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複雑な計算や予測をするコンピューターが「カイトウフノウ」なって爆発する意味は?
- 70年代のアニメや特撮で描かれていた、コンピューターが「カイトウフノウ」と喋って煙を吹き上げたり爆発したりするシーンの意味について考えてみました。
- 「カイトウフノウ」と喋ることは特定の条件を満たした時に実行される命令であり、エラーではなく正常動作を示している可能性があります。
- 主要なケースとして、計算能力を超えた場合に計算を停止させる命令や、欠陥によって無限ループに突入する命令、そしてシャットダウン機能のない機種での熱暴走が考えられます。
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なぜあらかじめ予想されていること以上の予想外の処理をしようとした時に 「カイトウフノウ」という出力ができるのかというと、コンピュータには 「例外処理」という仕組みがあるからです。 専門的には、 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BE%8B%E5%A4%96%E5%87%A6%E7%90%86 に詳しく解説されています。 わかりやすく噛み砕いて言うと、コンピュータはプログラムで記述されて いる命令を上から順番に1個づつ処理しようとしますが、ある命令が実行 できない時、その命令を無視して次の命令を実行したり、そのまま実行を 止めてしまったりするのではなく、そのプログラム処理を中断して特定の 別のプログラム(例外処理プログラム)を実行させる仕組みがあります。 「ある命令が実行できない」というのは、例えば100÷0の答えを求めるとか、 存在しないメモリ番地に計算結果を書き込むとかいったプログラム上の問題 に起因する例外以外に、コンピュータの温度が上がり過ぎて、回路を焼いて しまわないよう実行を止める温度センサの例外もあります。 このため、あらゆる可能性を想定してプログラムを仕込まなくても、 予想外のことが起きた時に一定の処理をコンピュータにさせることができます。 これを踏まえて昔のアニメロボットの例を考えると、 計算できる能力を超えたら「カイトウフノウ」という音声出力を出したのは、 0で割り算をする命令があったとか、適切でない場所にメモリを書きこもうと したといったプログラムのバグがあり、そのプログラムの続行ができなくて 例外処理プログラムが動作し、そこで「カイトウフノウ」という音声出力を 出したという可能性もありますし、プログラムにバグはなかったけど、 ハードウェアの設計/実装ミスで、計算をたくさん続けると回路を焼き切って しまうほどCPUの温度が上がり、温度センサから例外要求が発生し、 例外処理プログラムが動作したのかもしれません。 そして、「ブスブス煙はいて爆発する」ってのは、その例外処理プログラム にバグがあったか、不適切だった可能性が考えられます。 例えば「カイトウフノウ」という音声出力をするのに、当時のCPUでは大変な 処理が必要で余計にCPUの温度を上げてバッテリーに引火して爆発したという 可能性もあるかもしれません。 適切な温度センサ例外処理であれば、Windowsのブルースクリーンのように 青い背景に白い文字で英語メッセージを出すだけになると思います。 まぁ今のCPUの処理能力なら、例外発生時に音声出力するのも軽い処理だと 思いますけど。
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- ts3m-ickw
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正常動作です。 通常の状態では動作しないアクチュエータ(駆動装置)や発煙装置、自爆装置が備えられていて、 特定の条件を満たした時に命令によってガタガタ振動して発煙して爆発するのです。 一種の機密保持機構と言えるでしょう。
お礼
ご回答、ありがとうございます。 機密保持機構!なるほど、これまた自分にはなかった発想です。 しかし、ガタガタ振動して煙はいて最後に爆発するとは・・・えらく派手ですね(笑) で、博士がうめき声を上げて 博士 「・・・なぜだ・・・。」 主人公「え?博士、今何か?」 博士 「確かに私は機密保持の回路を組み込んだ。しかしそれはただ単にコンピューターの機能を停止させ、ロックさせるだけだったはず。なぜコンピューターは、爆発を・・・?」 主人公「・・・・!博士、まさか、この研究所に、スパイが!?」 とかいう展開になったり、ですね(笑) 妄想話なのに、なんかドンドン世界が広がっていきますね(笑)
- mt2008
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ウィルスの類に感染したと考えるのはどうでしょう。 エラー処理が正常に働き、「カイトウフノウ」と回答は出すが、その裏で解析対象のデータに、巧妙にウイルスが仕込まれていたと……。 煙を吐いて爆発:コンピュータを冷却するファンやエアコンの制御までウィルスに乗っ取られた。 本体がガタガタ震える:昔のウィルスにFDDに無限にアクセスしてカチカチ音をたて続ける何て物がありましたから、大きなテープ装置を一斉に動かせばガタガタ……は無理かな?
お礼
ご回答、ありがとうございます。 ウイルスですか。なるほどですねぇ。 自分が考えてたシチュエーションとしては ・敵の巨大コンピューターがヒーロー勢を分析する 「ナゼ ニンゲンハ アキラメヨウトシナイ? ナゼ カテナイ タタカイヲ イドム? リカイフノウ リカイフノウ・・・」 「アイ? ソレハナンダ? ワレワレノデータニハナイ。 ニンゲンハ アイノ タメニハ イノチヲ カケラレルノカ? リカイフノウ リカイフノウ・・・」だとか。 ・味方が敵のボスの能力をコンピューターで測り 「ケイソクノ ゲンカイヲ コエテイマス。 カイセキフノウ カイセキフノウ・・・」だとか ・味方が愛や友情といった謎パワーで復活したヒーローロボを観測し 「ヒーローロボノ スペックガ アリエナイ スウチヲ シメシテイマス。 コンナコトハ リロンテキ二 アリエマセン。 ケイソクフノウ ケイソクフノウ・・・」 みたいなのを考えていたんですけどね。 いずれにせよドラゴンボールのスカウターの『ボンッ!』みたいなイメージだったんですが、シチュエーション次第ではウイルスを仕込まれた、という場合もあるかも知れませんね。 その発想はなかったです。
- neKo_deux
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「カイトウフノウ」じゃないですが、処理の途中で0で割り算なんかすると処理中断して停止するなんてのは良くありました。 都市伝説だったと思いますが、昔のディスク装置のモーターやヘッドはデカくて重かったので、ヘッド位置を移動するシークの動作を繰り返すプログラムでヘッドを固有振動数で振動させると、基盤が共振して割れてコンピュータが煙を吐いたとかって話があったような。
お礼
ご回答、ありがとうございます。 処理中断して停止、ならフリーズじゃないですか。 どのキーを押しても反応しない、とかでしょ? 「カイトウフノウ、カイトウフノウ・・」と繰り返しているから、フリーズとは違うイメージがあるんですよねぇ。なんだ、ちゃんと動いてるじゃんって思ってしまって。 これが、「カイトウフノウ、カイトウフーーーーー」とかならフリーズしてるなと感じるんですけどね。 昔のファミコンの、コントローラーを急に引っ張って本体まで引きずり、BGMが 「♪テテッテテレーーーーーーーー(マリオの最初のBGM)」で音楽も画面も止まるようなイメージです。
お礼
ご回答、ありがとうございます。 専門的な内容を、読みやすい簡素な文章でまとめてあり、とても読みやすく理解できました。 たとえばWindowsですとエラーメッセージが出ますが、場合によってはそれすらバグって白紙のウインドウわくが表示されるだけ、とか、ブルースクリーンになってWindowsが落ちるとかあるじゃないですか、エラーのレベルに応じて。 で、質問の「カイトウフノウ 、カイトウフノウ・・・」については自分の中ではウインドウ上でエラーメッセージが表示されるイメージであり、爆発するほどの深刻なエラーに感じられなかったんですよね。まだちゃんと動いてるじゃんって思ってて。 でもちゃんと動いてるんじゃなくて、エラーが発生した時点でエラーを伝えるというサブルーチンに飛んで、コンピューターはただ単にそれを実行していただけってことですね。 考えてみれば「カイトウフノウ カイトウフノウ」という音声も、PCのBeep用スピーカーみたいなのが仕込んであって、そっちで鳴らしているのかもしれないし。音声が止まらずに流れているからといって、必ずしもダメージが少ないエラーだ、とはそれだけでは判断できませんね。 みなさま、アホな質問にお付き合いいただき、ありがとうございました。