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スピーカーのバッフル板の選択

Alpair10 MAOPを手に入れたので、無垢材でバスレフの箱を作ることにしました。 マホガニーを使用予定ですがマホガニーは矧ぎ板になるので、 バッフル板と天板は一枚板にしようと思っています。 スプルースとメープルのどちらかを使おうと思っているのですが、ちょっと迷ってます。 どちらも楽器に使われるし、どちらでも良さそうな気がするのですが、 色(ワックスのみで仕上げる予定です)とか、音とか、その他木の特徴など、 何かご存じの方がいらっしゃいましたら、教えて下さい。

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回答No.1

スプルースとメープルは楽器製作の素材としてみると全く異なる物なので、どういう部分で迷っておられるのかちょっと想像が付きません。 単なる外観(木目とか色合いとか)で迷っているならお好みで、としか言いようがありません。 スプルースは松と同様の針葉樹で、アコースティックギターでいえば表面にしか使われません。 軽くてしなやかなので、弦の振動を増幅するには適していますが、横板や裏板のように内部で音を反射させたり構造体としてある程度強度を要求されるような部分に使用されることはまずありません。当然強度が重要なネックにも使われません。 バッフル板として使うとなると、ユニットを取りつけるネジを締めただけで板が潰れるでしょうし、ネジを何度も締めたり緩めたりということには耐えられないと思います。 一方のメイプルは楓やモミジと同じで、スプルースに比べるとかなり堅くて重い木材です。比重でいえばマホガニー以上です。アコースティックギターでいえば、表面に使われることは無く、使われるとしたら横板・裏板・ネックとしてです。 メイプルにもいろいろな杢があり、それぞれ比重が異なります。 従いまして、バッフル板に求める役割が明確であれば、両者で迷うことはあまりないと思います。 ユニットを支える強固な構造体を要求するならメイプルでしょうし、楽器のように振動板として音に積極的にかかわるならスプルースも考えられるかもしれません。 当然板の厚さにも依ることです。 個人的にはバーズアイメイプルあたりが硬さも見た目もよさそうに思えます。 マホガニーにも産地によりいろいろな杢があるので探してみると良いかもしれません。 スプルースは... 私ならバッフル板としては選びません。 なおマホガニーは現在ワシントン条約で国際的な商取引が制限される種になっています。ホンジュラス産はとても高価で手に入りにくくなりましたが、アフリカ産などはまだ1枚板でも手に入るはずです。 またマホガニーは導管が多いので塗装の前に必ずこれを埋める下地作業が必要です。 スプルースやメイプルは導管がほとんど無いのでこの工程を省いても艶が出せます。

kyushuwalker
質問者

お礼

 早速のご回答ありがとうございます。  スプルースの比重が0.45程度というのは存じておりました。ホンジュラスマホガニーのカットを頼もうと思っている店の作品紹介で、スプルース+マホガニーのきれいな作品のスピーカーを見たものですから、音も良さそうなら使ってみようかと思ったのです。25mm厚の板を使い、ザグリ加工の中に鬼目ナットを入れる予定でした。おっしゃるように止めた方が無難かも知れませんね。  バーズアイメープルは私もとっても好きで、昔愛用していたビリヤードのキューのバットがバーズアイメープルでした。かなり高級でとても1枚板は買えそうもないというイメージがありますが、ちょっと探してみます。  ホンジュラス産マホガニーは1枚板でなければ、20年ほど前の板が手頃な値段で流通しているので、箱鳴りは覚悟の上で、市場から無くなる前に使おうかと思いたちました。さすがにバッフル板はどうかな?と思ったので、どうせならツートンカラーにしようと思い白っぽい木で考えておりました。しかし、アフリカ産1枚板が手に入るならマホガニーのみでもいいかもしれません。これもちょっと探してみます。  下地作業のことも含め、ありがとうございました。

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