> 日本語のアニメに対するコメントが
> なぜ日本のアニメは海外で
まずハッキリさせたいのですが、「日本"語"のアニメ」についてではなく、「日本のアニメ」についてのご質問ですよね?日本のアニメでも、たいがいは現地語に吹き替えられているそうですので(日本語のままなのは、台湾のケーブルテレビなどごく一部かな)。
たいして受け入れられてはいないというご意見もありますが、中国では国家主席だったかな、非常に偉い人が日本のアニメなどについて中国国民に対して訓示を垂れていますし、最近では人種に関係なく女の子のファッションやランドセルが売れているなどの状況が見られるので、「海外で受け入れられている」と言って良い状況です。
そんなの一部だと言い出すと、アフリカなどでは日本の存在自体知らないし、アメリカだってアーミッシュなどという方々はテレビさえ見ないのだから、アニメを知らないのは当たり前。「日本?、戦争はどうなった?と質問された」なんて話も出るくらいです。
さて本論ですが、日本のアニメの特徴は(例外もありますが)
(1)内容は、テニスあり、野球アリ、戦闘あり、武士あり忍者あり、料理あり、推理あり、さまざまで、画一的でないこと。
またその内容はハイレベル、よく調べてある。例えば、ワインについて競うの漫画はフランスでもフランスワイン業界から推奨されているとか、そこからワインの基礎知識を得ているオトナもいるとか。
(2)その中で、主人公達は、人生に悩んだり、友情を高めたり、愛し合ったりしながら「成長」し、一般に望ましいとされる「価値観」を育んでいること。
主人公が読者と同じくらいの年代の少年少女であることも重要です。自分を投影し、共感でき、自分もその価値観を共有できる。
テレビで15歳くらいの白人の女の子が「ナルトで友情の大切さを知った。教科書よりすばらしいと思う」と絶賛していましたし、その横で母親が「ナルト一筋で、小遣いは全部つぎ込んでいるが、へんな薬に走る心配がないので助かる」と笑っていたのを見た事があります。
(3)設定が豊富(宗教的制約その他がない)で、ストーリーが画一的でないこと。
(4)動きがぎこちなくならないギリギリの枚数に絵を省略したり、動いているところだけ書き換えたりするテクニックで、極力安くあげていること。従って相手としては安く購入できる。
(5)日本国内の販売で元が取れたことや著作権などの概念が薄く、これまで(最近は違うらしい)二束三文で海外に権利を売っていた。
などが、その種の解説本に書いてあります。
母親の名前を呼び捨てにする例の保育園児漫画は宗教的に問題になりますし、親の評判は良くないですが、あの年代の子には「本能的」に受けるので、しようがない。
世界中に影響を与えた文化と言えば、やはりアメリカの自動車生産に見られるような大量生産、大量消費文化でしょうね。また、世界中に中華街があって中国料理は食べられているという話ですし。
まあ、テーマが広すぎるので私からはここまで。
お礼
しばしば、人としての成長。矛盾。葛藤。 色々な人間心理が描かれていますよね。 子供の成長にプラスになりうるものがあるならば、 一定の受け入れをする人もきっと。 中華街というヒント、ありがとうございます。 ファーストフードも広がっているんでしたね。 別の興味に広がりそうです。 ご回答、ありがとうございました。