質問文に記載がありはしますが、先の回答者さんらの回答を見て誤解があってはなりませんので確認させて下さい。
ご質問は
・水が緑色になる。
・水槽壁面にこけが生える、緑色になる。
どちらでしょう?
水が緑色になるのはアオコの繁殖、壁面ならば苔、藻の繁殖といずれも植物でありますが、植物が勢いよく繁殖するにはその栄養(肥料?)となる窒素分が水中に多く溶け込んでいて、かつ日光の差し込みが多い場合に
なります。
エサの残渣物(食べ残し)や糞尿が多く、それの分解合成が進まず水が植物にとって「富栄養化」しているのでは?
失礼ながら水槽に濾過装置や酸素供給(いわゆるブクブクポンプ)は設置されていますか?
川や池の水がきれいなのはこれらの汚れを分解合成する菌の繁殖が十分あるためで、逆にこれらの増殖が低く汚れの分解が進まねば汚れ濁っていきます。
この有益な菌(バクテリア)が活発に活動し増殖するには十分な酸素が水に溶け込んでいる必要があります。
酸素を使い汚れを分解するバクテリアを「好気性菌」といい、逆にニオイや有害ないわゆる毒を生成するバクテリアを酸素を必要としないことから「嫌気性菌:」と分類します。
きれいな川や池に敷き詰める石や壁、水底の泥が茶色いのはこの好気性菌の繁殖膜。
汚れ臭いどぶ川の底に繁殖する黒い膜(泥?)が嫌気性菌の繁殖膜。
濾過装置のフィルターや底砂、石などに茶色いヌメリの膜が定着する水槽は長くきれいでいてくれます。
逆に汚れがひどく好気性菌の繁殖が無い、あるいは毎回掃除の度にこの好気性菌まで几帳面に洗い流す水槽はすぐに汚れます。
バクテリアが定着しやすいフィルターや砂、石、そして十分な酸素。
ご確認ください。
水族館やペットショップの水槽などに当たり前に見るブクブクポンプ。
あれ、魚に酸素を供給する目的もありはしますが、同時にバクテリアに供給しているのであって、上手な魚飼育は平行して上手にバクテリアも飼育していることとなります。
熱帯魚水槽などいつまでもきれいな透明である水槽を管理している方が良く口にされる「水が立ち上がる」というのは、水槽内にうまくバクテリアが定着することを指します。
藻や苔を予防する薬品も市販されてはいますが、これも一時しのぎ。
水質(バクテリア、酸素)が整わねば、すぐに水質は悪化します。