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【虫歯】エナメル質、象牙質を削るのに麻酔は必要?
先日、生まれて初めて虫歯にかかり治療を行いました。 不思議な事に右5番がエナメル質まで 左5番が象牙質まで と別々の箇所に虫歯が出現しました。 歯医者様の言うところによると、象牙質の内側に神経があり、いずれの虫歯も神経に達していないようでしたが、左右どちらの歯にも麻酔を掛けられました。 多分間違っているのでしょうが、私の考えでは”神経が通ってないなら麻酔も必要ないのではないか?”という感じです。 麻酔を掛けたからにはなにか理由があると思うのですが、その理由が知りたいです。 ご回答よろしくお願いします。
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- michael-m
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他の回答にもありますけど、エナメル質は結晶なのでエナメル質だけを削るなら麻酔は要りません。 でも、歯の中で歯髄以上に痛みを感じる部分があります。それはエナメル質と象牙質の境界部分です。 エナメル質の虫歯だからと麻酔をしないでこの部分まで削ると患者さんは電撃ショックを受けたように飛び上がります。これは苦痛なだけではなくとても危険なことです。 エナメル質の虫歯でもこの境界部分までで削るのを止めてしまうと、治療後に痛みが出ます。痛みが出て興奮状態の歯は内圧が高まってしまって麻酔が効きにくくなるので、後の処置が大変です。 健康な象牙質は生きている組織であり、その中の細胞が刺激を受けることによって歯髄に伝わるので麻酔をしなければ拷問です。(事実ナチスは麻酔無しで歯を削る拷問をしていました。それは一説では爪の下に竹串を入れるより残酷だそうです) しかし象牙質の細胞はすぐに死んでしまいます。なのでこの状態の象牙質は削っても痛みません。でも摩擦熱や水による温度刺激は歯髄にまで伝わるので痛みを感じることが多くなります。 また稀にですけど、治療中の薬剤の浸透圧の関係で歯髄に刺激が加わり痛みを感じることもあります。 もちろん象牙質の虫歯が深ければ、感染した象牙質を除去している時に神経に刺激を与える危険性が高まります。そうなれば患者さんには拷問的苦痛を与えることになります。 以上の理由から象牙質齲蝕はもちろんの事、エナメル質齲蝕でも多くの場合麻酔をして治療を施します。
- blastma
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象牙質には象牙細管という表面から歯髄(神経)までの、 直径1マイクロメートル程度の管が通じています。 その中には象牙芽細胞の突起と組織液が含まれています。 歯を削る際にそのその削る機械の回転力により、 その組織液が移動します。 それにより歯髄への刺激が加わり 「痛い」という感覚が生じます。 逆に高齢者になったり、う蝕(むし歯)が長期間にわたり 放置されているような場合には、この象牙細管が 細くなったり封鎖されるために、 多少歯を削っても痛みを感じないこともあります。 なので、エナメル質の表層だけを削る分には、 ほとんど痛みは感じませんが、それ以上深く削る際には、 痛みが生じますので、麻酔の注射をすることがあります。 ただし、歯科医師によっては、ある程度削ってから、 痛みを自覚した時点で麻酔を行う方もいます。 それはどこまで削ったら痛いかも情報として必要になったりします。
- fujic-1990
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麻酔をかけた理由ですか? 当然、削った時の痛みを感じさせないためです。 > 神経が通ってないなら麻酔も必要ないのではないか? 医者からは「いずれの虫歯も神経に達していない」と言われたのであって、「神経が(歯に)通っていない」と言われたわけではないのでしょ? 「歯の神経を抜く」と表現される処置をする場合もありますが、初めて虫歯になった人の歯の神経が抜いてあるということは考えられませんからね。歯に神経が通っていない、ということは質問者さんの場合「ありえない」はずです。 両者はえらい違いですよ。神経が通っていない歯を針でツンツンしても痛くないでしょうが、神経に達していない虫歯でも、薄くなった部分をツンツンやったら飛び上がるほど痛いですよ。 冷たい水を飲んだだけで痛むのが歯ですから。シミルと表現しますが、基本的には神経に対する刺激=痛みです。 おまけに、初めて虫歯になったということなのでご存じないでしょうが、歯が痛むとどの歯が痛いのか正確に分かりません。「奥から3番目の歯の右端が痛い」なんて指摘できたらえらいです。そのあたり全部が痛みます。 正確に言うと、そのあたり数本が痛んだように感じるわけです。歯が生えている骨を介して全部の歯はつながっていますからね。歯の神経も脳側に行くにつれて束ねられていきますので、痛み信号の混信も起きますし。 で、ガリガリ削るともちろん虫歯も痛むし、その振動は周辺にも伝わり、削っていない歯も痛く感じます。それで両方の歯に麻酔をかけたのだろう(厳密に言うと、歯に麻酔をかけたのではなくて、歯茎に麻酔を掛けた)のだろうと思います。