- ベストアンサー
放射線 CT検査について
放射線 CT検査について 真珠腫性中耳炎の診断をする時にCTを撮るみたいですが撮影方法と言うのがあるのでしょうか? 普通に中耳の撮影で細かく撮れば良いのでしょうか? CTで検査する場合に中耳炎の場合に特別な撮影方法があるのでしょうか? たとえば肝臓であれば肝臓をメインに撮りますよね。それと同じで中耳炎の診断の場合は耳の奥が映るように撮影するのでしょうか?
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
いわゆる頭部CT撮影であり、特別な撮影方法という訳じゃありません。耳の周辺についてCT撮影します。とは言っても、片耳だけ撮影するということはできなくて、両耳を含む水平断、つまり両耳を通る鉢巻き状の範囲に放射線が当たります。目の角膜は放射線に比較的弱いので、目にはあまりX線が当たらないように角度を調節するなど、撮影時に配慮する施設が多いでしょう。CT撮影自体はあっという間ですし、痛くも痒くもない。放射線による影響も心配無用のレベルです。 CT画像は、普通の写真とは違って、断面が写ります。鉢巻きにそってアタマを輪切りにした断面の画像がでてくるんです。だから皮膚表面から耳の奥まで、それどころか頭の芯まで、一枚の画像に写ります。さらに、一つの断面だけではなく、丁度キュウリを輪切りにするように、沢山の薄い断面が連続して撮影されます。これによって、中耳・内耳の立体構造が正確に描出でき、耳の奥でナニがどうなっちゃってるのかがはっきり分かるので、治療方針が決められます。さらに、真珠種を手術で取り除く場合、手術に先立って、どっちからどこに向けて入って行けば安全に真珠種を取り出せるかということも、このCT撮影で得た立体構造に基づいて検討する。とても大切な検査です。