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USBインストールのOSが別のマシンで動く理由とは?
- USBにインストールしたOSが別のマシンでも動作する理由とは?
- インストールしたUSBを別のマシンに挿しても普通に使える理由について説明します。
- コンパイルがハードウェアに依存するという情報と、DebianやUbuntuのリポジトリに存在するコンパイル済みパッケージとの矛盾についても触れます。
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正しく抽象化されたOSなら、別のPCで動くのが当たり前ですよ。 ただ、主流となっているWindowsの場合は 正しく抽象化されるされないの問題ではなく 単純に"一つのPCに一つのOS"という思想で作られているので チップセットが違うだけで、まったく起動しないようなことが起きます。 正確には、抽象化した上で、対応するデバイスドライバーが用意されているかどうか? という問題なんですけどね。ドライバーがある程度揃わなければ、抽象化が不完全なわけです。 Windowsの場合は、デバイスドライバーを自社で作らず 他社に用意されるという支配構造があるがゆえに 逆に、Windowsのインストールディスクに、収録できないドライバーがあります。 そのため、別のPCに移した際に 自動的に、別のドライバーが有効になって働くようになっていないようです。 (具体的な挙動は知りませんが、Windowsのほうが特殊とも言えます) 事前に、Windows用の存在するドライバーのすべてを組み入れて それでも、別のPCに繋ぎ変えて、普通に起動できないようになるのかどうか? そのへんは知りませんが、チップセットドライバーを数種類 同時に導入しておけないなら、そこに問題があるのかもしれません。 ただ、Linux系OSでも、Android端末にUbuntuを導入するような事例では チップセットに相当する部分とCPUやGPUを統合したSoC(System on Chip)が 何種類もあるため、同じインストールイメージで、何でも対応できるというわけに行きません。 これは、ARM系のシステムにおいては、Linuxも抽象化が不十分と考えることができます。 (IBM PC/AT互換機ではBIOSという共通基盤があるから、そこは比較的容易だったようです) コンパイルがハードウェアに依存するというのは、一次的にはそうだとしても 二次的には、自由度が広いと言えます。 クロスコンパイルという言葉がありますが、intel x86-64の環境の中で ARMのためのコンパイルを行なう環境を構築したりもできるので 開発に使うハードウェアが、他のハードウェア向けのコンパイルの可否を左右するわけではありません。 (ちょっと手間がかかることにはなりますが) また、コンパイル済のバイナリーが、ハードウェアに依存するという話は するようにも、しないようにもできます。 単純問題、判別して適宜対応する仕組みがあればいいわけです。 もちろん、Ubuntuでも現在はi686(PentiumII,Pro)向けとしてコンパイルしているので そのままでは、Pentium/60MHzとか、iDX4/100MHzとかで動かせません。 ただ、これらCPUのシステムでは、メモリーが128MB未満だったりして そもそもインストールできなかったりもします。 そういった実践的な下限として、i386からi686に移行することによって PentiumII,Proから採用されたCPUの機能を、OSの標準として据えて 動作を効率化できるという判断があったわけです。 でも、i686相当では、より新しい世代のSSE3のようなものは対応外となります。 ですから、それを利用するソフトが個別に、対応できるならすればいい。 そういった考え方で作られるソフトも多々あります。 WindowsやMacOSXのようなプロプライエタリーOSでは CPUごとに、カーネルを別に用意したりしませんし アプリケーションでも、販売されているものは、対応CPUの範囲は広いものになっています。 あれば新しい機能は使う、なければ古い手法で処理する。それがあたりまえとなります。 ただ、Windows8でNXビット無しで切り捨てられるCPUがあるのに対して Ubuntuでは現在CPUにPAEが無いとインストールディスクから起動すらできないのですが… (PAEが必須の構成でコンパイルされたカーネルで起動しようとするからです) しかし、PAEが無くても動くカーネルを作ることもできるので XubuntuやLubuntuでは、今もPAE無しで起動できるようになっています。 あるいは、Ubuntu Studioが標準とする、リアルタイム仕様のカーネルも用意されています。 誰もが違いを体感できるのかは知りませんが、音質向上にも効果があるそうで 一部には、LinuxのほうがWindowsよりも音が良いという主張まであります。 (私は観測できないので、それについてはノーコメント) オープンソースライセンスのOSであるがゆえに 誰もが、似たようなものの中から、良いほうを選ぶ自由もあるし 自分で仕立て直す自由もあります。 最高にすばらしいのは、その仕立てた人が、それを第三者に配布もできることでしょう。 WindowsにもnLiteのように、軽量版を作るツールはありますが それで作ったインストールディスクを、第三者に配布する権利が認められていません。 XPのSP3統合ディスクなんかも、配布できません。 結果的に、Linuxのほうが手間がかからず、そのため簡単に見えてくることもありますね。
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- kteds
- ベストアンサー率42% (1882/4440)
> 分かりやすくご教授下さい。 USBではなくても、インストールしたHDDを外して他のPCに接続しても動きます。(すべてのPCで正常に動くというわけではありませんが・・・) LiveCDは他のPCでも動くのが一般的ですね。(汎用性を重視して作成されている) それと同じことですので、別におどろくことではありません。
お礼
ご回答ありがとうございます。 HDDも今度試してみます。
- o_tooru
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OSの中心部のプログラムは、どのマシンで有っても共通です。 ただ、LANカードやディスプレードライバなどといったデバイスドライバーは OSを起動した時点で、適切なものを適応できるような仕組みにしているわけです。 ですので、初期でドライバーを持っている物でしたら、どのPCであっても 問題なく動きます。(あまり古いPCですと、動きません) ただ、デメリットとしては、ドライバーを適応させるために認識させるために 起動時に時間が掛かります。また、初期でドライバーを持っていない機器は 使えません。 USBだけでなく、CD-ROMブートでubuntuなども動いたりしますよ。
お礼
ご回答ありがとうございます。 インストールするのは LiveCD のケースとは違うと思っておりました。 ご回答ありがとうございます。 確かに、同じマシンであってもパーツを取り替えたりしたことによって 動かなくなったりしたら困りますもんね。 $ dmesg のログもほとんど読んだことがなかったものでして、 思いが及びませんでした。
- Tacosan
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根本的に「インストール」という言葉を誤解してる. 「インストール」は単純に「動くようにする」だけであって, 「そのマシンに最適化する」かどうかとは (少なくとも直接の) 関係はない. あと「コンパイルがハードウェアに依存する」については, 「完全に無関係」ということは (VM を使わない限り) ありえないので「ある程度依存する」というのは事実. ただし, その「ある程度」が「どの程度」なのかは設定などによる.
お礼
ご回答ありがとうございます。 インストール時にはファイルをコピーするだけでなく、 ハードウェアの構成情報からプログラムの設定に手を加えている と思っておりました。 そういうことをしていたとしても、変更可能な手順である、 ということでしょうか。
インストールしたのはパソコンじゃなくてUSBメモリですよね? USBメモリで起動するようにしてるんだから他のPCで動くのは当たり前です 何がしたいの?
お礼
ご回答ありがとうございます。 http://okwave.jp/qa/q8406776.html
お礼
たびたび詳細な回答をしていただき、本当にありがとうございます。 おかげさまで、だいぶ理解を深めることができました。 ハードウェア構成は OS 起動時にチェックして その構成に対応可能な状態を毎回作り上げている、という感じなのでしょうか。 OS の機能や仕様については色々と難しい話があるのですね。 新しめの機種を使っていれば ほとんどのLinuxディストリビューションは問題なく動くので 気にしたことがありませんでした。