、「公正な値段」という点では望ましい) >利益も損失も全て自己責任で決定されるのが本質なのに 自己責任という点では確かにそうかもしれませんが、たまたま早く気付いた人が、気付かなかった人の犠牲の上に得をするというのは、限度を超えれば「不公正」になります。 このくらいのセーフガードがあったほうが、素人でも参加できる市場にするためには良いという考え方もあります。 >また日本以外の諸外国の証券市場でも、このような取引を停止させる措置があるのでしょうか? 証券市場は分かりませんが、アメリカの商品先物市場にはあるようです。 lock limitとかlimit up (down)と呼ばれています。

noname#8234
質問者

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とても詳しい、ご回答ありがとうございました。 すみません、もう一回だけお答え頂きたい部分があるのですが。 > その日売れない(買えない)だけで、待っていればそのうち売れます という事は、もしストップ高になる前に、売主の希望売却価格で買おう、という意思表示をした買主がいた場合、その時点で取引成立とみなして、売主は翌日の朝でも同じ価格で同じ人に売却する事が可能なのでしょうか?  つまり買主は、一旦意思表示をしたため、その価格で買い取る義務がある。 あるいは、かりに同じ人が買うことになっても、「その価格は昨日ストップ高で売買停止になる前の話だから、昨日の意思表示は無効」 と言われる可能性があるのでしょうか?  その場合、売主にとってはその差額がストップ高による損失となるのでしょうか?  また、たまたま前日ストップ高になる直前に売却できた人はラッキーという事になるのでしょうか? もしそうなら、全くのシロウトには、ずいぶんアンフェアーなルールだな、という印象を受けます。   身近な例でいえば、ゴルフ会員権や不動産売買の場合は、一度 「その価格で買う」 という意思表示をすれば、事実上の売買成立とみなされます。 ですから、お互い途中で気が変われば、違約金を相手に支払う義務がありますね。 もし、これらの契約と株式売買契約の間に、大きな違いがあるのなら、お教えいただければ幸いです。 株の売買をした経験がないため、ときどき意味が把握できないご説明がありますので、できるだけ分りやすくご説明のほど、よろしくお願いします。 また、株式市場のあり方にケチをつけようなどという考えは全くなく、素朴に、不思議だな、と感じているだけですので、誤解のないようにお願いします。

その他の回答 (4)

  • mai9999
  • ベストアンサー率12% (32/256)
回答No.5

ladybegoodさんこんばんわ ストップ高については皆さんお答えされていらっしゃるのでついでに売買の時の約定価格も御参考までに。 今1000円の株価の株に1200円の買い注文を出したとしたら、売り注文が1000円で未約定の株があれば1000円で約定します。同じように1000円の株価で未約定の買い注文があれば、例え800円の売り注文を出しても1000円で約定します。 これも、ストップ高とかと同じように不自然な市場操作を防止する為であるといわれています。 私が、一日の出来高が3000株の会社を2000株売買したことがありましたが、証券会社から注意のメールが来ました。株価操作を疑われたのだと思います(汗) 関係ないカキコですがご参考まで。

noname#8234
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。 株の売買形式を理解するのは、一般の商取引と違って、結構難しそうですねえ。 参考になりました。

  • MetalRack
  • ベストアンサー率14% (298/2040)
回答No.3

米国株には、個別銘柄ごとのストップ高、ストップ安はないそうです。 成り行き注文では、極端な値が付くこともあるので、取り扱い証券会社での注文時に成行きで注文を出せないようにしている所もあるそうです。

noname#8234
質問者

お礼

参考になり、ありがとうございました。 安定した市場維持のため、色々な方策がとられているようですね。

  • akio_myau
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回答No.2

別に公権力が決めてこの価格は安すぎるので ストップ安にしようとか高すぎるので ストップ高にしようとか決めているのではなく 前日の終値を基準にあらかじめ決められています。 いくら、自己責任とはいえ 100万円の株が次の日には1円になってしまったら 市場自体が混乱して麻痺してしまう恐れがあります。 現実に平均株価の数10%の下落でも 市場が大混乱して大恐慌が起こったことを 考えても無制限な取引は市場経済自身も 崩壊しかねなくルールに乗っ取った 運営が必要だと思います。

noname#8234
質問者

お礼

ご回答、ありがとうございました。 結構、敏感なものなんですねえ。 考えてみれば、証券市場って高度な経済理論に裏打ちされたものと思っておりましたが、ニュースの解説などでは、「嫌気がさした」 とか 「思惑」 とか、理論などは全然関係のない、とても人間くさい表現をしますよね。 株の売買にはよく分からない面も多そうなので、やはり個人レベルではタッチしない方が賢明なようですね。

  • MetalRack
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回答No.1

自由は、ルールの上で成り立っているのです。 事前にルールが公開されているから、それを承知で利用しているのですから文句言うのはお門違いです。 例えば、スピード違反しないと間に合わない用事があるからといって、速度規制があるため損失が出たなんていい訳は通らないのと同じです。 この規制が無い市場もふります。 店頭などがそうですが、規制がない分、成り行きで注文出すととんでもない価格になってしまうおそれがあります。

noname#8234
質問者

お礼

早々のご回答、ありがとうございました。 ゴルフの会員権相場と似ているように思ったのですが、大分違うのですねえ。 ゴルフ会員権の場合は、たとえばバブルの時に1億以上の値をつけたゴルフ場が、今は500万程度のレベルにまで落ちましたが、それでも売買は引き続き成立しているし、また、そこまで落ちたからといって、会員権市場が大混乱した、という話は聞いた事がありません。 もちろん、見込み違いで大損した人はいるかもしれませんが、それこそ自己責任というものだと思います。 高かろうが、安かろうが、売主・買主の双方が合意すればそれで成立という制度になっています。 決して、まわりから、相場が崩れるからやめろ、という声は挙がらないと思います。 今まで株の売買をした事がないもので、証券市場には独特のやり方があるのだな、と感じました。 ところで、ニューヨークやロンドンの市場でも同じようにストップ高 (安) による売買一時停止の措置はあるのでしょうか?  参考までにお教え願えれば幸いです。