経済成長とは?景気回復とは?いつしますか?
アベノミクス・アベノミクス・経済成長・景気回復と念仏のように繰り返してはいますが、具体的に何を目指しているのか、どうなったら経済成長・景気回復をしたといえるのか全く述べられていないように思います。
例えば消費税関連法案の附則には以下のいわゆる景気条項がありました。
# ○消費税率の引上げに当たっての措置(附則第 18 条)
# ・消費税率の引上げに当たっては、経済状況を好転させることを
# 条件として実施するため、物価が持続的に下落する状況からの脱却及び
# 経済の活性化に向けて、平成 23 年度から平成 32 年度までの平均において
# 名目の経済成長率で3%程度かつ実質の経済成長率で2%程度を目指した
# 望ましい経済成長の在り方に早期に近づけるための総合的な施策の
# 実施その他の必要な措置を講ずる。
これはよく分かります。期限も分かるし何をいくつにするという数字がすべて具体的に述べられているので、何を目指しているのか、どうなったら景気回復といえると考えているのかよくわかります。
が、10%アップの時期を延期するとともに、この景気条項を削除する予定のようで、経済成長などしなくてもかまわずアップしていい事にしようとしているように見えます。ここれはもう達成できなさそうだから削除をするというのならまぁそれでもいいとは思うのですが、単に削除するのではなく、普通なら新たな目標設定が必要だと思うのですが、どうも見当たりません。マニュフェスト・発言何でもいいのですが。
質問は
(0)「平成 23 年度から平成 32 年度までの平均において、名目の経済成長率で3%程度かつ実質の経済成長率で2%程度」はなぜ削除するのでしょうか?もう達成不可能であきらめていて、「達成できなかった」といわれるのを防ぐために削除するのでしょうか?
(1)ここ半年くらいの政府・与党の公式な発言・発表で、経済成長・景気回復の具体的な目標値がありましたか?
(1-1)ある場合:その内容を教えてください。
(1-2)ない場合:なぜないのでしょうか?
(2)あなたは個人的に、いつまでに何がどうなったら経済成長・景気回復といえると思いますか?
例
・平成 23 年度から平成 32 年度までの平均において、名目の経済成長率で3%程度かつ実質の経済成長率で2%程度
・就業者全体平均の賃金上昇率が、物価上昇率を上回ったとき。たぶん3-5年後。
よろしくお願いします。