私も、ここ10年ほど、時と場所を選ばず、ひっきりなしに訪れる眠気に悩まされたものです。
私の場合、寝付きはわるくないものの、眠りが浅く、数時間おきに目が覚める、たっぷり寝た後なのに、疲れが取れた気がしない、緊張するほどなぜか眠くなってしまう、といった自覚症状がありました。
特に困ったのは、試験中や仕事中など、集中を強いられる大事な場面で、不意に眠気に襲われること。
今となっては笑い話ですが、職場で上司に説教されている真っ最中に、思わず欠伸をかみ殺してしまったことも。
上司からは、「大したもんだねぇ、まったく」と呆れられる始末でした。
謎の症状が日常生活に支障を来しつつある状況を認識しつつも、何とかしなければという危機感を持てないまま、何となく日々を過ごしていました。
転機が訪れたのは、たまたま観ていたTVのスポーツ番組内で、フィギュアスケート女子選手が「何度か欠伸が出て、『あぁ私、緊張してるんだな』と感じた」という風に、取材記者に語りかける言葉を耳にしたときでした。
バレエ、新体操、マラソン、スキー、スケートなど、ウェイトコントロールの結果が競技人生を左右しかねない業界では、食生活の節制は重要で、とりわけ、女子の場合、思春期以降は極度の食事制限を強いられるパターンが珍しくないと聞きます。
緊張すると欠伸が出やすい、前述の女子選手の症状も、もしかすると、極端なカロリー摂取制限が招きやすい、貧血という名のアスリート特有の職業病に起因しているのかも知れないな、などと、私は考えました。
そして、私自身、健康診断の都度、「鉄欠乏性貧血」との指摘を受け続けてきたことに思い当たったのです。
貧血によって、脳内が常に酸欠状態だとすると、脳細胞がフル活動し、より多くの酸素を消費するシーンほど、脳は極度の酸素不足に陥りやすく、ここぞという大切なときに我慢し切れない眠気に苛まれてしまうのも、無理からぬことではなかろうかと。
私は医院であらためて血液検査を受け、血中のヘモクロビン値が正常の半分未満であったことを知り、いよいよ、治療のために重い腰を上げることとなりました。
担当医から処方された鉄剤を、毎朝毎晩、服用し続けた今、貧血症も、日中の眠気も、徐々に下火になりつつあります。
最も改善されたと実感したのは、目覚めた瞬間の気分。ぐっすり寝たという爽快感があります。
忙しくて睡眠が充分に摂れなかった翌朝でも、倦怠感をあまり感じずに過ごせています。
睡眠障害の原因で思い浮かぶのは、循環器系の疾患、たとえば自律神経失調症や甲状腺機能障害などです。まだ受診されていないのであれば、一度、専門医の診断を受けてみた方がいいかも知れません。
自身の体験談を主に書かせて頂きましたが、見当違いの回答であれば申し訳ありません。
ご参考になれば幸甚です。
お礼
いえいえ、たいへん、参考になりました。 わたしも、中途覚醒で何度も目が覚め横になっている時間は 極端に短くない気がします。 が、質が悪いので、昼間に眠気がきます。 メンタルクリニックには数回、行きましたが診療代が高く 敬遠がちです。 根本から治さないと睡眠薬に頼りがちでは何の解決にもなりませんし常用しているので、効きも悪いです。 ありがとうございました。