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セル画の保存環境について
- 30年ほど前のアニメのセル画を長期保存する環境を作りたい
- 一般的なセル画保管方法だけでなく、温度・湿度にこだわる必要性を感じている
- 部屋全体が高温多湿で、実現可能な保存環境の方法がない
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元彩色屋です。(今は原画屋) セル板の加水分解は空気が大敵。 絵の具は、原料の卵黄の雑菌繁殖と樹脂の劣化が心配。 マシントレス線は、紫外線が大敵。(日に当たると消える) 歪曲も心配。というわけで、 厚紙とアルミホイルで光を遮断。 ついでに乾燥シートと脱酸素剤エージレス そして真空パック。 1.セル画に押し花用乾燥シートを被せ覆い。(裏面だけで可) 2.B4以上の大き目のカルトン紙3mmを3枚を用意。 1枚に窓枠を作り、セル画を入れ。(隙間が出る側が塗り面になるようにおく。) 2枚で挟み、カールトン同士をガムテで接着して隙間を覆う。 3.真空パック用ビニールにエージレスと一緒に入れ、 幅30cmまでできる家庭用真空パック機で吸出し。(折れないように慎重に) 4.アルミ箔で覆って・・・そのまま冷暗所で常温保存。 うちは念のために桐箪笥の中。 吸湿性に富み、適度に通気が良いので、万が一も安心。 年1回取り出し確認と同様の作業をする。 そのままで画面を見たいなら、 挟むのに画面側にアクリル板を使うと良いかも。 ちなみに、カルトンは動画用紙の補強用ボール紙です。 一般にカルトナージュに使うので、乾燥シートと一緒に手芸店で売ってます。 エージレスは製菓材料店。(通販が便利) うちはこれで劣化してないけど、あくまで自己責任で。
その他の回答 (1)
>この環境を実現する方法論がなくて困っています。 方法論はあります、実現する方法もあります、実現するお金が無いだけでしょ? あのね、それを見る前提で考えてるでしょ? 見る時に紫外線(目に見えない)に晒されるので、それで絵に使われている顔料が変化して劣化します だから、光に触れささない、見ないというのが安全な保存方法になります。 で、加水分解の進行を止めるにはコーティングなどの表面保護になります、セルの透明部分が透明ではなくなるけど それらの処置を施して、保護して、ファイルに入れて、冷暗所での保存になります、見るのは10年に1回/3秒だけ(^_^; 今も劣化が進んでるから、画像が見れるうちにコピーを作っていたほうがいいよ
補足
一度起きた加水分解はコーティング したところで、止まらないかと思います。 全体的に言葉に刺がありますね。。。煽りでしょうか。