当時は24万円。hi-fi堂で25,800円・・・かなり安いですね。
誰をターゲットにしているのか全く分からない製品ですね。
イフェクト用チャンネルっとVictorでは書いてますし、
スーパーウーハー内蔵っともかかれていますので、
当時はAV用途も視野にいれていたのは間違いないと思います。
スーパーウーハーっと言っても、アンプ内蔵ではないみたいなので、
12cm×2発の低音用スピーカーのことだと思います。
仕様をみると、12cmフルレンジ+12cmウーハー×2です。
細見なのにカタログ値で65Hzまで書いています。
同じ時期に発売された有名な、SX-500DOLCE。
これは私も中古ですが、つかったことがありますが、
非常にいい音だと思いますが、低音は控えめです。
それでも、カタログ値では40HZっと書いています。
っということは、TR7の低音は無理には伸ばしていない。
でもこれだけで、低音が「軽い」とは言えないです。
TR7はバスレフ型で、500DOLCEは密閉型です。
なので、バスレフであれば、
100Hzあたりをもちあげて、低音感を得られるように鳴らしているかもしれません。
それがただ「ボンボン」と鳴るのか、ちゃんと音程が明瞭になるのかはわかりません。
しかし24万円の製品です。ただボンボンとなるとは思えないです。
AV用途だとしても、24万円で購入した人は、音楽も満足して聴きたいハズです。
そして、高音も500DOLCEは30Khzにたいして、TR7は17kHzです。
低音も伸ばしていないし、高音も欲張っていません。
よく言えば、バランスが良い。悪く言えばナローレンジ。
SX-500DOLCEで99800円。
SX-TR7は240000円。
同じVictorのスピーカーで、値段が倍以上違う。
なので、そんな音の悪い製品を世の中に出すとは思えません。
通常はイフェクト端子は使わないと思います。
なにもつなげなければ、普通のトールボーイスピーカーです。
音楽用に使える。っというのが私の予想です。
あくまでも個人的な予想です。
でも、中古でほぼ値段で「sx-500DOLCE」が購入できますが・・・。
余談ですが、
1995年と言えば、もうドルビーデジタルが出てきている頃・・・。
もし、このスピーカーをAVアンプにつなげるにしても、
センターを「無」に設定して、フロントを「メインスピーカー」に接続し、
リアスピーカーを「イフェクト」に接続して、サブウーハーは「無」っと
設定すれば、一応AVアンプにも使えたっというものなのかもしれません。
いずれにしても、誰をターゲットに作ったのか全く意味不明の製品ですが、
音は悪くはないと予想します。
定価とVICTORのブランドイメージからそう判断しました。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。詳細かつ丁寧なご説明でよくわかりました。大変参考になりました。