- ベストアンサー
詐欺で騙し取られたお金
詐欺などの行為を繰り返し、あちらこちらに多額のお金を 騙し取っていた者が、警察に捕まったのだが、 取り調べの最中に自殺してしまったとします。 この場合、彼からお金を騙した取られた人間というのは 結局、泣き寝入りすることになるのでしょうか? それとも、彼の身内の者が支払う法的義務が生じる のでしょうか?
- みんなの回答 (5)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
詐欺犯だろうが一般人だろうが、死亡と同時に相続が発生します。原則として相続は民法に定める範囲内にある親族(配偶者や子)が行います。そしてプラスの遺産もマイナスの遺産も相続の対象となるのですが、借金のようなマイナスの遺産(負債)がプラスの遺産より多い時は相続放棄の手続きをとれば、借金の返済の責任から逃れることが出来ます。 プラスの遺産だけ相続して、マイナス遺産だけを放棄することは出来ません。ですから死亡した人(被相続人)の遺産の内容を知るのにも時間が掛かるので、相続人には「被相続人の死亡から、あるいは自分に相続の機会があると知った時から3か月以内に相続を開始せよ(おおざっぱな言い方ですが)」という民法の規定がある訳です。 ですから、身内など犯人の財産を相続した者ならマイナスの遺産、つまり借金なら返済も相続することになります。詐欺のような不法行為で得た財産も借金と同様に、被害者の請求があればこれを返済せねばなりません。 これに対して「相続人は善意の第三者だから返済の義務を負わないのではないか」という意見も出るでしょうが、民法では相続人と言う地位を包括的に得たものは「第三者」ではない、と定めています。もし善意の第三者という立場を認めたら、被害者は死亡した本来の返済義務者からはもちろん、相続人からも被害金の返済を受けられないという過酷な状況になるからです。 被相続人の犯罪履歴を知っている相続人(配偶者や子)なら、完全な相続放棄か、限定承認(プラスの遺産の範囲内でマイナス遺産の弁済に応じる)をするのではないでしょうかね。 >彼からお金を騙した取られた人間というのは結局、泣き寝入りすることになるのでしょうか? 詐欺犯からのすべての相続を相続人が放棄したら、もう被害金が戻ってくる可能性はなくなるでしょう。前述した限定承認ならプラス資産の範囲内で返済を求められますが、他にも被害があるような場合は返済金はさらに少なくなります。 配偶者や子が相続放棄もせず、限定承認もせずに完全に相続した場合のみ、被害者は加害者の身内たる相続人に対して不法行為に基づく損害賠償請求が出来るわけです。
その他の回答 (4)
- hekiyu
- ベストアンサー率32% (7193/21843)
死ねば相続が発生します。 借金などのマイナスの財産も原則相続する ことになります。 だから、犯人の相続人に請求することに なります。 相続人が相続放棄をしたら、何も請求できません。 相続人に財産が無ければ、請求は出来ても 何も得られません。 分割払いにでもするしかありません。
お礼
ご回答ありがとうございます。 相続人が相続放棄すると、金は戻ってこない、 というわけですか。
- 1paku
- ベストアンサー率21% (344/1575)
被疑者死亡のまま、被害者が協力して民事訴訟でしょうけど、 本人に財産なし。身内も相続放棄で、1円も戻ってこない可能性が大きいです。
お礼
ご回答ありがとうございます。 現実問題として、一円も戻ってこない、というのが通常でしょうかね。
- E-1077
- ベストアンサー率25% (3258/12620)
とりあえずは差し押さえして、債権者が寄ってたかって売れる物は売って金にするので、それに混ざることでしょうね。 身内が払う義務はありません。大事件ならともかくですが・・・・・。少額提訴なら債権没収でなんとか済ませるのが普通ですね。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >身内が払う義務はありません。 相続放棄をしなかったら、義務が生じるのでは。
- kamikami30
- ベストアンサー率24% (812/3335)
泣き寝入りですよー。 死んでなくても金がなければ支払わなくていい法律になってます。 騙されるのが悪い。 出したお金は戻らない。 これを肝に命じておくと、無駄な損害が減ると思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 騙される方が悪い。でも騙す方はもっと悪いのでは。
お礼
ご回答ありがとうございます。 いずれにしろ、お金が戻ってくる可能性は非常に 低い、ということになりますね。