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未来のエネルギーはどうあるべきか?
- 未来のエネルギーについて考えると、自然エネルギーを利用するしかないという結論に至りました。
- 具体的な自然エネルギー源の候補としては、太陽エネルギー、地熱エネルギー、水エネルギー、風力エネルギー、バイオエネルギーなどがあります。
- ただし、地球レベルでの広域発電が必須であり、世界政府の存在が前提となります。また、原発は緊急時の臨時発電所としての役割がありますが、常時監視が必要なため未来のエネルギー候補とは言えません。
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いや~、ほんとに長文ですね。しかもよく考えられていると思いました。勉強になります。基本的に質問者様のご意見に賛成ですが、あえて自分なりに考えてみました。長期的な展望ではなく、せいぜい10年くらいのスパンですが。ついでに、No.1様など他回答者様ともかぶっています。 自給自足 各世帯や事業所が必要とする電力は基本的に自前で発電することを目指しましょう。もちろんすべての電力が自給自足というのはありえませんが、たとえば太陽光がもっと普及するなどすれば、大規模な発電所の必要性は減ります。 あとは蓄電の技術革新とコスト減が必須ですね。たしかに難しい問題ですが、すでに半世紀もとり組みながらいまだ実現しない高速増殖炉(もんじゅだけで年間200億円かかっている!)などより、実現可能性は高いのではないでしょうか。 地産地消 上記と発想は似ていて、地域で必要な電力はその地域である程度まかなうのです。 震災後脚光を浴びた真庭市の事例では、市内の森林資源を利用したバイオマスに力を入れています。だからと言って光熱費が下がったわけではないそうですが、市内の資源を使って市内向けに発電しているのですから、この分のコストは市外へ流出しません。それどころか新たな地場産業となって雇用も生まれ、市の税収も増え、人手不足で荒れていた山林の管理もできます。 アラブの富豪をさらにもうけさせているより、よほど健全な金の使い方だと思います。 省エネ・節電 震災前に資源エネルギー庁は2030年の総発電量を、全体の需要減から0.9兆kWhと予測しました。これは2010年の1.1兆から2割も減った数値です。民間の予測では0.8兆というものもあったそうです。震災後の節電意識の普及からすると、けっして夢想とは言えないでしょう。つまり、もともと現状を維持していれば2030年には原発がなくても電力需給に問題はないと予測されていたわけです。 ならばこれをもっと推しすすめればいい、と普通の人は考えるはずです。実際、原発が停止していても電力不足が生じていないのは、火力発電がフル稼働しているからですが、それだけでなく消費者の電力消費量が減っているからでもあります。 適材適所 言葉の使い方は変ですが、再生可能エネルギーの各発電方法にはそれぞれ長所と短所があり、最適な立地条件が異なります。ならば全国一律にどれかの発電方法に特化するのではなく、それぞれの地域で適した方法を選ぶようにしましょう。 イノベーションの好機 かつてわが国は再生可能エネルギーの分野で世界でもトップクラスでした。いまやすっかり落ちぶれてしまいましたが、いまだわが国の一般的な技術水準は高いままだし、世界第三位の経済規模があります。いまからでも本気で取り組めば挽回できるはずです(と信じたい)。 言うまでもありませんが、これは新たなイノベーションの好機となります。発電のみならず、送電・配電や省エネ技術でもいま一度世界のトップを目指し、将来の市場シェアを取りもどしましょう。 火力だってがんばります 現在火力発電がフル稼働しているおかげで、燃料輸入費は震災前と比べて220%も増大しています。しかし、輸入量そのものは35%の増加にとどまります。つまりコスト増の主因は原価の高騰と円安政策の結果です。当面火力に頼らざるを得ないのは明白なのですから、こちらの努力もまじめにしてほしいものです。 これと平行して、火力発電所を最新式のコンパインドサイクルに建て替えていくことも必要です。現行の発電所は原発に経営資源を傾けすぎたせいで老朽化が進んでいると言われています。最新式は建設費が高いとの反論もありますが、原発に比べればずっと安いものだし、なにより完成までに要する時間は比較になりません。 というか、いまだに原発の新設にこだわっている人たちにはそろそろ願望と現実の違いに気づいてほしいものです。 全国的なスマート化 「スマート化」といえば通常は各世帯の話ですが、全国規模で電力を臨機応変に融通管理する体制を作るべきだと思います。 よく太陽光と風力は天気まかせで信頼できないと批判されますが、日本全国一律のお天気ということはあまりありませんし、曇天で太陽光に向かない日は風が強くて風力に最適だったりします(強すぎてはダメですけど)。天気のことなら天気予報で予測がつくのですから、これをもとに明日とか来週の発電方法の組み合わせを選択していけばいいのです。足りない分は火力に補ってもらうわけですが、突然火力の出力を上げるのではなく事前に準備できるのですから、そう無茶な話ではないでしょう。 実際にスペインでは擬似的なスマート化を達成してそれなりに成果を上げているそうです。わが国で出来ない理由がわかりません。 発電の自由化と送電の公共化 上記のためには、現行の各電力会社の管内で完結しがちな送電網を全国的なものに整備しなければなりません。電力の自由化は当然として、基幹的な送電網はどの事業者でも利用できる公共インフラと位置づけましょう。もちろん野放図に接続されては大変ですが、そこは一定のルールを事前に定めておけばすむことです。 問題はその建設費が莫大なものになることですが、なんの役に立つのかよくわからない公共事業に費やしているより、よほど健全です。たとえば19兆円と予定されている(この金額で完成すると思う人はいないでしょう)核燃料サイクル計画とか無駄の極みですね。 合理的な目標の設定と計画の策定 原発事業には、発電そのものと直接関係しない費用がかかりすぎです。広報予算と電源三法交付金を合わせると2400億円くらいになりますか。表に出ない寄付金の類はいくらなのでしょう。こういう不条理な金の使い方がなくなるだけでも、わが国にとっては大きなプラスだと思います。額面の問題ではなく、政府の政策決定や電力会社の経営から合理的な判断が失われていることが問題です。 原発をやめるというのは、それだけで良いことだと考えます。 思いつくままに列挙していったら、わたしの「回答」も長文になってしまいました。最後にこれまで長期的な展望を考えることはあまりなかったことに気づけたこと、質問者様に感謝いたします。
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- hekiyu
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ワタシは、視点を変えて、分散個別発電を 考えております。 将来は大規模集中発電を徐々に減らし、分散、個別発電に 持って行けたら、と思っています。 大規模集中発電というのは、現在のように一カ所で大規模な 発電を行い、それをあちこちに供給する、という方式 です。 分散個別発電というのは、各家庭、各店、各事業所工場 などが、それぞれ発電を行う、という方式です。 この方式のメリットは、リスクが分散できる、という ことです。 又、燃料電池などの例を見れば解ると思いますが、 効率を非常に良くすることが可能です。 給湯設備と併せれば、80%の効率も夢ではありません。 これは現在の大規模集中発電の二倍です。 燃料電池を使えば、環境にも優しいです。 また、送電線が不要になりますから、コストも安く することが出来ます。 更に効率の良い電池などが製造できれば、面倒な 電源配線なども不要ですし、充電スタンドも不要 になりますから、電気自動車も普及します。 ということで、将来は分散個別発電に持っていくべきだ と思っています。
お礼
回答有難う御座います 燃料電池 忘れてました 非常に簡単な構造らしく信頼度はよさそうです 80%の効率は素晴らしいです 燃料をどうするかの問題がありそうです 考えてみましょう 電気は自己責任でとも言えますね? 個別発電と集中発電の比較とも言えます 数が多くなると故障も増えますので適度な集中数がありそうです 書き忘れましたが エネルギーは空気のような存在が望ましいのではないか?と思うのです 各自が管理しなければいけないのはどうなのでしょうか?
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お礼
自給自足 ソーラー自身は安全で壊れても発電しないだけですから戸別発電にも向いてます 蓄電技術の発達が待たれます (当方ソーラー&充電池&インバーターは非常時の電源として備えてあり140W発電出来ます 大地震には家とともにパアーになりかねませんので小型サイズ用意しました長い間には使わずとも壊れるでしょうけれど5枚あれば何枚かは生き残るでしょう) 地産地消 真庭市の件 知りませんでした 本来は地産地消であるべきでしょう 過度の価格競争の結果なのでしょうね 省エネ・節電 原発停止で料金上がるのは見えてました 料金上げれば使用減り 安いから湯水のように使うのです 今は原油&為替変動制ですが季節による料金変動制あって良いかも知れません 原発コスト 解り難いですね 県や市が電力会社に援助要求してましたね これが電気料金に跳ね返る仕組みなのです 正確なコスト計算&比較 誰かやって頂きたいです 素人には無理です スマート化 早くやって欲しいです これで少しは受給緩和します これだけで間に合うかも知れません 発電の自由化と送電の公共化 発送電の分離 早くやって欲しいです ありがとう御座いました。
補足
日本は以前 地産地消でした 経済成長と共に今のように しかし少子化&超高齢化で日本経済は先細りがはっきりしておりますから昔に戻るのかも知れません