「小保方さんが嘘の成果を発表した?」「小保方さんが盗用した?」あたりの理解で正解です。
最も簡単に説明しますと、複数の細胞を用いて行った実験結果を、「一つの細胞で出来る!」と主張すれば、誰でも簡単に「万能細胞の誕生!」「世紀の大発見!」が出来ると言うコトですよ。
現在、Natureに発表した論文には、そう言う疑惑が持たれているワケです。
代表的なのは、小保方さんの博士論文とNature論文は、全く異なる論文ですから、同じ画像が出てくる余地が無いでしょ?
ところが、そう言う事実が出てきちゃったんです。
他にもデータ加工の痕跡や、他者の論文からの剽窃(パクリ)なども出てきて、「本当にNature論文の通りの実験をやったのか?」と言う疑惑とか。
そもそもは「Nature論文の通りにやっても、再現出来ない!」と言う苦情が相次ぎ、詳細な作製方法を開示したところ、Nature論文とは違うことが書かれていたとか。
更に、小保方さんの周囲には、かつて今回の論文と同種の疑いを持たれたり、違反事項に抵触する様な、怪しげな学者がウロチョロしていることから、彼女自身も改竄などの常習犯であった疑いなどまで持たれています。
事実であれば、iPS細胞以上の大発見で、ノーベル賞級であることと、当初、メディアの報道により作り上げられた「小保方さん像」にも問題はあったとは思いますが、ここまで疑惑が重なると、恐らくは、世界中が「まんまとダマされた」と言う顛末になりそうで、佐村河内氏のゴーストライター事件などより、遥かにダイナミックではあります。
理研の権威は失墜し、小保方さんは学会を追放される可能性も高く、また「簡便に作成が出来る万能細胞」の期待値は消滅しそうですが、とは言え、全てが虚偽捏造と言うことも考えにくく、何らかの事実や発見が存在する可能性は残存しています。
従い、早期に論文を撤回し、釈明会見で事実を申し述べて欲しいですね。
さもなきゃ「騒動のみ」で、「何も残らない」と言う結果になってしまいます。
お礼
ありがとうございました