質問者さんが、大分県の方であることを考慮しないで書くことをお許しください。
私の一押しは
『スーパー歌舞伎』です。
わざわざ、”スーパー”という英語を付けるくらいですから、
伝統的な歌舞伎とは、一線を画します。
かなりの歌舞伎通の方でない限りは、通常、歌舞伎の観劇時には「イヤホンガイド」というものを使います。
センター試験の英語のリスニングテストで配られる、ICレコーダーのようなものです。
伝統芸能で継承されている独特の古い言葉・表現が、分かりにくいために、解説をしてくれるものです。
しかし、スーパー歌舞伎は、全ての言葉が、現代語ですので、イヤホンガイドがいりません。
また、時に、サーカスとも言われるような、アクロバティックで躍動感あふれる群像劇的演出は、息をのみます。舞台装置も豪華ですし、衣装も豪華絢爛です。
私の個人的意見ですが、総合芸術・総合演劇の集大成的芝居です。
他の方が書かれているような伝統の継承の中で、長く愛されている歌舞伎の古典名作を否定するつもりは、一切ありません。
しかし、見始めの頃は「分かりやすさ」と「インパクトの強い」作品の方が入門しやすいと思います。
スーパー歌舞伎は、なかなかチケットの獲得が難しいですが、もし機会があれば、是非、ご覧になられてください。歌舞伎への興味関心だけでなく、芝居・演劇ならば、なんでも好きになるきっかけになると思います。