地震には、前震(前兆的地震、本震付近で先発的に起きるやや規模の小さい地震)→本震(主要地震)→余震(震源域付近で発生する本震よりやや規模の小さい地震群)という流れを示す場合が頻繁に見られます。
長野県北部には静岡-糸魚川構造線(フォッサマグナ)に関連する断層帯が多数形成されていて、この地域では、近年、地震が頻発する傾向にあります。
今回の震源は、正にその断層帯の一部の活動です。
静岡市以南で発生したとすれば、予測されている東海地震の前震の可能性は捨てきれませんが、震源が北に寄りすぎている点から、東海地震や東南海地震の前兆の可能性は薄いと考えられます。
3.11東北地方太平洋沖地震の余効のような地震かも知れませんが、余震とは呼べません。
東南海地震の前兆観測でも、微小地震や地殻歪みに特別な変化は見られず、直近に迫っているとは見られていまん。
一応、東海地震とは無関係な、単発的(余震を否定はしません)な地震と考えられます。