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米国アメリカの大学では20%の女子大生が在学中に性的暴行を受けており、6%の男子学生が強姦経験があると答えた調査結果
- 米国アメリカの大学では20%の女子大生が在学中に性的暴行を受けており、6%の男子学生が強姦経験があり、そのうち63%が6回以上の強姦経験があると答えたそうです。
- この統計の調査を行ったのはホワイトハウスで、調査結果を発表したのは共同通信社で、産経新聞社が国際面で取り上げました。
- アメリカの大学では性的暴行や強姦は罪ではなく、大学は規則違反という処分にとどまることが多いようです。日本の大学の女子大生の性的暴行の被害率はどのくらいなのでしょうか?
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Pさん、何となく最近の回答数が少ないので、「ああこれは忙しいのかな」と思いつつも、水を向けてしまいました。すみません。私は何となく楽しかったですけれども。ちなみに私の分野では「◯◯の言う通り…」というやり方はないみたいです。「◯◯はーーと言うが」とひっくり返すのがあるだけで(笑)。お気遣いなくて大丈夫です。 >うしろの注記には,Data were collected using a web‐based survey from undergraduate students (5,466 women and 1,375 men) at two large, public universities. とあります。2つの大きな大学で,ウェブ調査した結果です。この調査方法で正確なデータがとれるか疑問ですね(ぼくが「サンプリングに問題はないのか」と疑問を呈したとおり)。 さて、この論文の要旨を見つけました。 https://www.ncjrs.gov/App/publications/Abstract.aspx?id=249039 1 手法 Based on self-report data from a random sample of undergraduate women (n=5,446), this study examined the women’s experience of sexual assaults committed by various means (physical force, alcohol-enabled or other drug-enabled, and drug facilitated) before and since entering college. 2 要旨 The findings indicate that 28.5 percent of the women reported having experienced an attempted or completed sexual assault either before or since entering college. Nearly 16 percent of the women had experienced attempted or completed sexual assault before entering college. Nineteen percent of the women reported experiencing completed or attempted sexual assault since entering college. Since entering college, slightly more women experienced completed sexual assault (13.7 percent) than attempted sexual assault (12.6 percent). Nearly 5 percent of the women were forcibly sexually assaulted; however, most sexual assaults occurred after women voluntarily consumed alcohol, and a few occurred after women had been given a drug without their knowledge or consent. Given the prevalent link between alcohol use and sexual assault, the authors recommend the development, implementation, and evaluation of campus-based sexual violence prevention programs that include a component that educates students about the link between substance use and sexual victimization. Such programs should teach students to use various cognitive, behavioral, and social strategies to monitor the amount of alcohol and/or drugs they consume and to recognize when they, or their peers, are cognitively and/or physically impaired. This analysis was part of a Web-based survey that collected a wide range of information from the students. The current analysis was based on a separate series of questions about experiences of sexual assault and the circumstances under which they occurred. The majority of the women were White and 18-20 years old. 1 table, 2 figures, 21 references, and appended definitions of sexual assault used in the study 3 感想 5446人の女性をランダムに調査たものだそうです。全米の女性に聞いたわけではないし、レイプされた女性の統計を取ったものでもないそうです。だから私の想定は間違っていたわけだ(あれこれ計算せずに、これを読めば良かったのか! 反省)。 そのうちの28,5%が性犯罪の被害者だそうです。16%が高校以前で、19%が大学在学中だそうですね。二つを足したら35%でおかしいことになるけれど、高校以前に被害に遭い、大学以降も被害にあった人が7%程度いるんでしょう。で、 ・ 未遂が12,6% ・ 完遂が13,7% さらに >Nearly 5 percent of the women were forcibly sexually assaulted forciblyって輪姦とか、激しい強姦ということなのかな。 で、これが5%だそうです。 さて産經新聞の記事に戻ります。 >大学在学中に女性の20%が性的暴行を受ける 厳密にいえば、次のことになります。 ・ 全米を調査したわけではなく、ランダム調査に過ぎない。 ・ だから被害を受けた学生が多く回答して来た可能性はある。 ・ 20%ではなく、19%。これをならしたら「5人に1人」。 ・ 未遂を除けば、13,7%。 私の感覚でいえば、この13,7%を報道するべきだという気がするのですがね・・・それもランダム調査だと断った上で。かなり迷走しましたが、どうやらやっとちゃんとした認識に辿り着けたようです。それにしても新聞社は、こういう細かいことを調べた上で、報道する機関だったのではないでしょうか・・・。
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- tanuki4u
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http://en.wikipedia.org/wiki/Campus_rape Estimates vary greatly as to the number of women who experience a sexual assault during college, with surveys focused on the United States placing it as low as 1 in 50 (2%)[1] to as high as 1 in 4 (25%).[2] 最大で25%、最小で2%の被害率。 規則違反で済まされるアメリカ人の神経が分かりません。 ↓ 名門エール大を含む複数の大学では被害者への対応が問題化。 つまり、被害者が訴えたら、訴えるのは規則違反だ!と処罰しようとした副学長が、「何考えているんだよ、副学長」とされて、辞任させられた。 であって、キャンパスにおける性犯罪者がどのような刑罰を受けたかに関しては記事になっていない。 日本の性暴力に関しては http://ci.nii.ac.jp/naid/10008967835 調査があるらしいが、有料なので未確認 https://ir.lib.osaka-kyoiku.ac.jp/dspace/bitstream/123456789/26653/1/mentalcare_2_073.pdf 比率としては 254人中174人が交際経験があり、その交際経験がある中で性行為の強要は4.5%とのこと
こういう質問者への回答は,勉強を強いられる。明日は入試で,元締めとしては激務があるのに。Dさんにリンクしていただいたおかげでまたまた助かりましたが,「この文献を読んできなさい」と言われた学生の気分 爆。たまには雑務でぼけた脳味噌の軽運転にいいだろう。 http://www.whitehouse.gov/blog/2014/01/22/renewed-call-action-end-rape-and-sexual-assault から。Dさんの記述とは重複する部分があっても,編集しません。論文なら「D(2014)が指摘するとおり・・・」と,顔を立てなきゃいけませんが。ご容赦ください。 >A report just released by the White House Council on Women and Girls entitled, “Rape and Sexual Assault: A Renewed Call to Action” reveals that nearly 1 in 5 women, and 1 in 71 men have experienced rape or attempted rape in their lifetimes. これだと,学生じゃなく「全女性の5人に1人が生涯に暴行ないし暴行未遂」ですね。 >Lauren was raped during her sophomore year in college, by someone she knew and trusted. 全米のはなしをするのに,たった1人(たぶん仮名)の経験談をあげるのって,どうですかね。「This is the case more often than not.」と断ったとしても。しかも以下を読むと,彼女自身も男友達に警戒心はなかったようだし,酒を飲んでいたようだし。だから,ぼくが前の回答で「得体の知れないコンパ-に行ったり,気安く友人の家に遊びに行ったりするな」と書いたでしょ。これは,一国の大統領じゃなくても言える常識では? つぎに, http://www.whitehouse.gov/sites/default/files/docs/sexual_assault_report_1-21-14.pdf から。なに? たった33ページなの? 中身はなにかの要約のようですが,もしこれが本体なら卒論だって通らないよ 笑。 ・全女性の5人に1人は上述とおなじ。 ・Women of all races are targeted, but some are more vulnerable than othersからみると,米国特有の人種問題もからんでいるらしい。 ・Most victims know their assailantsからみると,「ゆきずりの犯行」ではなく,「顔見知りに気を許すのが危ない」という警告。これは,いまは常識ともいえ,うちの大学内にも注意を喚起するポスターがあったと思います。 Young people are especially at risk: nearly half of female survivors were raped before they were 18, and over one-quarter of male survivors were raped before they were 10. College students are particularly vulnerable: 1 in 5 women has been sexually assaulted while in college. ここからが本質問の核心でしょう。ここの文脈からみると,最初の被害時の年齢階層を述べていますから,「被害を受けた女性の5人に1人は大学(日本でいう専門学校も含むかもしれない)在学中の事件が最初だった」と読めます。ただし,18歳未満の場合は reped と表現され,女子学生についてはsexually assaulted(たぶん未遂も含む)と異なります。 後ろにも「As noted, 1 in 5 women has been sexually assaulted while she’s in college.」とか,38パーセントが18~24歳に被害を受けたという図があります。大学院生や社会人学生もふくむので大学在学年齢の上限はきちんと切れませんが,上述の38パーセントの内訳が,20パーセントは学生で,18パーセントは社会人だったと解釈できます。 いっぽう,「Some 12% of high school girls report having been forced to have sexual intercourse. And up to 38% of runaway teens say that sexual abuse is one of the reasons they left home. College students are especially at risk: 1 in 5 women has been sexually assaulted while in college.」の文。「女子高校生の約12パーセントが性交を強いられたことがあると回答した」は,高校在学中かどうか判然としませんが,図中の11~17歳30パーセントの内訳として12パーセントと読むことはできます。これに同じ女子学生についての記述が続きますが,こちらの文脈では「全女子学生の5人に1人が大学在学中に被害を受けたと回答した」と読めます。 この部分は引用ですが,出典のタイトルを見ると,The Campus Sexual Assault および College Women’s Experiences with Physically Forced, Alcohol‐ or Other Drug‐Enabled, and Drug‐Facilitated Sexual Assault Before and Since Entering Collegeとありますから,教育機関での犯罪を述べたもののようです。うしろの注記には,Data were collected using a web‐based survey from undergraduate students (5,466 women and 1,375 men) at two large, public universities. とあります。2つの大きな大学で,ウェブ調査した結果です。この調査方法で正確なデータがとれるか疑問ですね(ぼくが「サンプリングに問題はないのか」と疑問を呈したとおり)。かつ,この結果を短絡的に全米に敷衍したのはホワイトハウス委員会だと推測されますが,オバマさんもあんまりいいブレーンをそろえてませんね 笑。大統領選挙のために,なにかの社会操作を急いだ事情もあるのでは?(とくに保守派の支持をえるために。受け売りした日本の○経新聞もそうですよね 爆) なお,前の回答で「大学は全事件の8分1しか報告を受けていない」という解釈を書きましたが,「Reporting rates for campus sexual assault are also very low: on average only 12% of student victims report the assault to law enforcement」を読むと「法的手段をとっていない」ということのようです。
さらに補足。 背理法で考えてみましょう。仮に大学生の2割が強姦されていることになると、一学年あたりの女子大生が300万人だから、毎年60万人が強姦されていることになります。これで53年分の統計を取ったら、3180万人になりますね。被害者の全体が2200万人なのだから、多すぎるでしょう。一学年が300万人ではなかった年があったとして割り引いて考えても、アメリカの性被害者は、あたかも大学生しかいないかのような様相を呈してきます。これはおかしい。 そこから考えても、全被害者の2割が、大学時代に性被害を受けた考えるのが、正しいように思えます。英語発表は正確だとしても、産經新聞が解釈を間違ったのではないか・・・。訳は間違っていないが、文脈を取り違えている気がするんだよなあ。というわけでNo4,5からの一連の回答で、「論破できる人いますか?」という要望に応えたと思います。私は産經新聞は元々あまり信用していないんですけれども、今回、全く信頼できなくなりました。面白おかしい方向に解釈を捩じ曲げているのではないか。 でもpさん、もし私が間違っているようなら遠慮なく、訂正して下さいね。数字とか、統計などは、たぶんpさんの方が強いと思うんですよ。聞くは一時の恥ですので。
数値について補足。 >しかし女子大生の20%よりは低い数値だと思います。 レポートのはじめに、全人口で女性がレイプされる割合は2割だと書いてありました。このうち、大学時代にレイプされた割合が2割だとすると、全人口の4%ということになります。これが440万人。 アメリカの女子大生の総数は1200万人だそうなので、440万人はさも多いように思えます。440÷1200をやると、37%近い女子大生が強姦されていることになります。しかし440万人が全員、現役の女子大生ではありません。その中には、現役の女子大生のみならず、かつての女子大生も入っています。したがって安易に440万人という数字を1200万人で割ることは出来ないでしょう。 仮に18歳から70歳までの統計を取っているのなら、次のように考えなければならない。53年分のデータの蓄積が、440万人なのだ、と。これで計算すると、各学年の女子大生の性被害者の割合は、 2,76%という数字になりますね。 これなら何となく、さもありなんという気がしますけれど・・・。
一応、ホワイトハウスのレポートを読んだ私の感想。 http://www.whitehouse.gov/sites/default/files/docs/sexual_assault_report_1-21-14.pdf 【要点】 質問文だと、あたかも女子大生の20%がレイプされているように読めます。実際、産經新聞は「大学在学中に女性の20%が性的暴行を受ける」と報じています。しかし、原文では「女性の5人に1人」としか書いていないのです。となれば、レイプされた女性の20%が女子大生と言っているのではないでしょうか。 【根拠】 ホワイトハウスのレポートの10頁。ここではレイプされた女性の全体の統計が示され、そのパーセンテージが説明されています(図を添付したかったが、OKが誤作動を起こすので断念!)。この説明の流れで、次のような説明がなされています。 >College students are especially at risk : 1 in 5 women has been sexually assaulted while in college . この「women」を 女子大生と読むか、被害者の女性全体と読むか、が問題です。統計表が横に置かれてその数値を解説する流れであることと、「women」としか書いていないことから、私は、レイプに被害にあった女性の5人に1人が女子大生であるという指摘に読めました。 もちろん、これでも十分にショッキングな数値です。しかし女子大生の20%よりは低い数値だと思います。 【納得できる点】 さて、こういう解釈の仕方で整合性はとれるのでしょうか。pさんが指摘しているように、 >個々の学生に直接の質問票調査か面接調査をすることが必要ですが,膨大な学生がいますから,当然にサンプリング調査をしたはず。その方法はどうだったのか。 という疑問は起きます。しかし女子大生を調査したのではなく、レイプ被害者の訴えで統計を取った結果、2割が女子大生だったというのなら納得いきます。レイプ被害を出してきた時点で、どのような状況だったのかを聞き取り調査しているはずだからです。 【確認のために】 手元にその資料がないので私は読んでいませんが、註15に書いてあるものが、その調査資料です。私の解釈が間違っているかもしれないから、気になったら、以下をめくってみて下さい。以下コピペなのでゴチャッとしていますが。 Krebs, C. P., Lindquist, C. H., Warner, T. D., Fisher, B. S., & Martin, S. L. (2007). The Campus Sexual Assault (CSA) Study (221153). Washington, DC: National Institute of Justice, U.S. Department of Justice. [Hereafter cited as CSA (2007)].; Krebs, C. P., Lindquist, C. H., Warner, T. D., Fisher, B. S., & Martin, S. L (2009) College Women’s Experiences with Physically Forced, Alcohol‐ or Other Drug‐ Enabled, and Drug‐Facilitated Sexual Assault Before and Since Entering College. Journal of American College Health, 57(6), 639‐647.
pさん、私も何となく眉唾だなあと思いつつ、確かに報道には何かしら根拠があって、どうしたものかなと思っていました。その後、再検索したら、見つけましたよ。White House Council on Women and Girls, rape, studentというキーワード検索で、出てきました。 ホワイトハウスの声明が以下の通り。 http://www.whitehouse.gov/blog/2014/01/22/renewed-call-action-end-rape-and-sexual-assault またレポートの詳しいやつが以下の通り。 http://www.whitehouse.gov/sites/default/files/docs/sexual_assault_report_1-21-14.pdf まだ私はレポートをパラパラとめくっているところなので、何か言うべきことがあったら、後で書き込もうと思います。 というわけで、質問者さん、まだ調べ中です。
http://okwave.jp/qa/q8463217.html の続編ですね。そして「ネタ元を出せと言」ったのはぼくなので,「これを論破出来る人いますか?」におつきあいしましょう。Dさんの補足情報が助かりました(日本語ではなく源に近いはずの英語版のほうがいい)。 ぼくが「原典」と書いたのは,報道ではなく,分厚い分量になったであろう White House Council on Women and Girls の報告書そのものです。もっと詳しくは,下請けで調査したはずの調査会社の報告書そのものです。どういう調査方法をとったのかが,学術的にはきわめて重要です。また,sexual assault とは具体的にどういう行為だと定義するのか。これらもネットのどこかに掲載されているのかもしれませんが,ぼくはそれほどひまではないので探していません。 あなた(および日本の報道)が「6%の男子学生が・・・」とする部分は, >One study cited by the report found と英文報道にありますから,ホワイトハウス委員会自身が調べたのではなく,なにか別の調査の引用と思われます。だから,1文で続けて書くのはまずいです。これもその報告書の原典にあたることが必要になってきます。 >The Education Department has investigated and fined several schools for not accurately reporting crimes. とありますから,各大学から学内犯罪について教育省に報告があるのでしょうが,すべてを把握できていないらしい。 >Violent crime can be underreported on college campuses ともある。 >A White House report highlights a stunning prevalence of rape on college campuses, with 1 in 5 female students assaulted while only 1 in 8 student victims report it. がこれに呼応する記述だとすると,各大学からの報告の8倍の被害者がいると推定され,それから5人に1人という値がでたとも読める。8倍の値をえるためには,個々の学生に直接の質問票調査か面接調査をすることが必要ですが,膨大な学生がいますから,当然にサンプリング調査をしたはず。その方法はどうだったのか。回答の正確さ(真実を答えているか)はどうなのか。 このような不明瞭な点は残ります。 とはいえ,「政府が問題にするくらいに蔓延している」とはいえるでしょう。ただし,大学内犯罪だけをとりあげているのではなく,米国社会全体についての報告書の1章が大学に宛てられていて,大学には隠蔽体質があるという点が問題とされているようです。
お礼
5446人の女性をランダムに調査して,その返答の性的被害者の20%が女子大生だった・・・ そして,その質問に返答してきた女性は性的暴行を受けていない人より性的暴行を受けた被害者が多く返答してきた。 そのため全体の20%が女子学生の性的被害というおかしな結果になったんですね。 被害を受けた学生が多く回答して来た可能性があるという回答で納得しました。