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胃がん治療のESDについてお伺いします
- 胃がん治療におけるESDとは何か、外科手術との違いは何かを教えてください。
- 幽門部のESDは難しいと聞きましたが、その理由や他の部位との難易度の違いについて教えてください。
- ESDができない場合には手術をするしかないのか、そのような方便は存在するのでしょうか。
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>(1) ESDができるのに何故第一義的には外科手術を推奨と言うのでしょうか。 場所が幽門であることと、潰瘍がある場合は3センチ以下がESD推奨であり、3センチ以上は推奨されていないことなどが挙げられると思います。 >(2) 幽門部は取りにくいと言われましたが部位により難易度が違うのでしょうか。 場所によって、手技の難しさは全く違います。 幽門付近では、通過障害(食物が詰まる)や、術後瘢痕狭窄(切除部が狭窄し癒着する)を起こす例もありますので、外科的手術が推奨されます。 >(3) 本当はESDは無理だが、嫌だと言うのでESDを形だけやって、やっぱりだめだったからと手術を納 得させる方便にすることはないでしょうか。 ESDの検査にて不可となった場合、または、切除後の断端に転移がみられる場合など、必要であれば外科的手術をするということであって、方便ではありません。 >(4) 84歳の男性が胃袋を3分の2も切除した場合、全身に対するダメージはどの程度あるのか、生き ている内に正常な食欲が戻るのでしょうか。 ESDで考えられるリスクは、出血、穿孔など、その他に上記に記載の通過障害、術後瘢痕狭窄など、84歳とご高齢なので加えて誤嚥性肺炎などもあるでしょう。 食欲は一時的に下がり、その後は回復しますが、ダンピングがみられることも多い為、これまでどおりの食事内容と食事量までの回復は見込みにくくなります。 外科的手術かESDかに関しては、医師とよくご相談されることをおすすめいたします。お大事に。
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- atelier21
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内臓の外科切除手術 2回目ESD手術経験しました 経緯は書くと大変長くなりますので 簡略ですが ・第一回目の外科手術後体力回復には数年かかりました ・次のESDは其の半分位の期間 但し 堪えのは1/4位の負荷ですね ・医師の施療選択は 十人十色 医師自身の得意技や実績にしたい ・完全に近い施療方法を選ぶのでしょうね 疑わしきは除去です 大先生は外科除去を主張されました が 若い医師が其の前にESD試したらと助言呉れ 其れに従っての選択に救われました 自己責任ですよとは念押されましたが 病院と主治医を3転しましたが 良い巡り合いが有ります様
お礼
ご経験を基にしたご回答有難う御座いました。確かに、胃袋3分の2を取れば再発リスクはゼロなのでお医者さんは無事完了になるでしょうけど、高齢者には予後の回復の時間と人生の終焉までの時間との競争です。ただ、有名大学病院の内科医が内視鏡でやると言ってくれましたので、信用するしかないと思います。手術がビッシリの予定表とか充実した治療陣とかを見て経験とか体制には問題ないと思っています。お任せしかないと思っています。***
お礼
Caf-caf様 ご丁寧な回答大変有難うございました。専門のお医者さんと拝察いたします。最近は、ネットに色々な情報が盛り沢山ですから、素人が生半可な知識を持つようになり、医師の皆さんはやりにくくなってきたのではないでしょうか。今回私がお世話になっている大学の付属病院も、医療訴訟が怖いと言う話を聞きました。ご回答に言われている、幽門近くの手術の難しさとか、術後瘢痕狭窄の件も、実際に治療に当たる医師から説明をうけました。しかし、対象が内視鏡治療拡大適応基準内に入っているのであれば、84歳の老人には上記のデメリットを考慮しても、胃袋3分の2を切る選択肢はないと思います。それに、医師の予定表には直近1,2か月でも予定がびっしりになっています。医師は、40代前半と見受けますが、これだけの症例をこなしている方なら経験は問題ないし、大学病院はスタッフもそろっています。最悪の場合の死亡率は2万人~10万人に1人との資料も見せて頂きました。この一人に当たったときは、それまでの寿命と思わなくてはいけないでしょう。ご親切ご回答有難うございました。(ratenfuan80)