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アクセス解析による地域情報取得の精度について
- アクセス解析によってユーザーの地域情報を取得することができますが、その精度はどの程度なのでしょうか?
- 例えば、プロバイダの対応データベースに地域情報が正確に登録されていない場合、アクセス解析の結果は正確な地域情報を表示できないことがあります。
- したがって、アクセス解析の結果に表示される地域情報は参考程度にしか利用できず、正確な地域情報を得るためには他の手段が必要です。
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こんにちわ。日常的にアクセスデータの解析を行っている者です。 > 例えば、A市からアクセスしているAさんがいるとします。 > そのAさんが契約しているプロバイダはIPアドレスと地域の対応データベースがA市に対応しておらず、 > そのためアクセス解析の結果では、Aさんの地域はA市とならず、近隣の新宿区等になってしまう…。 全然あり得ます。 細かい説明は省略しますが、アクセス解析を行っている側に伝わっている情報はIPアドレスだけです。そのIPアドレスと住所の対応については、両者の対応が格納されているデータベースを参照して解析をしています。ちなみに、そのデータベースの提供元でもっとも著名なのは、GeoIPです(参考URLをご覧ください)。 さて、そのデータベースがどれくらい正確かですが、結構いい加減です(^^; そもそも、IPアドレスと地理的な場所は究極的には無関係です。たとえば私が米国に電話を掛けて米国のプロバイダを利用したとしたら、アクセス元は米国と表示されるでしょう。 ある時、とある理由である米国からとされるIPアドレスからのアクセスを追跡していったら、最終的にそれが中国からのアクセスであったことがわかったことがあります。それは、調査対象のIPアドレスの持ち主は確かに米国のプロバイダだったのですが、そのプロバイダが中国のプロバイダに一部のIPアドレスを販売していたのです(そしてそれがデータベースに反映されていなかった)。 また、たとえば日本中に拠点を持つ大企業の社内ネットワークとインターネットの接続点が東京にしかなかったら、全拠点からのアクセスがすべて東京からのアクセスと認識されるでしょう。 どれくらい正確であるかは誰にもわかりませんが、上記のような例もあるので"それなりに"正確であるという程度に考えておくのが無難でしょう。
お礼
やはり接続先のプロバイダ等で精度に違いが出る場合も多々あるんですね、分かりやすい解説ありがとうございました!